ポールトゥウィン 子会社元取締役の不正行為 調査結果を公表

ポールトゥウィンホールディングスは9/14、「特別調査委員会の調査報告書の受領及び役員報酬の減額に関するお知らせ」を公表しました。連結子会社において元取締役による不正行為疑惑が発覚した事案の調査結果ですね。9/8に予定していた決算発表も延期され、この日に一緒に公表されています。

調査結果の概要

結論からいうと、子会社HIKEが実施した初期調査において、疑義取引として識別されたもの以外に、調査委員会が新たに見つけた不正はなかったということです。元取締役による不正行為は計25件、総額 172,448千円と認定したとのこと。

ライセンス料等の権利取得金や、外注費に関する契約書等や請求書を偽装して、HIKEに支払わせ、当該支払金額を取得していました。支払った金額を元取締役に還流させる役割で、外部に2人の協力者がいたようです。

不正行為に及んだ動機

動機について元取締役は、「営業活動費用として接待交際費に充てて使用していた」と言っているようですが、調査報告書では次のように結んでいます。「HIKE のための営業等活動資金とする目的を有していたことは否定できないものの、飲食や遊興等の原資をねん出するため、自らの地位、権限、他社とのつながりを利用して、本件不正行為に至った可能性もあると考える。」

なんともグレーな結論ですね。いや、これ、結論じゃなくて推測です。こんな終わらせ方で良かったんでしょうか。

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