重点戦略17分野については、関係各省庁がやりたいことを羅列しただけで、国策として全然絞り込んだ重点施策とは言えない、なんて批判もあります。しかし、投資家としてはそうした施策の中から、これは社会の課題解決になる、ビジネスとしても成功すると思われるものを選び、投資していけば良いだけです。
温暖化による日本の気象変動。その影響で農作物が大きなダメージを受けるのはもう既成の事実。であれば、農作物を気候の影響を受けないところで作ろう。さらに、作り手がどんどん減少している。であれば、機械化による植物工場を、なわけです。
幸い、地方では過疎化に伴い学校の廃校があちこちで起きていますし、従来産業の工場閉鎖による廃工場や工場跡地も増加しています。植物工場の容れ物は不自由しないわけです。土地代、建物代がかからないビジネスは魅力的です。水資源が豊富な日本。植物工場にとっての利点も少なくありません。
そこへAIも含めた機械化という技術(自動収穫ロボットなど)も実用化されつつあります。そこで今回はデンソーに注目しました。日本の自動車産業が大きく発展する際にその産業を支えてきた企業です。あのQRコードを開発したのも実はデンソー。今、AIを使用した自動収穫ロボットの研究を進めています。
植物工場はそこで生産される農産物で儲けるだけでなく、植物工場の構築や運用自体が産業となり、日本同様、もしくはそれ以上に厳しい気候環境の国々への輸出で稼ぐことも可能でしょう。