重点戦略17分野のフードテック。そのもう一つの柱が陸上養殖です。こちらも課題ははっきりしています。気候変動による海水温や海流の変化により、獲れる魚種が変化したり、獲れなくなったり。さらに、日本食が世界に認められ、魚を食う人口が増加し、需給バランスが崩れたり・・・など。
海洋環境の変化の影響を受けずに、日本人が好む魚種を計画的に生産できる陸上養殖は今後不可欠な技術になるでしょう。今ではマグロやブリ、サーモンなどで実証実験が盛んに行われています。
不可欠な技術なのに、株式市場ではほとんど注目を集めてません。イラン、ホルムズ海峡の問題が起きて以降の原油高で、水産業はむしろ売りのターゲットにされてきました。そのため、テーマとして認識されることもなく現在に至っている感じ。
水産業以外でも様々な業種から新規参入が見られますが、どれもこれも実証段階といったところ。それでも、海面環境の変化や災害などにより、海面ではなく陸上での養殖が注目される機会は今後も増加すると思われます。どういったブレークスルーが起きてくるのか、注目したいと思います。