エイベックス執行役員 キャバクラ代1,300万円を会社等に不正請求?

六本木のキャバクラ嬢に入れ込んだエイベックスの執行役員は、毎月100~200万円以上の遊興費を、接待で使ったように見せかけ、会社ばかりか取引先にまで請求していたということです。客だった同執行役員と不倫関係になっていたキャバ嬢が、その関係を解消し、不正請求を告発したんだとか。

エイベックス

エイベックスは、独立系の音楽ソフト会社の大手。マネジメントでは浜崎あゆみ、倖田來未、AAAなど、音楽コンテンツの企画・制作ではEXILE、三代目 J Soul Brothersなど人気アーティストを多く抱える企業です。東証プライム上場企業ですね。

キャバクラ代を不正請求

六本木のキャバクラで総額1,300万円。これをエイベックスや取引先に不正に請求していたとのこと。取引先で落としてもらうってのもこの手の話ではよくあることなんだろうけど、この取引先も一筋縄でいかん会社でしょうね。

ネットで調べてみると、デイリー新潮さんがかなり詳しく伝えているので、このキャバ嬢さんは新潮さんに駆け込んだということか。その他の報道等を見ても、会社や取引先に不正に請求した(支払わせた)ことを問題視しています。あっ、ここではキャバ嬢との愛人関係等については触れません。

不正 にするかなぁ

エイベックスの社長は六本木のキャバクラで1日で1億円以上も使った”伝説”を持つ人なんだそうです。1,300万円くらい可愛いもの。会社として、適切な会計処理をして支払ったモノですよ。としてしまえば、不正でも何でもありません。この会社それぐらい豪快な対応しそうだなぁ。

SMBC日興 相場操縦で元部下が証言

日本経済新聞は7/14、「SMBC日興相場操縦『買い支え指示あった』 元部下が証言」と報じました。金融商品取引法違反(相場操縦)罪に問われた同社元副社長ら5人の公判が7/13行われ、その法廷での証言だそうです。

カッコ悪っ

この事件では一部の元幹部と法人としての同社は起訴内容を認め、有罪判決が確定しています。が、往生際の悪い一部の輩が争い続けている件ですね。そこでの証人尋問で、被告らの元部下の男性が、「対象銘柄の株価を買い支えた」、「(株価が下落すれば大株主のBO取引がキャンセルになる可能性があり、買い支えは)『今後の取引につなげるためだった』」などと証言したそうな。

いやいや、これ、メチャカッコ悪っ。自分の元部下に指されるなんてね。それも内部通報とかじゃなく法廷でですからね。こりゃカッコ悪いわ。この証言は致命傷になるかもです。

実のところは

報道では「元部下」と表現されてるんだけど、これはあくまで被告らの元部下という意味だと思われます。この元部下はひょっとしたら現SMBC日興の社員かも。法人として起訴内容を認め、既に改善対応等を進めるなか、この件で争いを引き延ばされたくないSMBC日興が送った刺客なんだろうか。なんて考えてしまいます。

日本通運 内部告発した元従業員と和解

ある報道で見付けた記事。不正行為を内部告発したことで報復的に懲戒解雇されたのは不当として、日本通運子会社の元従業員が、日通と子会社に地位確認などを求めた訴訟で、和解していたことが分かったとのこと。子会社が懲戒解雇を撤回、会社都合での退職とするんだそう。

日本通運

現在上場しているのはNIPPON EXPRESSホールディングスで、国内外で事業を手掛ける総合物流企業。トラックで貨物を運ぶ貨物自動車運送業のほか、倉庫業、利用航空運送業、海上運送業、港湾運送業など幅広く事業を手掛けています。この持株会社の傘下に日本通運があります。

事案の概要

日通の子会社「日通三河運輸」で労働組合の幹部だった元従業員が、日通支店営業所と取引先の間で不正取引が行われていると内部告発。不正行為を内部告発したことで報復的に懲戒解雇されたということらしいです。

