新型コロナウィルスでも勝ったのは中国?

週刊東洋経済3月14日号のコラム、「中国動態」でなかなか興味深いお話が。中国武漢市で発生した新型コロナウィルス、ここでの医療体制の構築やウィルスの封じ込め、さらには経済復興という諸対応について、ジャーナリストの富坂氏が担当するコラムです。。

人民戦争方式

武漢の封鎖から6日間で全国各地から6000人の医療従事者が集められ、これまでに投入された医療スタッフは3万2千人を超えているんだとか。火神山医院はわずか10日で建設し、人民解放軍の医師たちが到着して50時間後には治療を始めたとも。

医療従事者へ配慮して報酬等に大金が投じられ、同時に復興に向けてウィルス対策で影響を受けた企業に対しても巨額の企業負担軽減策がとられているようです。まさに、ウィルス封じ込めから経済復興までをセットにして、「人民戦争方式」で戦っているというご指摘でした。もちろん、負の側面もあるのは間違いないですが。

習主席の言葉(これはkuniも新聞で読んで知っていましたが)、「中国共産党の指導と、中国の特色ある社会主義制度の優位が再び顕著に示された」、も紹介されてましたが、たしかに、、、と思わざるをえませんね。

社会主義制度の優位性

習主席、経済・貿易に関して、過去に同じような発言をされてましたね。人権など、様々なことへ配慮してコストが高く付き、スピードにも欠ける民主主義と比べ、明らかに社会主義には優位性があると。まさかその縮図を今回の新型コロナウィルス対応で見せ付けられるとは。

そんなふうに中国の強さを感じているところ、米国においても社会主義熱が高まっています。そう、民主党の予備選挙でサンダース候補が有力となってきています。中国のそれとは少し違っていて、民主社会主義といわれるやつですが、格差社会化が激しい米国で賛同を得ているということです。社会主義旋風が、、、こちらも目が離せません。

象印マホービン 偽装メールついてのご注意

昨年12月、象印マホービンのグループ会社が運営するショッピングサイト「象印でショッピング」がサイバー攻撃を受け、顧客情報最大28万件が流出した可能性があるという記事を書きました。今回はその流出した顧客宛にフィッシングメールが届いているとの注意喚起が行われています。

偽装メールについてのご注意

この注意喚起は3回目のようです。偽装メールのタイトルは「〇〇〇〇様 緊急入荷!数量限定! マスク使い捨て サージカルマスク レギュラー50枚 HEIKO」だそうです。本文にもぎこちない日本語の印象は全くなく、文末にフィッシングサイトのURLがつけられています。新型コロナウィルス便乗です。

昨年起きた同社の情報流出が原因であるかどうか判明していない偽装メールですが、こうして注意喚起していますし、情報が流出した可能性のある顧客に対する対応もしっかりやってます。

こんなことに巻き込まれた顧客は、ホームページも、メールも見たがらないでしょう。そんな顧客にも配慮してか、ホームページでの連絡、メールでの連絡、郵便による連絡と、顧客への説明責任を果たすため、アクセス方法も工夫されています。

さらに、お知らせ等の内容についても、象印マホービンが把握している情報を正直にかつ正確に伝えようとしているのがよく分かります。個人情報漏洩関係の事故でここまで誠意をもって事後対応しているケース、なかなかないんじゃないかな。参考になると思うので皆さんも一度象印のホームページご覧になったらどうでしょう。

第三者調査機関による調査結果

第三者調査機関による調査も行ったようで、結果が報告されています。同社を装った最初の偽装メールで、フィッシングサイトへの誘導がされていることは初報でも伝えられていました。調査の結果、実際に734件、クレジットカード情報等がフィッシングサイトへ入力されていたことも判明しているようです。

象印マホービンのこうした対応には、「自分たちだってサイバー攻撃を受けた被害者なんだ」という意識を感じさせません。あくまで、自分たちの不手際で顧客に迷惑をかけてしまっていることに対するお詫びの気持ちだけで行動しているように見えます。ココって重要だと思います。

世界株式暴落 原因は新型コロナウィルスではなく 群集心理

NYダウが2000ドル安とか、マジでヤバすぎでしょう。日本でも一時19000円割れするなど、相当市場は混乱してきました。新型コロナウィルスが中国やアジアの国にとどまらず、欧州やアメリカでも本格的に感染者が報告され始めたから、、、と報道されてますが。。。

米国でも

SNSではコロナウィルスに対する日本政府の対応について、否定的な意見が爆発しています。米国はどうかというと、やはりトランプ氏の発言でかなり混乱しているようです。どこの国でも似たようなものということですね。感染の拡大は怖いことですが、ウィルスを恐れることで人間一人一人が壊れていくのはもっと恐ろしいことです。

もう一度原点に戻りませんか。「新型コロナウィルスは普通の風のウィルスに近い」でも書きましたが、「新型コロナウィルスは特別恐ろしいものではなく、普通の風邪のウィルスに近い」わけです。健康な人であればほとんどが軽症で済むんです。

