プルデンシャル生命保険 従業員の不正行為(その2)

プルデンシャル生命で発覚した大勢の従業員が行ってきた詐欺行為。日本経済新聞も1/20付けで第2報にあたる記事を掲載していました。当ブログでも指摘していた賠償責任に対する同社の姿勢についても書いてます。

同社のコメント

「顧客との密接な関係を悪用した金銭詐取や不適切な投資商品の勧誘。収入の不安定さから金銭貸借を依頼する事例などが報告されている」とし、同社がとる実績主義・歩合制の問題点を指摘しています。

498人から不適切に受け取った31億円弱のうち元社員らが返還した金額が約8億円。差し引き23億円ほどが未補償となっていることについては、「法的責任を超えた弁済は生保としての健全性・公平性を揺るがす可能性があり、慎重な対応が必要だ」という無責任なコメントも(ここが問題)。

同社としてはこれまでの運用態勢等の問題を認識しつつも、上記のような無責任な対応をとっているわけです。自社の運営・態勢が根本的な原因なのに、生保としての健全性・公平性を盾に弁済から逃げようとするこの姿勢。多分国内生保ではありえない酷い対応だと思います。

株式会社サンウェルズ まだまだ揉めてるみたいで

株式会社サンウェルズは1/16、「監査等委員会による外部弁護士への社内調査の委嘱に関するお知らせ」を公表しました。以前当ブログでも取り上げた、有料老人ホームにおける約28億円の診療報酬の不正請求が発覚したあのサンウェルズです。

社長による運転代行サービスの不正使用

今度は社長による運転代行サービスの不正使用だそうです。本来の業務に使用するだけでなく不正な利用があったようで、その金額もそれなりのもののようです。同社が東証グロースに上場する際に外部機関に提出した審査用資料等においても、虚偽の記載となっていたのではないかとの指摘を受けているそう。

まぁ、28億円の診療報酬の不正請求に比べれば大した金額ではなさそうですが、ここの社長、なにからなにまでやりたい放題。

先日公表した業績の下方修正でも、従業員がどんどん辞めていって、施設の運用がままならなくなっていることが説明されていました。株価も安値更新中。とうとう「終わり」の始まりのようです。社長が追放され、会社が上場廃止になるのは構わないけど、施設の利用者が路頭に迷うなんてことがないようにしてほしいものです。

プルデンシャル生命保険 従業員(営業員)の不正行為(詐欺)

またしても生命保険会社の不祥事が発覚しました。不正を公表したのはプルデンシャル生命保険。プルデンシャル生命保険株式会社は、アメリカ最大級の保険・金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルの日本法人。いわゆる外資系保険会社ですね。

保険営業員が本業に関わる不正で顧客から不正に金銭を詐取した事例が3件、被害額は約6000万円。さらに、本来の保険業務とは別に、社員が顧客に対し無認可の金融商品を紹介して出資金などをだまし取るケースでは、顧客498人に対して顧客に損失を与え、不正に受け取った金額は総額30億8000万円に上るそう。

際立っているのは、顧客498人から約31億円を詐取していた営業員が106人もいたことです。これだけ大勢の営業員が不正を働いていたという事例は過去にはなかったと思います。今回公表された調査結果についてはまだまだ断片的な印象が強く、今後さらに被害が拡大することもありそうです。

そして気になることがもう一つ。本業に関わる不正と、同社保険業務とは別の詐取事案という仕分けで調査結果を公表していること。後者についてはまるで同社が関与しておらず、同社に弁償する義務はないと言わんばかりの表現になっているところです。一昨年辺りから不祥事を連発してきた同社ですが、やっぱりおかしいよ、この会社。

日野自動車 三菱ふそうトラック・バスと経営統合へ

日本経済新聞は4/22、「日野自・三菱ふそう統合へ 持ち株会社設立 来年4月上場めざす」と報じました。トヨタ自動車傘下の日野自動車と独ダイムラートラック傘下の三菱ふそうトラック・バスが、経営統合で最終合意する方向で調整に入ったとのこと。持ち株会社を設立し、2026年4月を目標に上場をめざすとしています。

経緯

一昨年には基本合意していた経営統合でしたが、日野自動車のエンジン認証不正への対応が長期化し、米国などで集団訴訟を起こされ、制裁金として12億ドル(約1700億円)を米当局に支払い和解するという展開に。認証不正で1700億円ですよ。これは痛すぎますね。

公正取引委員会による審査のメドもたったようで、早ければ5月にも日野自動車と三菱ふそうの経営統合が最終合意するということです。それぞれの親会社であるトヨタとダイムラートラックが持ち株会社を設立し、日野自と三菱ふそうを完全子会社に。持ち株会社は26年4月を目標に東京証券取引所プライム市場への上場を目指すんだそう。

合併ではなく

合併じゃないんですね。両社は持ち株会社の下に並列するだけで、従来通りの経営が続けられるということのようです。なんとも中途半端な統合になりますが、次はやはり日野自動車を三菱ふそうに取り込む作業が始まるんでしょうね。人事や経理、総務といったいわゆるバックオフィスはそのままというのは非効率すぎます。日野自動車という社名の消失に向けてカウントダウンが始まったと覚悟した方がよさそうです

すき家の異物混入 今度はゴキブリ 全店を一時閉店へ

すき家は3/29、「異物混入に関するお詫びと全店一時閉店に関するお知らせ」を公表しました。今度は昭島駅南店(東京都昭島市)で提供した商品にゴキブリが混入していたとのこと。テイクアウト商品を購入した顧客からゴキブリが混入していたと電話で連絡があったといいます。

ゴキブリ→ネズミ→ゴキブリ

今回の公表文によると、2025年1月に別の店舗においても異物混入が発生していたようです。おそらくゴキブリでしょう。ネットで過去分を調べてみると、2022年にも麦茶の中にゴキブリが、という記事もありました。異物混入の常連さんなんですね。

経営陣による自己満足の再発防止策

ネズミ混入事件を当ブログで取り上げた際、「「提供前の商品状態の目視確認の徹底」というのも気になるところ。目視でより小さな異物(ゴキブリや虫など)って確認できますか?現実離れした本社だけが満足する改善策。現場との乖離があるように見える」と、ルールの実効性などを指摘しました。

あれからわずか1週間でまさに想定していた事象が発生するとはね。問題の本質は目視とかではなく、害獣や害虫が店舗に居ること、容易に侵入できるってことです。今回の開示では約1週間店舗での営業を停止し、専門の害虫駆除会社による駆除施工を実施するとのこと。当然ですね。

しかしこれだけでは不十分。定期的な害虫駆除と、薬品等による害虫等を侵入させない仕組みや店舗構造等の見直しなど、徹底的かつ根本的な対応が求められますよ。あと、一時閉店を「ショッピングセンター内などの一部店舗を除く」というのも気になりますね。閉店すると契約上ペナルティがかかるから?ここでコスト惜しんでどうするの。