2か月半ぶりに東京に戻ってまいりました 今度はアフラックかぁ

母親の体調不良ということで、4月中旬から実家に戻っておりました。その後5月に母親が亡くなりまして・・・。94歳ですから今の時代でも大往生と言っていいんでしょうね。遺品の整理やら空き家になる自宅の解体等処分を行い、6月末に東京へ戻ってきました。

意外に大変でした、事後の対応。昭和一桁生まれで戦後の混乱を経験し、物がない時代に育った人なので、物を捨てるということができなかったようです。驚くほどいろんなものが出てきました。金目のないものばかりでしたが。

ということで、ボチボチとブログ再開してまいります。

さて、情報持ち出しなど不祥事続きだった生保業界。今度はアフラックだそうで。第三者からの不正アクセスによる個人情報の漏えいで、その数なんと438万人分。うち23万人については顧客の保険料振替口座情報(要するに銀行口座)まで漏れてるらしいです。

こりゃぁ、かなり大きいですね。おそらく例によってランサムウェア被害。このあと身代金をめぐる対応等も気になります。

サンリオ 常務取締役の不適切な報酬受給

サンリオは4/16、「当社常務取締役の不適切な報酬受給の疑いについて」を公表しました。指名・報酬諮問委員会にて決定された同社の報酬額以外に、自らが執行を担当するグループ子会社から別途報酬を受領していた疑いがあるとのこと。

サンリオは根強い人気を保つ「ハローキティ」を筆頭に「マイメロディ」「シナモロール」などオリジナルキャラクターを多数開発。アジア、欧州、北米などに子会社を持ち、世界でライセンスビジネスを展開するキャラクターライセンサーの大手です。もちろん、東証プライム上場企業です。

この不正、内部通報で発覚したようですね。既に調査は開始されており、複数年にわたり、合計数億円の追加報酬を得ていたということです。同社の現経営陣には一人の常務取締役がホームページでも確認できますが、この日同時に公表された新体制においては常務取締役は居ません。多分この人ですね。

後に日経ウーマンが発表する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」で大賞を受賞された女性役員が有名になるなど、同社経営陣に悪い印象がなかっただけに、この不正は非常に残念です。同社はこの不正を踏まえ、常務取締役のすべての職務を停止させているようです。

ANAの整備業務 不適切な行為が複数確認されたとして国土交通省が業務改善勧告

国土交通省は4/14、昨年11月に発覚したANAの整備業務に関する不正を受け、業務改善勧告を行いました。2024年10月にも同様の事案により厳重注意を受け、是正対策を講じている(とANAは言ってる)中でのこのような事態。

要するに事態を重く受け止めていないってこと。1件は、整備士が社内規定で使用が禁止されているブレーキ油を航空機に補充してしまったという事案。整備士はミスに気づきながらも、整備記録には事実と異なる記録を残したうえ、隠ぺい工作までも。

そしてもう1件は、整備士が貨物機の貨物を固定するレールが摩耗していることを見つけましたが、「摩耗は軽微で処置は必要ない」と判断して運航を継続。後に修理が必要だったことがわかったというもの。

これだけ不正を連発しながらも適時開示はしない社風。投資家にしてみれば、「企業のホームページなんていちいち確認してられないんだよ」ってのが本音。そう、こういう企業はそこを逆手に取ってるんです。いつか起きるよ、悲惨な事故。

ベステラ株式会社 JFEクレーン解体工事事故(その2)

重さ約400tの円柱状のおもりの上で破砕用重機で解体していて、重りと一緒に重機や作業員が落下してしまった事故。当ブログでもその工事方法が妥当だったのかどうか疑問に感じていました。

4/14、工事を請け負った2社(ベステラ、東亜建設工業)に神奈川県警が家宅捜索に入ったとのこと。ベステラはすでに適時開示していましたが、東亜建設工業(請負業者)はお知らせのみ。ベステラは下請けという関係のようです。これだけ世間を騒がせておいて開示もしない、これは疑問ですね。

事故が起きた解体工事の前には、同じ現場で大型クレーン2台の解体が完了していましたが、おもりの上で作業する手法はこれが初めてだったということです。工期や工費を削るために別の工事方法を選ぶことになったんでしょうか。

様々な工事において安全性を重視し、多くの特許まで持つベステラだけに、今回の事件は腑に落ちないのです。業務上過失致死容疑で行われている家宅捜索で、そのあたりも明らかにしてほしいところです。

三社電機製作所 社外取締役を解任

三社電機製作所は4/10、「社外取締役解任に関するお知らせ」を公表しました。6月に開催される定時株主総会に当該取締役の解任に関する議案を付議することを決議したとのこと。

開示によると、取締役会等での議論内容に関する守秘義務違反や、他の役員を誹謗中傷する内容等を広めることによる業務妨害など、善管注意義務違反行為があったとしています。これらの行為の重大性及び取締役会において同氏に対して違反行為の是正を求めても、同氏がこれに応じなかったそうな。

この社外取締役、三井住友銀行→銀行関連会社の役員→日本郵政の役員→ゆうちょ銀行の役員→三社電機製作所社外取締役という経歴の持ち主。現在83歳だそう。とてもプライドの高そうな方ですね。しかし、何でここまでの状況に至ってしまったのか。

投資ファンド等は絡んでないようで、(社内)取締役の合議で社外取締役を追い出すってのはかなり珍しいケースかと。さてこの社外取締役、「不当な解任」などとして、この後戦うんでしょうかね。