SNSで一人一人が不安を拡散していくうちに、病気そのものから受ける被害に対する恐怖ではなく、対策が甘かったことの「批判を受けることへの恐怖」に変わってきたようです。そしてその恐怖はSNS発信者の元にも押し寄せ、飲み込んでしまいます。群集心理というヤツですね。

群集心理

大勢の人が集まり、「群集」になると、次のような心理的な特徴が見られるようになるそうです。

自己の言動に対する責任感と個性がなくなる
被暗示性が高まり、暗示にかかりやすくなる
感情的になる。論理的に考えられなくなる
自分たちが強くなったような気がする

自分自身のことかも、と感じる上記の特徴はありませんでしたか?Twitterで見た、どなたかの意見に、「感染症の拡大という今回の事件とSNSは残念ながら非常に相性が良い」というのがありました。この心理的な特徴を見ると、本当にその通りだなと思います。

米国で外食が伸びてるらしい ウーバーイーツ グローサラント

近頃街でウーバーイーツの箱を載せた自転車をよく見るようになりました。新しい外食の形態ですね。日本経済新聞では米国の外食産業が5年で3割増となっていることを伝えています。宅配サービスが原動力なんですね。一方で、日本の外食市場規模は25兆円程度と1990年代のピークを下回っており、米国とは対照的とのことです。

ウーバーイーツ

ウーバーイーツが流行ってきてるらしい。ということは知っていましたが、具体的なサービス内容は分からないまま。おじさんの良くない習慣ですね。で、少し調べてみましたが、だいたい想像してた通りでした。これまたたまに見る出前館とかも同業態なんですね。ウーバーイーツの強みは最低料金の設定がないところのようです。

知識としては分かったものの、問題は実際注文した際のレスポンスであったり、届いた際の鮮度であったりという点でしょうが、これに関しても伝統ある日本の出前と同じようなもんなんでしょうね。出前に手数料が少々加算されたサービス。で、もちろんスマホからオーダーできると。

ウーバーそのもののサービスは日本ではどうだかなぁと思ってましたが、ウーバーイーツの方は日本でも普及しそうな気がします。出前の文化がある国だけに。kuniもこんど一回使ってみようと思っています。

グローサラント

日経の記事では最後にグローサラントという外食の新形態を紹介していました。っていうか、名称だけでしたが。kuniはこのグローサラントって全く知りませんでした。

グローサラント(grocerant)とは、食料品店(grocery)とレストラン(restaurant)を意味する英単語を組み合わせた造語らしいです。食料品店で売られている食材を使ってレストラン並みの料理を店舗内や敷地内で楽しむことができるという新しい業態だそうです。

イートインが店内に並んだ惣菜を購入して店内で食べるのにとどまる一方で、グローサラントは店内で販売している鮮度の高い食材を使って、出来たての食事を提供するということらしいのですが、、、これも体験してみないとうまく説明できないですね。今度体験してきます。

SMBC日興証券の心配事 ブラジルレアル、トルコリラの仕組債

先日、「手数料等ゼロ化の行き着くところ」、というお話を書きました。リテール証券における最大の関心事であり、事業再構築を迫られる一番の心配事でもあります。実はもう一つこれまた一大事という心配事を迎えているんですね。新興国通貨の下落です。特に、ブラジルレアル、トルコリラ。

ブラジルレアル債 トルコリラ債

今から5年ほど前、ブラジルレアルは1レアル=38円前後でした。トルコリラは1リラ=45円前後といったところです。それが今ではブラジルレアル 1レアル=23.8円。トルコリラ 1リラ=17.5円。このように大幅な円高が進んでいるわけです。

5年前に2020年3月償還のレアル建て外債やトルコリラ債を買っていれば、どれだけ元本が棄損したか見てみましょう。レアル債のケースで1000万円購入した場合は、償還金額は約626万円となり、374万円の損失。

トルコリラ債を1000万円購入した場合は、償還金額は約389万円となり、なんと611万円の損失となってしまいます。外債投資の最大のリスクがこの為替差損です。

もっとも、こうした新興国債券は高い利回りが魅力であり、レアル債、リラ債いずれも8%程度利回りがあったと思います。税引きでも7%近くの利金を5回受け取るので、利金合計で300万円以上は受け取っていることにはなります。それでも、トルコリラ債は追い付きませんね。

加えて、通常の外債であれば販売した証券会社等が償還前でも買取りもしますので、償還まで保有せず、途中で売却していればここまでの損失にはならなかったかもしれません。

本当に恐いのは仕組債

と、ここまでは5年債を買っていればという仮定のお話。本当に恐いのは仕組債です。売出し形式で販売される仕組債で、多くが5年債で発行されます。保有期間中に一定の条件を満たさなかった場合、償還時上記のように巨大な損失となります。かつ、利金もほとんど出ていないと思われますし、途中での売却も出来ません。

当時多くの証券会社がレアル、リラの仕組債を販売してましたが、おそらく群を抜くのがSMBC日興証券です。2万顧客に、2000億円を販売したとも言われていて、その半分が三井住友からの紹介顧客だとか。顧客の損失は1000億円くらい?かなりトラブル出てると思われます。