信頼できない日本の組織・団体 1位 国会議員とマスコミ

休日の新聞って、ついつい読み忘れてしまったりすることありませんか?特に仕事のために読む方が多い日経なんかは、週末読めない人って多いんじゃないかと。今日の話題は土曜日の日経朝刊6面の特集記事、「郵送調査2019」です。特集記事扱いなので、日経デジタル版では表示されないという、残念な記事でした(ビューワーでは見れます)。

信頼できない日本の組織・団体

この質問に対する回答、第一位は国会議員とマスコミで、同じ46%の回答を獲得ですと。どうなってるんですかねぇ、この国は。アンケートの実施時期が昨年の10月~11月とのことですから、「桜を見る会」の話題で盛り上がってた時期に重なったというのもあったかもしれません。

ちなみに、3位は教師、4位が国家公務員、5位が警察。3位に教師ってのもまったくもって残念な話です。一方の、信頼できる組織・団体の第一位は、「自衛隊」。60%の方が自衛隊を支持してます。災害に明け暮れた2019年だけに、自衛隊のお世話になった方も多かったんでしょうね。

憲法改正や戦争関係の話題になると叩かれがちな自衛隊ですが、こういうところ(災害対応など)ではしっかり支持される。この辺りは日本人のバランス感覚を感じられますね。

お金に関する質問

あともう一問。お金の運用に関する質問です。運用は預貯金と回答された方が67%で1位でした。このアンケートでは回答の仕方までは詳しく説明されていませんので、この67%の方たちが預貯金以外の運用をしていないのかどうかわかりません。ただ、「『貯蓄から投資へ』にはまだ遠いようです。」という日経のコメントからすると、おそらく67%の方はその他の運用はしていない、ということでしょう。

老後2000万円問題に関するメディアの騒ぎは沈静化しましたが、お金の運用のに関する日本人の進化はまだまだこれからです。さあ、始めてみませんか、資産運用。

※ 全国の18歳以上の男女を無作為に抽出して、郵送により実施。1677件(55.9%)の回答を得たという世論調査です。

パチンコ業界の衰退 トヨタハウス工業の破産、玉屋の民事再生

新年早々、トヨタハウス工業という会社と玉屋という会社が倒れたようです。トヨタハウス工業(川越)は負債総額30億円、玉屋(松江)は60億円。それぞれ創業時の本業とは別に、パチンコ事業に進出、このパチンコ事業が上手くいかなくなって、こういう結果になってしまいました。ちなみに玉屋の方は昭和59年頃から粉飾決算を続けてきていたとか。

パチンコ業界の実態

調べてみると、パチンコホール経営業者の倒産は、2016年は13件、2017年は21件、2018年は26件と、増加しているようです。2019年はもっと増加したんでしょうか。景気の後退や5号機問題といわれる規制強化でブームが衰退したと言われています。

5号機問題というのは、調べてみても正直良く分かりませんでした。第5世代の機種という意味のようで、射幸性が高まり過ぎた4号機に対して取られた規制強化のようです。つまり5号機の導入で射幸性が煽れなくなってしまい、人気が離散した、、、みたいな話だと思います。

そもそも今の世代はパチンコやるの?

kuniも若い頃(学生時代)は一日中パチンコ屋に居たなんてことはしょっちゅうでした(社会人になってからはやってません)。kuniの世代の学生はパチンコか麻雀でしたからね。その後、先にマージャン人気が離散し、パチンコはパチスロを加えて人気化したような気がします。

今のミレニアル世代とか現役学生たちはパチンコなんかやるんでしょうか。デジタルネイティブで当たり前にパソコンやスマホと付き合ってきた世代。パチンコやスロットの代替品はスマホアプリで十分OKでしょう。そしてそもそもこの世代はギャンブル好きじゃなさそうですよね。

こんなふうに考えていくと、駅前の一等地に出店してるパチンコホール、とても生き残れるとは思えません。そういえばkuniの最寄り駅の駅前にもデカいパチンコホールが。あそこもなくなってタワーマンションとかになるのかなぁ。。。あるアンケート調査で、「平成の〇〇離れ」を聞いた結果というのがありました。1位がたばこ、2位が新聞、3位がギャンブルだそうです。

AMR 薬剤耐性菌問題

AMR(antimicrobial resistance)という言葉をご存知でしょうか?薬剤耐性だそうです。薬剤耐性については知っていましたが、AMRという言葉は初めて聞きました。週刊東洋経済の記事からです。ジム・オニール氏のこの記事は、気候変動への対策を求める声が強まっているが、それと同じくらい深刻なAMRについては置き去りにされているという主張です。

薬剤耐性

抗生物質を使い続けていると、細菌の薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくなることがあります。このような抗生物質への耐性を持った細菌のことを薬剤耐性菌といいます。薬剤耐性は、耐性を持たない別の細菌に伝達され、その細菌も薬剤耐性化し、次々に連鎖していくこともあるそうです。

