株式会社アルデプロ 社外調査委員会を設置

株式会社アルデプロは7/19、「社外調査委員会の設置に関するお知らせ」を公表しました。過去の特定の取引に関連して、外部の指摘により、貸付債権に係る貸倒引当金の計上、取引先の連結子会社該当性等に関する疑義等が判明したということです。

株式会社アルデプロ

アルデプロは、有効活用されていない中古マンションや商業ビル、オフィスビルなどの不動産を自社で取得し、再生・販売する再活事業と、旧耐震ビルの権利調整を手掛ける再開発アジャストメント事業を展開する東証スタンダード上場企業です。

何が起きてるのか

外部の指摘というのは、やはり税務当局でしょうかね。開示されたのは、「貸付債権に係る貸倒引当金の計上」と、「取引先の連結子会社該当性等に関する疑義等」という2点のみ。かつ、その詳細については一切説明されていません。

その売上って実質的には連結子会社(よくあるのは取締役が実質的に経営する会社)に対するものだから、売上に計上するのはおかしいでしょ。とか、でもってその売上、もう焦げ付いてるじゃない、、、みたいな話でしょうかね。

同社の主要業務の一つである再開発アジャストメント事業。これって、耐震性に問題あるビルの居住者に出て行ってもらう調整をするんでしょうから、なかなかに際どいことが起こりそうなお仕事かもしれません。バブルのころには地上げ屋なんてのがよく話題になりましたよね。さてさて、どんな展開になるのでしょう。

中古車販売会社「ビッグモーター」 大手損保各社に保険金を不正請求

中古車販売会社の「ビッグモーター」が故意に車に傷をつけるなどして修理代を水増しし、大手損保各社に保険金を不正に請求していたという話。少しづつ全容が見えてきましたね。「買取台数6年連続日本一」とか、超高額買取みたいなCM流してるあの会社です。

ビッグモーター

この会社、山口県岩国市で創業し、関西では有名だったハナテンなどをグループ傘下に収め、成長してきた企業なんですね。大阪の人ならハナテン知らない人いないと思います。ハナテンって、放出って書くんですよ。実際に放出と書いてハナテンと読む地名が大阪にあるんです。

不正の概要

故意に車を傷つけるなどして、損害保険会社に修理代を水増し請求していたということで、5年以上前から行われていた可能性が高いんだそうです。その手口はというと。車の損傷箇所を増やすために、靴下にゴルフボールを入れて振り回してぶつけたり、工具のドライバーを使ってひっかいたり。不必要な部品交換や、塗装の品質を実際より高く偽る、などなど。

これって損保会社が被害者で、車を高く売りに来る人には被害なし。と、言わんばかりに例のCMはその後もバンバン流されています。けど、そんな高い買取が実現できてるのは、その裏で損保会社に補填させていたからってこと。車を売る人もその辺りは理解しないとね。

もう一つ、この件では被害者になってる損保各社も、私鉄大手の東急グループ向けの火災保険料を事前に調整した疑いで、大手損保4社が金融庁から報告徴求命令を受けてたりします。談合ですね。何なんでしょうね、この不正の連鎖は。

SMBC日興 相場操縦で元部下が証言

日本経済新聞は7/14、「SMBC日興相場操縦『買い支え指示あった』 元部下が証言」と報じました。金融商品取引法違反(相場操縦)罪に問われた同社元副社長ら5人の公判が7/13行われ、その法廷での証言だそうです。

カッコ悪っ

この事件では一部の元幹部と法人としての同社は起訴内容を認め、有罪判決が確定しています。が、往生際の悪い一部の輩が争い続けている件ですね。そこでの証人尋問で、被告らの元部下の男性が、「対象銘柄の株価を買い支えた」、「(株価が下落すれば大株主のBO取引がキャンセルになる可能性があり、買い支えは)『今後の取引につなげるためだった』」などと証言したそうな。

いやいや、これ、メチャカッコ悪っ。自分の元部下に指されるなんてね。それも内部通報とかじゃなく法廷でですからね。こりゃカッコ悪いわ。この証言は致命傷になるかもです。

実のところは

報道では「元部下」と表現されてるんだけど、これはあくまで被告らの元部下という意味だと思われます。この元部下はひょっとしたら現SMBC日興の社員かも。法人として起訴内容を認め、既に改善対応等を進めるなか、この件で争いを引き延ばされたくないSMBC日興が送った刺客なんだろうか。なんて考えてしまいます。

日本通運 内部告発した元従業員と和解

ある報道で見付けた記事。不正行為を内部告発したことで報復的に懲戒解雇されたのは不当として、日本通運子会社の元従業員が、日通と子会社に地位確認などを求めた訴訟で、和解していたことが分かったとのこと。子会社が懲戒解雇を撤回、会社都合での退職とするんだそう。

日本通運

現在上場しているのはNIPPON EXPRESSホールディングスで、国内外で事業を手掛ける総合物流企業。トラックで貨物を運ぶ貨物自動車運送業のほか、倉庫業、利用航空運送業、海上運送業、港湾運送業など幅広く事業を手掛けています。この持株会社の傘下に日本通運があります。

事案の概要

日通の子会社「日通三河運輸」で労働組合の幹部だった元従業員が、日通支店営業所と取引先の間で不正取引が行われていると内部告発。不正行為を内部告発したことで報復的に懲戒解雇されたということらしいです。

元従業員が、日通と子会社に地位確認などを求めた訴訟が、名古屋地裁で和解していたことが7/6、関係者への取材で分かったとのこと。子会社が懲戒解雇を撤回、会社都合での退職とすることになったそうな。和解は6/29付け。

いくつかのメディアが取り上げてるんですが、どれもこれも共同通信の記事のコピペで、上記以上の詳細が分かりません。不正行為ってどんな行為だったのか、それを隠蔽するために解雇したのか、なんでこんな中途半端な和解(要するに退職金をもらえたってこと)になったのか。疑問だらけです。

リベレステ株式会社 東京地検により起訴

リベレステ株式会社は7/10、「当社の起訴について」を公表しました。一か月ほど前には同社社長等が逮捕されています。「出資の受け入れ、預かり金及び金利等の取り締まりに関する法律」に違反するという容疑です。

おさらい

貸金業登録をした上で、表向きは法定金利内での融資を装いながら、自社所有の不動産を相場よりも高値で購入させるなどの「抱き合わせ融資」を行っていました。警視庁はこの販売益の一部が「みなし利息」に当たると判断している、ということでしたね。

速やかな開示

東京地方検察庁が同容疑で同社を起訴したのは7/5のことなんですね。で、その事実を公表したのが冒頭書いたように7/10です。なんでこんなに開示までに時間かかった?って感じです。その7/10の開示では、「また、当社が開示すべき事実が判明した場合は、速やかに開示を致します」と。

いやいや、もう既に速やかな開示できてないんだけど。って、突っ込みたくなります。社長と一部役員が主導した取引であり、会社までが起訴されるのは、、、っていう言い分があったかもしれませんが、それは別のところで戦ってください。起訴された事実に変わりはありません。

速やかな開示ってことなら、7/5当日か、少なくとも7/6に開示すべきでした。今回はグダグダの開示になってしまったので、次からはあらためます、、、って意味なのかな。