GMOインターネットグループは、FX取引に使うサーバーが不正アクセスを受け、利用者の口座で“身に覚えのない取引”が実行されました。これを受け、同社は政府に「能動的サイバー防御」の適用を求める異例の緊急要請に踏み切りました。
能動的サイバー防御とは今月1日から運用が始まった制度で、サイバー攻撃の被害が発生する前に警察や自衛隊が攻撃元のサーバーに侵入して無害化させる措置です。非常に前向きなアプローチではありますが、実務上ではプライバシーへの配慮や国際的摩擦のリスクも伴います。攻撃元への直接的な介入は法的制約があるため、導入にあたっては慎重な運用と法令遵守が求められます。
スピード感に欠ける日本の政府や行政を巻き込んだこの対応、どこまでの成果を得られるのか、が注目されます。日本の公的機関や企業等を攻撃対象にすると厄介なことになる、という結果を示すことができればいいのですが。
ケンカを売ったら簡単にひれ伏す国ではなく、逆に倍返しでボコられてしまう国。という実績を積んでいこうというわけですね。今回の事案、まさに今後に向けた試金石となります。