具体的な例としては、院内感染のニュースなどで聞くことがあるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が挙げられます。抗生物質(ペニシリン)で駆逐されたはずのブドウ球菌は、耐性を身につけ耐性化、これに対応するためにメチシリンが作られましたが、さらに耐性化したのがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌というわけです。

社会へのインパクト

抗生物質が発明されたことで人類を大きな恩恵を受けてきました。細菌の耐性化が進むというのは、要するに抗生物質が発明される前の時代に戻っていくということ。気候変動と同じくらい深刻な問題であることがよく分かります。製薬会社は儲かる見込みが低いことから、新薬の開発を避けているといいます。

AMR対策。気候変動への対策と同じレベルの社会課題でありながら、今のところは気候変動に隠れてしまっていて、AMR対策は世界的にも広がりを見せていない。少なくともこういう現状であるということは、投資家としても認識しておく必要がありそうです。今後、株式市場でも折に触れて材料化するはずです。

キックバック 平和不動産

少し前になりますが、平和不動産の行った不動産取引ににおいて、同社が支払った仲介手数料が同社従業員等にキックバックされていた件の調査報告書が公表されていました。平和不動産は東京証券取引所の大家さんです。1949年の取引所再開当時からの上場企業です。

キックバックの概要

不正を働いたのは同社の不動産ソリューション部長とその部下の計3名。彼らは社内規則に違反して無許可で個人会社を経営していました。平和不動産が当事者となる不動産取引に関して、同社が仲介手数料を支払った仲介業者から、アドバイザリー報酬等を個人会社で受領するというのが典型的な手口です。

2014年~2019年の約5年間で、部長は23取引。その他二人(いずれも次長)は5取引、7取引の報酬を受領。このキックバックは基本的に、「手数料過大支払い」と「収益機会盗用」の二つのパターンで立証してます(詳細は省略します)。

上場企業のレベルじゃない

非常に歴史のある上場企業で、不動産会社と書くと、かなり大きな企業をイメージすると思いますが、この会社、従業員はたったの110人です。取引所の大家さんだから上場させてるだけで、昔から「なんで上場してんの?」と誰もが思う上場企業だったんです。

おまけに今回舞台となった不動産ソリューション部。部長1名、次長6名、副参事1名、課長2名、その他6名の合計18名の人員構成。金融機関なんかでいうと超小規模店のレベルです。これくらい小さな組織だと不正など出来たもんじゃありません。

隅から隅までおよそ目が届く範囲のはず。もちろん、行為者3人のうち2人が部長と次長だったから、というのはありますけどね。そうそう、もう一人この悪事を知ってて知らないふりしてた従業員(報告書では幇助者)もいます。部長の指示には逆らわない方が得策と考えたようで。

実態のある取引に対するキックバック

しかし、不動産取引におけるキックバックって難しいですね。不動産を売る会社も、買う会社も仲介手数料3%支払いに納得して支払いました。なかなか出て来ない良い物件を持ち込んでくれたということで、仲介業者は売り手側のトップセールスに感謝の意味で1%の報酬(キックバック)を。例えばこのケース、どの企業も損をしていないようにも見えます。犯人の部長もそう主張しているようですが。

ソニーの自動運転車 米デジタル技術見本市(CES)

世界最大のデジタル技術見本市「CES」が開幕し、ソニーは自動運転システムを搭載した試作車を発表しました。ん?、何でソニーが?、と感じた方も多かったのではないでしょうか。っていうか、kuniは素直にそう感じたわけですね。

これからはモビリティだ

「過去10年のメガトレンドはモバイル(携帯電話)だった。これからはモビリティだ。」とは、ソニー吉田社長の言葉です。自動車向け画像センサーの市場を指しているわけですね。スマホ用がメインで、高シェアを誇るソニーの画像センサーですが、次は自動車向けの市場を開拓するということです。

そのため、自ら試作車を作って、関連するノウハウを蓄積するんだそうです。ちなみにこの試作車、「aibo」の開発チームが中心になって作成したそうです。

「リアルタイム」と「エッジコンピューティング」

吉田社長のインタビュー、なぜか日経ではカットされてた部分。日経産業新聞ではこんなお話がありました。「ソニーが取り組むべきテーマは『リアルタイム』と『エッジコンピューティング』の技術だ。リアルタイムの情報は検索できないし、自動運転ではサーバーとやりとりしている時間はない。エッジ技術の最たるモノだ。」

コンピューターの歴史は、メインフレーム→パソコン→クラウドというふうに、集中処理と分散処理という「流行り」を繰り返してきました。順番で行くと次の技術は分散だと言われています。そこでの主役がエッジコンピューティングというわけです。吉田社長のコメントはまさにこれを指しているわけですね。

エッジコンピューティングはクラウドの対極にある技術。つまりGAFAへの対抗宣言とも言えるかもしれません。日本企業が巻き返しを図るなら、エッジは狙い目というわけです。メインフレームからパソコンにシフトした当時(日本が世界をブイブイ言わせていたころ)の再現なるか。楽しみですね。