株式会社ホクリョウ 千歳農場で火災事故

株式会社ホクリョウは4/10、「当社農場における火災の発生に関するお知らせ」を公表しました。4月8日夜7時半ごろ、「鶏舎が燃えている」と近くの住民から通報があり、約10時間後に消し止められたということです。

ホクリョウ(本社札幌市白石区)は北海道を地盤に、鶏卵の生産から取引先への販売まで一貫して行う企業。スーパーをはじめ、ホテル、レストラン、パン・ケーキなど業務用にも幅広く利用されています。北海道内の鶏卵販売で高いシェアを誇る東証スタンダード上場企業です。

焼損した鶏舎(ホクリヨウ千歳第二農場)は1棟(収容羽数約4万羽規模)ですが、本火災による人的被害はなかったということです。ただ、採卵用のニワトリ4万羽が死にました。同社は約250万羽を飼育しており、今回の事故による鶏卵供給への影響は軽微であり、同社の業績に与える影響も軽微であるとしています。

北海道という寒い地域だけに、重油を焚いて暖房するみたいな設備も稼働してそうですよね。そういう設備からの出火でしょうか。今のところ火災の原因等については調査中としています。

大王製紙(その2) 事故発生に関するお知らせ 適時開示はなし

大王製紙は3/10、同社ホームページで「事故発生に関するお知らせ」を公表しました。適時開示はしていません。なんでだろうね。こういうネガティブな事故情報もしっかり開示するべきだと思うけど。

「お知らせ」によると、被害にあい救急搬送されたのは、協力会社社員5名、大王グループ社員1名だとのこと。搬送時には2名の意識がなかったものの、その後意識は回復し、治療中だといいます。物的被害はなかったようで、周辺地域での環境被害も報告されていないということです。

製品供給についても、現時点では影響はないとしていますので、現在、精査中としている業績への影響もほとんどなさそうです。

定期修理中の設備建屋内で、一酸化炭素を含む燃料ガスが漏洩したとしていますので、漏えいしたのは一酸化炭素だけではなさそうですね。燃料ガスってなんだ? 漏洩原因は現在、調査中としています。

大王製紙 工場事故 男性6人救急搬送

3/10午前9時55分ごろ、岐阜県可児市土田の大王製紙可児(かに)工場で、作業中に何らかのガスを吸い、20~60代の男性作業員6人が救急搬送されました。一酸化炭素ガスを送る管のバルブ交換中に、同じ建物にいた6人が巻き込まれたということです。

大王製紙は総合製紙メーカーの大手。家庭向け衛生用紙では「エリエール」ブランドを展開しています。国内のティシューペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパーでトップクラスのシェアもつ東証プライム上場企業です。可児工場ではトイレットペーパーなどを生産しており、協力会社を含め約千人が働いているとのこと。

事故の状況からみて、一酸化炭素中毒だと思われますが、搬送された6人のうち50代と60代の計2人は会話ができない重篤な状態だったといいます。

製紙会社の工場って意外に事故が多いですよね。同社のグループ会社いわき大王製紙でも4年ほど前に発電施設の稼働中に爆発事故を起こしています。

フクビ化学工業 あわらバイオマス工場で火災事故が発生

フクビ化学工業は2/24、「あわらバイオマス工場の火災事故に関するお知らせ」を公表しました。2月24日(火)午前9時50分頃、フクビ化学工業 あわらバイオマス工場(福井県あわら市)において火災が発生したとのこと。

ここ数年、全国のバイオマス発電設備における火災や爆発事故が絶えません。同社の火災事故、まだ原因は特定されていませんが、当該工場内の製造設備(ミキサー付近)より出火したとのこと。

一昨年に経済産業省が公表した「バイオマス発電所における 爆発・火災事故及びその対応について」によれば、「事故の多くは、燃料(木質ペレット)又は燃料から生じた粉じんが、ベルトコンベア等の可動部から発生した摩擦熱等の着火源により引火・火災が発生し、状況によっては爆発も生じている。また、長期間の保管等によって、燃料又は 粉じんの自然発酵・自然発火により火災が発生している。」としています。

同社における事故もおそらくミキサーの摩擦熱等の着火源による引火ってところでしょうね。この火災による物的被害は軽微だったものの、従業員1名が負傷し、病院へ搬送されたということです。ちなみに同工場での火災事故は今回が初めてのようです。

わらべや日洋ホールディングス 札幌工場で火災事故

わらべや日洋ホールディングスは2/17、「札幌工場で発生した火災に関するお知らせ」を公表しました。火災は2/16の午後5時ころ、わらべや日洋食品札幌工場(白石区)で発生し、23時ころに鎮火。約6時間にわたり燃えています。

わらべや日洋食品は、コンビニエンスストア向けに、お弁当、おにぎり、お惣菜、調理パンなどを提供する東証プライム上場企業です。筆頭株主であるセブン‐イレブンが主要顧客で、得意分野とする弁当・おにぎりなどの米飯類については3割のシェアを確保しているんだそう。

火災発生当時、建物内にいた従業員約100人が避難し、30代男性が右手にやけどの軽傷を負ったとのこと。出火原因については現在調査中。物的被害については建物内装および設備の一部が焼損したとしつつ、詳細は調査中としています。

ここのところ、原材料価格の高騰を商品規格(量と価格の調整)の見直しや、ライン作業人数の削減などが聞こえてきており、今期売上高・利益ともに過去最高を更新する見通しだそうです。しかし、こうした利益優先の態勢によるガバナンス機能の低下が火災発生の原因になっていませんか?気になるところです。