中部鋼鈑株式会社 製鋼工場で水蒸気爆発とみられる事故が発生

中部鋼鈑は1/21、「製鋼工場における事故に関するお知らせ」を公表しました。1月21日(火)午前7時45分ごろ、愛知県名古屋市中川区の製鋼所で、水蒸気爆発とみられる事故が発生したとのこと。

中部鋼鈑

中部鋼鈑は国内唯一の電炉厚板専業メーカー。創業当時から電気炉を採用し、鉄スクラップを原料に厚板を生産しています。電気炉の特徴を活かし、多品種・小ロット・短納期生産に対応することで、高炉メーカーと一線を画す独自市場を開拓する東証プライム上場企業です。

事故の概要

製鋼工程の電気炉周辺において、水蒸気爆発とみられる事故が発生し、午前9時55分に鎮火しました。事故の発生原因については、現在調査中としていますが、鉄を溶かす溶鉱炉を冷やすための水に、溶けた鉄が触れたことで水蒸気爆発が発生したものとみられているようです。

この事故による人的被害はなく、物的被害については、建屋が損傷したほか詳細を確認中だそう。工場は本社所在地と一緒になってるので本社工場ということのようです。8時前の爆発、始業時間前だったから人的被害がなかったんでしょうかね。いずれにせよ、一つ間違えたら大惨事でした。

ハビックス株式会社 伊自良工場で火災事故

ハビックス株式会社は12/25、「伊自良工場における火災発生のお知らせとお詫び」を、同社ホームページで公表しました(適時開示はなし)。12/23、午前11時10分頃、同社伊自良工場において火災事故が発生し一部付帯設備が延焼。午後1時49分頃に鎮火したとのこと。

ハビックス株式会社

ハビックス株式会社は、岐阜市に本社を置く、衛生材料と外食産業の2つの事業領域でパルプ不織布、化合繊不織布、衛生用紙などを生産・販売する企業。ユニ・チャームプロダクツ向けの売上高が全体の約6分の1を占めています。東証スタンダード上場企業です。

事故の概要

2024年12月23日、午前11時10分頃、同社伊自良(いじら)工場において火災事故が発生し一部付帯設備が延焼しましたが、午後1時49分頃に鎮火しました。人的被害はなく、物的被害は付帯設備の一部を焼損し、稼働を停止しているとのこと。一部の設備が停止しているのか、工場全体が停止しているのかは不明。

同社は岐阜県内に4つの工場を持っているようですが、同社ホームページの写真を見るといずれもなかなか立派で奇麗な建物です。狭い地域に本社から工場までを置いているので、本社からのガバナンスは効かせやすいはずなのですが・・・。

日本コークス工業 北九州事業所の工場で爆発火災事故

報道によると、北九州市若松区響町1にある「日本コークス工業」の北九州事業所の工場において、ガスラインが爆発し炎上したということです。現場はJR若松駅から北東約5キロにある、響灘に面した工場の建ち並ぶ地区の一角です。火はおよそ2時間半後に、消し止められました。

日本コークス工業

日本コークス工業は、製鉄プロセスや金属精錬に不可欠なコークスの製造販売を主力とする企業。このほか、海外からの輸入一般炭の販売、粉粒体装置・機器の製造販売などを展開。同社と大株主の日本製鉄、住友商事の3社間で業務提携しています。東証プライム上場企業で、昔は三井鉱山という社名でした。

事故の概要

12/24、午前11時20分ごろ「ガスラインが爆発した」という通報が消防へありました。当初の報道ではけが人が2人ということでしたが、のちにけが人は3人へと訂正されています。20代2人と50代1人の合わせて3人の男性作業員がやけどをするなどして病院に搬送されましたが、いずれも意識はあるということです。

この会社、1963年には「三井三池三川炭鉱炭塵爆発」という事故を起こしています。炭塵による粉塵爆発事故で、死者458名、一酸化炭素中毒患者839名を出したこの事故は、戦後最悪の炭鉱事故・労災事故と言われているんですね。現在株価91円と業績低迷中の同社、今回の事故も同社にとって大きなダメージになりそうです。

日本製紙 八代工場でボイラー爆発事故

報道によると12/19、日本製紙八代工場でボイラーの爆発事故が発生しました。場所は熊本県八代市。九州のほぼ中央に位置し、球磨川の水とともに古紙や木材チップなど豊かな製紙資源に恵まれている工場。同社の主力工場の一つです。

日本製紙

日本製紙は、王子ホールディングスに続き国内製紙業界で売上高2位。洋紙から、板紙、特殊紙、パルプ、家庭紙、紙加工品などを総合的に手がけています。木材・建材・土木建設関連事業、エネルギー事業なども展開する東証プライム上場企業です。

事故の概要

19日早朝、八代市の日本製紙の工場で、電気を作るためのボイラーが爆発しました。爆発当時、ボイラーの近くには6人の従業員がいましたが、逃げようとした男性従業員1人が左足を打撲するなどのけがをしたということです。工場から400メートルほど離れた場所にまで、黒い灰のようなものが飛散したといいます。

同社ではほかにも、秋田工場や旭川工場でも火災事故が起きているようですね。グループ会社でも何度か。周辺住民に迷惑をかけておきながら、今回の事故について、会社側からは何のコメントも出ていません(もちろん開示もなし)。こういう意識だから事故が防止できないんだよね。

東京ボード工業 またしても千葉佐倉工場で火災事故もどき

東京ボード工業は12/5、「当社佐倉工場における燻り発生について」を公表しました。「燻り発生」ってなんだこれ?。くすぶりって読んだらいいのか?よく燃えずに煙ばかり上げている状態を表しているってことなんでしょうか。翌日には鎮火したことを公表しています。

東京ボード工業

東京ボード工業は、日本で初めて木質廃棄物直接処理によるパーティクルボードを製造したボード業界のパイオニアなんだそう。マンションの床下地材のほか、体育館などの文教施設、家具や木工などにも使われるパーティクルボードを主力製品とする東証スタンダード上場企業です。

火災の概要

同社的には燻りと主張してるんですが、まぁ火災事故ですよね。開示では、12月3日(火)午後8時50分頃に木材チップサイロ内より燻り発生、5日時点では消防による鎮火確認中(サイロ内チップを全量搬出、放水作業中)だとしています。

実は東京ボード工業の佐倉工場、2022年末にも同様の事故を起こしています。その時は、「チップ乾燥設備において、低温発火と思われる内部焼損が発生」と表現していました。いずれも、先日、株式会社ノダの記事でも書いたように木材チップの自然発火でしょうかね。「二度あることは三度ある」と言います。注意しないと!