プルデンシャル生命保険 営業員157人で約61億円だと

プルデンシャル生命保険は10/8、営業社員らによる金銭詐取問題を巡る調査委員会の報告書を公表しました。営業成績重視の企業文化が不正の要因となり、経営陣がリスクを認識していたにもかかわらず、改善策など適切な対応をとらなかったと結論づけています。

今年1月の第1報では、社員や元社員ら100人以上が顧客から総額31億円ほどを不適切に受け取っていたという内容でしたが、調査委員会による調査結果では倍の約61億円に。関わった営業員の数も157人に増加しました。やはり物凄い規模の不正になりましたね。同事案に関わった社員157人は処分済みとのこと。

改善策では、最低保証給の導入や顧客のアフターサービスに対する報酬比率の引き上げ、新規契約あたりの販売手数料の支給期間の変更といった施策が並んでいますが、要はこれらをやっていく限り爆発的な収益は望めず、そこらの生命保険会社と同じレベルの収益率になっていくということ。

これだけの悪評を引き摺りながら、普通の保険会社になっていくとすれば、この会社、もうおそらく復活できないでしょうね。じきに、会社としての同業者への身売りや、それでも残った従業員たちの転職あっせん・・・みたいなフェイズになっていきそうです。

タイムズカーの次は焼肉きんぐ あなたも被害者 勢いを増すサイバー攻撃

大手企業へのサイバー攻撃が相次いでいます。9月以降で20事案以上。大量の顧客情報が流出し、各社とも対応に追われています。タイムズカーでは660万件の個人情報(免許証の画像含む)が流出 し、「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションも、約1078万件の漏洩(ろうえい)を発表しています。

とうとう悪用可能な高性能AIを低コストで利用できる状況になってきたって感じですね。「AIが人類を滅亡させる」みたいな話もありましたが、その前にAIによるサイバー攻撃への防御の方が優先ですよ。「コストが、コストが」などとやらない理由を言ってないで、システムの対応・対策を急ぎましょう。

攻撃目的が

これまでは大企業を狙って情報を取得し、それを人質にして金を脅し取る。というのが攻撃者の目的になっていましたが、足もとで流行っているのは個人情報等を手に入れ、露骨に当該個人を標的にしているところ。本物のハッカーではなく、素人っぽさを感じさせます。まだまだ増えそうですね。

漏えいした情報が悪用される例も既に出ています。漏れてしまった情報は取り戻せません。不幸にもその対象となってしまった個人の皆さん、くれぐれもフィッシング等の手口に引っかからないように。

横浜市長選挙が告示 パワハラ辞職の前市長も出馬

パワハラ問題で山中竹春前市長(54)が辞職したことに伴う横浜市長選が4日告示されました。予想通り前市長が出直し出馬。そのほか自民党県連などが推薦する弁護士の原沢敦美氏(59)ら、新人6人の計7人が立候補しました。投開票は10月18日。

人間の記憶っていい加減なもので、パワハラの事案ももう忘れかけてそうな感じですね。今回の選挙は山中氏に市政運営を継続させるかどうか、が主な争点となりそうです。当時はこんな奴に市長は任せられない、という雰囲気だったと思われましたが、少し冷めた現状では、「経験のない新人6人に任せるくらいなら、前市長の方が・・・」なんて雰囲気も。

また、ちょうどいいタイミングで、「中央への影響力がない市長では予算がカットされてしまうのか」みたいな怪しい事案も耳目を集めており、そういうことを気にする向きもありそう。経験があり、これまで政策面では一定の評価を受けてきたパワハラ前市長に有利な展開になるんでしょうか。自民党が推すのは原沢氏の方みたいだけど。

東レ 滋賀事業場の敷地内の工場で爆発事故

10/5、午後4時45分ごろ、大津市園山1丁目、東レ滋賀事業場で爆発事故が発生しました。敷地内の工場でガスのようなものが爆発したとみられ、男性1人と女性2人が負傷し、救急搬送されました。

この爆発で壁が崩れ、男性1人(35)が脊椎骨折の重傷を負いました。女性2人は体調不良を訴えて搬送されましたが、けがはなかったとのこと。

滋賀事業場はJR東海道線石山駅の近くにあり、東レの工場や研究施設などが集積している場所です。発生現場は東レの関連会社「東レ・ライクラ」の工場だそう。現時点(10/6朝)では、東レからこの事故に関する開示、お知らせ等はありません。

東レでは今月、「東レ100周年繊維総合展」を開催(10月14日~10月16日)するんだそう。100周年という節目の年に、残念な事故が起きてしまいました。

JFEスチール 日本製鉄でも豪雨被害が

8月の千葉豪雨と9月の台風25号、さらに記録的長雨による被害状況が毎日報道されています。住宅等の浸水被害や車の立ち往生、土砂崩れなど、毎日ニュースが流れていますが、企業の工場でも被害が出ているようです。

JFEスチールは25日、8月の千葉豪雨と9月の台風25号で東日本製鉄所千葉地区(千葉市)の一部設備が冠水し、鉄鋼の生産に影響が出ていると発表しました。高炉は稼働を続けていますが、通常操業に復旧するには時間を要するといいます。

また、台風25号を巡っては、日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)でも冠水の被害がありました。台風の影響で21日に製鉄所の操業を全面的に停止しましたが、高炉の稼働は既に再開しているそう。

企業の場合は、ネガティブなニュースを積極的に発信しないし、メディアにとってもあまりニュースバリューがないのか、取り上げられません。しかし、鉄の生産が止まれば産業界への影響は小さくありません。もっと取り上げてほしいものです。