元従業員が、日通と子会社に地位確認などを求めた訴訟が、名古屋地裁で和解していたことが7/6、関係者への取材で分かったとのこと。子会社が懲戒解雇を撤回、会社都合での退職とすることになったそうな。和解は6/29付け。

いくつかのメディアが取り上げてるんですが、どれもこれも共同通信の記事のコピペで、上記以上の詳細が分かりません。不正行為ってどんな行為だったのか、それを隠蔽するために解雇したのか、なんでこんな中途半端な和解(要するに退職金をもらえたってこと)になったのか。疑問だらけです。

株式会社銚子丸 アニサキスによる食中毒発生

株式会社銚子丸は7/10、「アニサキスを原因とする食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。同社の店舗である「すし銚子丸 横浜都筑店」において、アニサキス(魚に寄生する虫)を原因とする食中毒事故が発生し、同店舗が横浜市保健所より営業停止処分を受けたということです。

株式会社銚子丸

銚子丸は、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県において、グルメ回転寿司「すし銚子丸」を中心とした直営店のみを多店舗展開する企業。低価格回転寿司との差別化を図り、より上質な商品とサービスをお得感のある価格帯で提供する、東証スタンダード上場企業です。売上高でみると回転寿司業界では8位くらいの会社ですね。

食中毒

開示によると、「すし銚子丸 横浜都筑店」において、2023年7月7日に喫食されたお客様のうち、1名の方にアニサキスを原因とする食中毒症状があった」とのこと。7月10日付で横浜市保健所より営業停止処分を受け、7月11日は、午前11時から通常営業を再開するんだそう。

アニサキス

同社の開示ではどういう魚で被害が出たのか示されていません。一般的にはアニサキス被害は、カツオ、サバ辺りが最も多いようです。厚労省のホームページでは、「サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します」と書かれていました。他にも可能性のある魚はもっと多いみたい。

一度冷凍(-20℃で24時間以上)されたもの、加熱調理(中心温度60℃で1分以上)したものであれば、アニサキスは死滅するようです。ちょっと気になったのは、酢や塩、しょうゆ、ワサビなどの調味料では、アニサキスは死滅しないとのこと。冷凍処理してなかったシメサバによる被害はかなり多いみたいです。新鮮さをウリにしてるしめ鯖はヤバいのか、、、これ、個人的にはかなりショック。

株式会社 名村造船所 橋桁落下事故

株式会社名村造船所は7/6、「事故発生のお知らせ」を公表しました。静岡市清水区の国道1号静清(せいしん)バイパスの橋梁工事において、橋梁の一部が落下する事故が発生しました。テレビニュース等でも沢山報道されてましたが、これって、名村造船所だったんですね。

名村造船所

名村造船所は、ばら積み貨物船、タンカーなどを建造する新造船事業を中核に、船舶の修繕、舶用機械および鉄鋼構造物の製造販売などの事業を、子会社の佐世保重工業および函館どつくなどグループで展開する企業です。創業100年に迫る、東証スタンダード上場企業です。

事故の概要

静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパス下り線で、設置作業中の高架道路の橋桁(長さ約65メートル、幅約3メートル、重さ約140トン)が落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負った悲惨な事故でした。

「横取り架設」と呼ばれる工法を用い、橋脚上の中央付近に置かれた橋桁を、端までの11メートル程度水平方向にスライドさせた後、橋桁を支える役割の部材「支承」の上に降ろす予定だったとのこと。という説明がされてるんだけど、ちょっと素人には難しい。

この工事を担当しているのが名村造船所、というのがピンと来なくて、ホームページを確認しました。同社の事業内容は、「船舶海洋事業」と「鉄構事業」、と説明されています。この「鉄構事業」というのが、橋梁などを手掛ける事業のようで、過去の工事実績も数多く紹介されてます。

事故原因等はまだまだこれからの調査を待つしかありませんが、それにしても、静岡県で大きな事故が絶えないのはなんなんでしょうね。