東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件 KADOKAWA会長を逮捕

じわじわと拡大してきましたね、五輪汚職事件。最初はAOKIホールディングスでした。次に出てきたのがKADOKAWAです。同社会長が事件に関連して初めてメディアからのインタビューを受けていたときの受け答え。なかなかビシッとしてて良かったんだけど、直後にあっさり逮捕されてしまいました。

昭和のにおいが

この事件、正直言うとあまり詳細情報は知らないんですよね。世間もそうかもしれないけど、オリンピックも終わってしまって、今一つ興味がわかないというか。視聴率もあまり稼げてなさそうな。まだまだ統一教会の方が世間の興味を引いてる感じがしますね。

受託収賄容疑で逮捕された大会組織委元理事が79歳。贈賄容疑の側ではAOKIホールディングスの元会長が83歳だっけ。同じく贈賄のKADOKAWA会長が79歳です。いずれも昭和の時代に大活躍された爺さんたちですね。事件全体からも昭和臭がします。

今の日本を停滞させ、もしくは後退させてしまっているのは、この人たちのように昔の名前で出しゃばってくる高齢の重鎮たちなのかもしれませんね。もちろん昔は非凡な才能を発揮されてきたんだろうけど。肝心なところが時代について行けてなかったり。

反社と一緒やね

今回時代についていけなかったのは、みなし公務員への対応という新しい常識でしょうか。反社会的勢力との付き合いが御法度になったころとよく似ています。反社に関する新常識が欠けていた財界人や政治家、芸能人が叩かれまくりました。

五輪汚職事件、パーク24も名前が出てきましたが、まだまだ拡大しますでしょうか。森喜朗元首相(85歳)も参考人として任意で事情聴取だとか。いつもの流れだけど、政界へも飛び火するんだろうなぁ。

楽天 (楽天モバイル) 従業員の不正行為(その2)

先日、楽天モバイルで行われていた従業員の不正行為(キックバック)について書きました。同従業員が共謀していた取引先というのが、物流会社の日本ロジステックという会社でした。どこかで見たことあるような会社だなぁ、とは思ってましたが非上場企業でもあり、そのままスルーしてました。

民事再生法の適用を申請

日本ロジステックの近年の業績拡大に貢献してきたのが楽天モバイルだったようですね。携帯電話基地局整備といえば、楽天が最近最も力を入れてきた分野だと思われます。日本ロジステックは儲かったでしょうし、楽天モバイルから大きなお金が流れていたことは容易に想像できます。

そんな中での不正だったわけです。で、日本ロジステックなんですが、8月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しているんですね。不正を伝える当初のニュースで、「楽天モバイル側の申請に基づいて裁判所が預金口座にあった4億円を仮差し押さえした」なんてのがありました。このことと、直後の、売掛金(おそらく楽天モバイルからの)が入らなかったことが引き金になったということのようです。

9月1日に行われた債権者説明会で会社側は、「主要取引先(楽天モバイルと思われます)とのトラブルが解消すれば事業再生は可能」としていましたが、トラブルの解消の仕方次第でしょうね。キックバックによる着服以外に、粉飾なんかが新たに出てくる可能性も否定はできませんし。

楽天 (楽天モバイル) 従業員の不正行為に通信障害

当ブログでも何度も取り上げてきた楽天モバイル。このところドコモやKDDIの大規模通信障害に隠れて、あまり取り上げられることがありませんでした。企業として少し落ち着いてきたんかしら?と思いきや、やっぱりやってくれましたね。不正行為と通信障害の二本立てです。

従業員の不正行為

まずは従業員の不正行為。携帯電話基地局整備をめぐり、楽天モバイルが取引先から不正な水増し請求を受けていたということですね。水増し請求の損害は約46億円に上るそうで、一部は同社の当時の担当従業員側に還流していたとみられるといいます。キックバックですね。

取引先というのは、物流会社の日本ロジステック。日本ロジは楽天モバイルから基地局建設の部材の保管や輸送の業務を請け負っていました。日本ロジの役員が共謀(こっちが主犯?)していたようです。ちなみに、楽天モバイルの元従業員については8/12付で懲戒解雇になっています。

