株式会社イメージワン 取締役の不正 第三者委員会を設置

株式会社イメージワンは10/16、「第三者委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。これに先立ち9/29付けで、「代表取締役の異動(解職)及び社長交代に関するお知らせ」を公表していたんですが、完全に見落としていました。もう少し具体的なタイトルにしてよ。

株式会社イメージワン

イメージワンは社名に表す「イメージ(画像)」を軸に、医療分野と建設・土木分野などで事業を展開する企業。病院向け医療情報システムなどの提供、測量などに利用する各種画像処理サービスのほか、エネルギー分野などに取り組む、東証スタンダード上場企業です。

不正の概要

代表取締役社長及び1名の取締役が、同社子会社における新規事業参入にあたって第三者に対して不正に金品を供与したと疑われる行為があったこと、及びこれに関連する不正な行為を行った疑いがある。と説明されています。ちなみに、この件については9月中旬に内部通報により発覚したようです。

で、社長を解職し取締役に。調査が完了するまでの間、取締役としての職務の執行を停止する措置を取っているということです。現社長を引きずり降ろして身柄だけは確保みたいな・・・。

同社のグループ会社は3社あり、そのうち連結子会社は株式会社ワン・サイエンス1社のみ。主要事業はヘルスケアソリューション事業。ってことは、病院向け医療情報システムなどの提供で自社製品を売り込むための贈賄事件、、、でしょうかね。

日本ゼオン 子会社元社長が贈賄容疑で逮捕

日本ゼオンは9/21、「当社グループ企業の前社長の逮捕について」を公表しました。国立がん研究センター東病院で使用する医療機器を巡り、業者側に便宜を図る見返りに現金約170万円を受け取ったとして、元医長が収賄容疑で逮捕された件です。適時開示はされていません。

ゼオンメディカル

同事件で贈賄の容疑で逮捕されたのが、日本ゼオンの子会社で、医療機器を製造・販売するゼオンメディカルの元社長。同社は、合成ゴムの大手メーカーで、特殊ゴムでは世界トップシェアを持つ東証プライム上場企業、日本ゼオンの子会社です。

事件の概要

同病院で使用する胆管用の医療機器を巡り、2020年度中にゼオンメディカルが販売する製品を他社より優先して使用するなどし、謝礼などとして21年5月ごろに現金約170万円を受け取った疑いだそう。

発覚の経緯

日本ゼオンのホームページでのお知らせによると、「ゼオンメディカル株式会社では、医療機関等に対する不適切な金銭の提供の疑いを内部で把握した後、外部の法律事務所の支援を得た社内調査を実施し、その結果を踏まえ、医療機器業公正取引協議会に報告するとともに、警察にも相談し全面的に捜査に協力してまいりました。」ということらしいです。自主申告ってこと?

とまぁ、ここまでは良かったんだけど、その後、「自社製品の調査協力への謝礼として医師に金銭を支払うスキームは、贈賄側のゼオンメディカルが発案しており、会社ぐるみで賄賂の提供が行われていたとみられる」、、、なんて報道も出てきています。

ビジョナリー(メガネスーパー) 再び監理銘柄(確認中)に指定

少し前になりますが、ビジョナリーホールディングスは9/13、「2024 年4月期第1四半期報告書の提出遅延並びに当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みに関するお知らせ」を公表しました。実際に同日、東証は同社を監理銘柄(確認中)に指定しています。

上場廃止までの猶予期間

先日も取り上げたように、同社は取締役の不正への対応でバタバタし、8/30にやっと、遅れていた2023年4月期有価証券報告書の提出を完了。監理銘柄(確認中)の指定が解除され、特設注意市場銘柄の指定を受けて、上場廃止までの猶予期間が今後1年間に伸びたところでした。

ところがホッとしたのも束の間、今度は2024年4月期第1四半期報告書の提出が、期限の9/14までに提出できないことになりました。そのため、再び監理銘柄(確認中)に指定されたということです。10/16までに四半期報告書が提出できなければ、上場廃止となります。つまり、1年後とされていた上場廃止までの猶予期間が再度1ヶ月になってしまったということ。

遅延の理由

四半期報告書提出の遅延の理由は、「9月に入ってから実施されている監査法人間の引継ぎ及び2024年4月期第1四半期レビューにも相応の時間を要することが見込まれるため」としています。同社は監査法人が交代したんですね。しかし、大丈夫。新しい監査法人は不可能を可能に変える監査法人なので。

ポールトゥウィン 子会社元取締役の不正行為 調査結果を公表

ポールトゥウィンホールディングスは9/14、「特別調査委員会の調査報告書の受領及び役員報酬の減額に関するお知らせ」を公表しました。連結子会社において元取締役による不正行為疑惑が発覚した事案の調査結果ですね。9/8に予定していた決算発表も延期され、この日に一緒に公表されています。

調査結果の概要

結論からいうと、子会社HIKEが実施した初期調査において、疑義取引として識別されたもの以外に、調査委員会が新たに見つけた不正はなかったということです。元取締役による不正行為は計25件、総額 172,448千円と認定したとのこと。

ライセンス料等の権利取得金や、外注費に関する契約書等や請求書を偽装して、HIKEに支払わせ、当該支払金額を取得していました。支払った金額を元取締役に還流させる役割で、外部に2人の協力者がいたようです。

不正行為に及んだ動機

動機について元取締役は、「営業活動費用として接待交際費に充てて使用していた」と言っているようですが、調査報告書では次のように結んでいます。「HIKE のための営業等活動資金とする目的を有していたことは否定できないものの、飲食や遊興等の原資をねん出するため、自らの地位、権限、他社とのつながりを利用して、本件不正行為に至った可能性もあると考える。」

なんともグレーな結論ですね。いや、これ、結論じゃなくて推測です。こんな終わらせ方で良かったんでしょうか。

株式会社アインホールディングス 役員が不正行為で逮捕

株式会社アインホールディングスは8/31、「当社及び当社グループ会社役員の逮捕について」を公表しました。同社常務取締役で子会社であるアインファーマシーズの代表取締役社長と取締役1名が北海道警察に公契約関係競売等妨害罪の容疑で逮捕されました。

アインホールディングス

アインホールディングスは北海道に本社を置き、処方箋に基づき調剤を行う調剤薬局を多店舗展開。病院・診療所の近隣に出店する門前型(特定医療機関の処方せんを集中的に扱う)などを手がける企業です。調剤薬局業界で売上高首位の東証プライム上場企業です。

逮捕容疑

札幌市KKR札幌医療センターが2020年に発注した敷地内薬局の整備事業を巡り、調剤薬局などを展開するアインホールディングスが受注できるよう入札情報を漏らしたとして、元事務部長が公競売入札妨害の疑いで逮捕されました。

その入札情報に基づき落札したアインHDの100%子会社アインファーマシーズの代表取締役社長とび取締役1名も逮捕されたということですね。医薬品関係業界ではこの手の不正が毎年といっていいほど頻繁に出てきますが、社長と取締役が、っていうのはあまり聞いたことないかも。

株価は

この事件を受けてアインホールディングス株は急落。656円安でなんと12%超の下落となりました。事件発覚直後に同社は好決算を発表しましたが、さすがに株価の方は戻り切りませんでした。