東レ 滋賀事業場の敷地内の工場で爆発事故

10/5、午後4時45分ごろ、大津市園山1丁目、東レ滋賀事業場で爆発事故が発生しました。敷地内の工場でガスのようなものが爆発したとみられ、男性1人と女性2人が負傷し、救急搬送されました。

この爆発で壁が崩れ、男性1人(35)が脊椎骨折の重傷を負いました。女性2人は体調不良を訴えて搬送されましたが、けがはなかったとのこと。

滋賀事業場はJR東海道線石山駅の近くにあり、東レの工場や研究施設などが集積している場所です。発生現場は東レの関連会社「東レ・ライクラ」の工場だそう。現時点(10/6朝)では、東レからこの事故に関する開示、お知らせ等はありません。

東レでは今月、「東レ100周年繊維総合展」を開催(10月14日~10月16日)するんだそう。100周年という節目の年に、残念な事故が起きてしまいました。

JFEスチール 日本製鉄でも豪雨被害が

8月の千葉豪雨と9月の台風25号、さらに記録的長雨による被害状況が毎日報道されています。住宅等の浸水被害や車の立ち往生、土砂崩れなど、毎日ニュースが流れていますが、企業の工場でも被害が出ているようです。

JFEスチールは25日、8月の千葉豪雨と9月の台風25号で東日本製鉄所千葉地区(千葉市)の一部設備が冠水し、鉄鋼の生産に影響が出ていると発表しました。高炉は稼働を続けていますが、通常操業に復旧するには時間を要するといいます。

また、台風25号を巡っては、日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)でも冠水の被害がありました。台風の影響で21日に製鉄所の操業を全面的に停止しましたが、高炉の稼働は既に再開しているそう。

企業の場合は、ネガティブなニュースを積極的に発信しないし、メディアにとってもあまりニュースバリューがないのか、取り上げられません。しかし、鉄の生産が止まれば産業界への影響は小さくありません。もっと取り上げてほしいものです。

中山製鋼所 本社船町工場(熱延工場)において火災事故発生

中山製鋼所は9/16、「熱延工場における火災発生に関するお知らせとお詫び」を公表しました。9月12日(土)午前2時50分ごろ、同社船町工場(大阪市大正区船町)内の熱延工場構内において、火災が発生したとのこと。なんで第1報が発生から4日後なんでしょう。

中山製鋼所は、鉄スクラップを電気炉で溶解した鋼材を用いて、各用途向け鋼板製品(薄板・厚板・表面処理鋼板)や自動車、建産機向けの構造用棒鋼・線材などを生産。主要株主の阪和興業向け売上が2割を占めています。東証プライム上場企業です。

熱延工場とは、加熱した金属(主に鋼)を圧延して薄い板状に加工し、コイル状に巻き取る製造施設だそうです。その熱延工場にて火災が発生。加熱炉設備等の電源ケーブル類が一部焼損したということです。人的被害はありませんでした。発生原因は現在調査中としています。

大事に至らなくて良かったですね。しかし、この程度の内容の開示になぜ4日も要したんでしょう(HP等でのお知らせもなし)。開示するかどうか迷ったらまず速やかに開示。さらに追加すべき情報が把握、認識できたら第2報を出せばいいだけでは?。昨日取り上げたビューティカダンのIRに対する姿勢が参考になりそうです。

千葉県市原市のイオンでガス漏れが発生 日本製紙の悪夢再び

9月4日午前9時10分頃、市原市辰巳台東の商業施設「イオンタウンたつみ台」で、建物の裏側のガスボンベからガスが漏れ出すという事故が発生しました。幸い、客や従業員は全員避難し、けが人はいなかったということです。LPガスのタンクの安全弁が老朽化していた可能性があるのではないか、とされています。

熊本地震で大きな被害を出してしまった日本製紙の火災発生に続き、今度はイオンタウンでもガス漏れという事故。9月に入ってのこの二つの事故、単なる不幸な偶然だと思いますか?熊本での経験があったから、今回は最悪の結果にならずに対処できた、という見方もできるかもしれませんが、ガバナンスの観点からはとても偶然で終わらせることはできません。

発生の原因や対処の方法(マニュアルの整備、実効性の検証)など、やはり何かしら問題を抱えていたから、事故という形で表面化しているわけで、そうした課題をしっかり洗い出し、改善していかなければなりません。課題を深堀して改善策を策定、実行していかないと・・・二度あることは三度・・・、ということになりかねません。

熊本 震災被害の日本製紙八代工場 煙突解体中に火災事故

9月3日18時ごろ、熊本地震で煙突が倒壊した日本製紙八代工場(熊本県八代市)において、煙突の解体作業中に火災が発生しました。熊本県警によると火災は、同日21時半前に鎮圧し、延焼の恐れはなくなったとのこと。

震災により煙突が途中から折れてしまい、倒壊に巻き込まれ、9人が犠牲となりました。その煙突の一部は8月下旬に撤去が開始されていた模様。火災発生当時は10人が解体作業に携わっていましたが、焼損した煙突の一部が脱落したものの、けが人はいなかったということです。

「今回火災が発生した原因については、当局の調査に全面協力します」というコメントが同社から発信されていますが、解体作業を始めるにあたりどういったリスクがあるか検討・確認していなかったんですかね。何を今さら、といった対応です。

9人の命を失ったこの事案、震災による被害だったことは明らかですが、同社の対応を見ていると人災による事故という一面も見過ごせないような気がしてきました。