通信障害

上記従業員の不正行為を公表したのが9/2。その翌々日9/4には大規模な通信障害が発生します。2時間半程度で復旧したものの、全国で約130万回線に影響し、音声通話やデータ通信が利用しづらい状況になっていたようです。110番通報などの緊急通報もつながりにくい状況だったとのこと。

楽天モバイルが障害が発生していることを最初に利用者へ通知(自社ホームページに障害のお知らせを掲載)したのが、通信障害が起きてからおよそ1時間半後だったというのも、、、これまた問題ですね。やはり、いろいろ話題を提供してくれます。会社として一人前になれるのは、まだまだ先になりそうな気配です。

まだ揉めてるのね 仕組債(仕組み債)

9/1付け日本経済新聞に、「金融庁、地銀系証券会社に警鐘 『仕組み債』個人販売巡り」という記事がありました。かれこれ5年近く金融の世界から離れていますが、まだ揉めてるんですね、仕組み債。5年前と何も変わってないわ。

金融庁

最近日経では「仕組み債」と表記してますね。kuniが現役時代は「仕組債」と表記していたような。確かに素人には読み難かったのかな?名称から分かりやすくするという動向でしょうか。

今回金融庁が警鐘を鳴らしているのは、グループに証券子会社を持っている地銀の販売する仕組み債だそうです。まぁ、実はこれも5年前から一緒。仕組債の原資産となる株式や指数などを知らない銀行員が販売しているわけですから、トラブルが多いのは当たり前です。

素人が販売するわけですからリスクの説明がしっかりできません。商品の良いところだけを知った顧客(高い利回りに目がくらんだ)は、リスクをより詳しく知りたがらないという傾向も強いです。

で、マーケットが予想に反して動いた場合に、「そんなことになるとは思わなかった」、「そんなことは聞いてない」というトラブルになります。地銀の場合、販売員が説明責任を果たしているかどうかをチェックする態勢が脆弱、というのも一因だと思われます。

本気なのかね

そういうトラブルが増えると、金融庁が今回のように警鐘を鳴らし、業者に対して聞き取り調査や検査を通じて指導を行います。ここ10年以上ずっとこれの繰り返し。何もしないわけにはいかないので警鐘は鳴らしているけど、金融庁も実際のところこんな繰り返しでトラブルがなくなるとは思ってないでしょうね。ポーズってやつですか。

AGC 塩酸流出事故

AGCは8/29、「当社鹿島工場における塩酸流出について」を公表しました。なんとも物騒な事故ですね。濃度35%の塩酸が約1,228トンも漏れ出してしまったという事故です。怖い、怖い。

AGC株式会社

AGCは昔の旭硝子ですね。2018年に旭硝子からAGC株式会社に社名を変更しています。建築用、自動車用板ガラスを中心としたガラス事業を主力とする企業で、フロート板ガラスの生産量、自動車用ガラスの販売量では、世界1位(同社調べ)の市場シェアを持っています。

事故の概要

同社鹿島工場(茨城県神栖市)において、貯蔵していた塩酸が漏洩し、その一部が海水に流出したということです。1,228トンってのは化学品製造工場の塩酸貯蔵タンクのうち1 基に貯蔵していた分のすべての塩酸だそうです。

工場作業員3名が喉の違和感を訴えたため病院で受診しましたが、処置不要との判断だったとのこと。人的被害がなくて良かったですね。環境への影響も、「工場敷地外に影響を与える可能性は極めて低い」ということです。

続くときは続くもので

そういえばどこかで濃硫酸が流出したって事故がありましたね。8/16に発生、1,900リットルの濃硫酸。浜松市の日本ケイカルって会社でした。この会社は非上場で、明星工業とニチアスの子会社。続くときは続くものですね。両社とも発生原因をまだ公表してませんが、貯蔵タンク等設備の老朽化とかが影響してるのかなぁ。