中部電力 公取委の課徴金納付命令 出資するレタス栽培工場でも火災事故

公正取引委員会は3/4、独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力と同社子会社に計約2,680万円の課徴金納付命令を発出しました。そして同じ3/4、中部電力など3社が出資する静岡県袋井市の世界最大規模のレタス工場で火災事故が発生しています。

課徴金納付命令

中部電力、中部電力ミライズと東邦ガスは、遅くとも2016年から、競合する大口の都市ガス契約の受注予定者を話し合って決めていました。顧客に提示する料金水準を伝えるなどして、受注予定者が受注できるようにしていたということです。

こうした取引に関し公正取引委員会が、独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力と中部電力ミライズに計約2,680万円の課徴金納付を命令しました。なお、東邦ガスは課徴金減免(リーニエンシー)制度に基づき、調査開始前に違反を自主申告し、行政処分を免れています。

人工光によるレタス栽培工場の火災

同じ日に中部電力が出資(日本エスコンも出資)する、静岡県袋井市にある人工光(LED)でレタスを栽培する工場で火災事故が発生しています。いやぁ、まさに踏んだり蹴ったりですな。世界最大規模となる1日当たり10トンのレタスを生産できる、完全人工光型の自動化植物工場です。

先月に出荷を開始したばかりだそうですが、レタスの生産に使われるLED照明に関連する電気系統から火が出たとみられるとのこと。中部電力さん、、、悪いことは重なるというか、泣きっ面に蜂というか・・・。