株式会社テクノフレックス 特別調査委員会の調査報告書を公表

テクノフレックスは3/26、「特別調査委員会の調査報告書受領 及び 当社の対応に関するお知らせ」を公表しました。連結子会社で、複数の相手に対し、複数年に渡って架空の取引代金を支払い、その一部を私的に受け取っていた可能性があることが判明したという事案でした。

調査結果の概要

残念ながらこの調査報告書、マスキング(黒塗り)部分が多すぎて、読んでてほとんど理解できませんでした。何とか読み取れたのは、この不正が行われたのが、100%子会社のニトックス株式会社で、不正を行っていたのが同社の創業者であり代表取締役であった人物(2022年に退任し現在は相談役)とその関係者ということ。

二トックスから外注先に架空発注し、そのまた外注先には息子が代表取締役を務める企業が。どうやら代表取締役であった人物と協力先、息子、それぞれがキックバックで利益を得ていたということのようです。ニトックスから架空外注先に支払われた金額は、調査対象期間内の 2017 年 6 月から 2023 年 12 月までの累計で 130,444,850 円だそう。

ちなみにこうした不正行為は、2015年当時から始まっているようで、テクノフレックスの上場以前から行われていたということになります。これは東証なんかは問題視しそうですね。

しかしまぁ、なぜここまで黒塗りだらけの報告書なんでしょう。不正を働いた者の名前など、ここまで配慮して伏せる必要あります?この配慮(忖度)の感覚が一番問題だと思うけど。

小林製薬株式会社 「紅麹」の成分含む健康食品を自主回収

小林製薬株式会社は3/25、「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ(第2報)」を公表しました。同社が販売している機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した方において、腎疾患等が発生したとの報告を受け、紅麹関連製品を自主回収するということです。

小林製薬株式会社

小林製薬は医薬品、医薬部外品と芳香剤、衛生材料などの家庭用品を製造販売する大手メーカー。ニッチ(すきま)分野のユニークな製品の開発に定評がある東証プライム上場企業です。

販売するのは「アンメルツ」「ブルーレット」「サワデー」「サラサーティ」「熱さまシート」「フェミニーナ」「アイボン」「消臭元」「ケシミン」「ナイシトール」などの製品。どの家庭でも一つや二つの製品にはお世話になってそうな、そんな企業ですね。

自主回収

今回問題になったのは自社開発の「紅麴」だそう。一部の紅麹原料に同社の意図しない成分が含まれている可能性が判明したということです。現時点でこの成分の特定や本製品の腎疾患等との関連性の有無の確定には至っていないものの、予防的措置として、紅麹関連製品を自主回収することに。この情報を受け3/25の同社株はストップ安売り気配(5,056円、前日比1,000円安)まで売られました。

自主回収の対象商品は、紅麹関連製品の「紅麹コレステヘルプ」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD」の3商品。商品名が類似した商品も多いようですので同社ホームページの3/22付けニュースリリースをご確認ください。

3/26には「サプリを使っていた人が死亡したことを把握した」と発表があり、入院したと確認された人が76人いることも公表されています。なんか大変なことになってきました。

レンゴー 100%子会社の大興製紙で工場火災

静岡県富士市の大興製紙製紙工場で火災が発生しました。火は約3時間40分で消し止められましたが、鉄筋2階建ての工場の2階部分が半焼したほか、煙を吸った40代と30代の男性 計5人が病院に運ばれたということです。

大興製紙株式会社

大興製紙株式会社はクラフト紙・特殊紙の製造および販売、クラフトパルプの製造および販売、産業廃棄物・一般廃棄物中間処分業を行っています。2021年1月15日に東京地方裁判所へ会社更生法適用を申請し、その後同年8月に東証プライム上場のレンゴーに100%子会社化され、経営再建を進めていました。

火災の概要

3/21 午前8時40分頃、富士市上横割にある大興製紙で「工場の天井が燃えている」と従業員から消防に通報があったということで、鉄筋2階建ての工場の2階部分が半焼し、煙を吸った40代と30代の男性 計5人が病院に運ばれましたが、いずれも軽症とのこと。

翌日の3/22には大興製紙が、「火災発生のお詫び」をホームページで公表しており、「今回の火災は弊社に4台ある抄紙機のうち1台を設置してある建屋から出火し、同抄紙機の一部を類焼させる事態となりました。」とだけ説明されています。

ちなみに、親会社のレンゴーからはこの件に関するコメントは出てないようです。

株式会社デジタルプラス 連結子会社従業員による不正行為

株式会社デジタルプラスは3/21、「当社連結子会社元従業員による不正行為に関するお知らせ」を公表しました。連結子会社である株式会社デジタルフィンテックの元従業員による不正行為が発覚したということです。

株式会社デジタルプラス

株式会社デジタルプラスは、デジタルマーケティング事業と、「デジタルギフト」サービスなどを運営するフィンテック事業を手掛ける企業。東証グロース上場企業です。デジタルギフトはURLをメールで送るだけでOKなギフト発行サービスだそう。専用アプリのインストールや会員登録をする必要がなく、届いたURLを開くだけで受け取り可能なんだそうです。

不正行為の概要

当該従業員は、2022年3月30日から 2024年1月23日にかけて、複数回に亘り、有効期限間近のデジタルギフトを対象に不正に入手し、自らの電子マネーアカウント等へ送金した上で、自己の遊興費等に充てていたといいます。

該被害金額は 635万円相当となっていますが、2024年3月21日にその全額を当該従業員より回収しており、今後同社の調査費用等の追加の払い込みを受ける見込みということで、同日の回収額を含め総額 1,342万円を受領する予定とのこと。3/18付けで当該従業員を懲戒解雇処分にしています。

横領された資金は回収済みで、本件の調査費用等についても払い込みを受ける?って、どういうこと?金がないから横領するんだろうし。親御さんが弁済してくれたんかなぁ。

株式会社モバイルファクトリー 買収した子会社CEOに6億円の損害賠償を提起

モバイルファクトリーは3/19、「訴訟提起に関するお知らせ」を公表しました。同社 100%子会社である Suishow 株式会社の元株主である現代表取締役に対して、6億円の損害賠償を求める訴訟を起こしたということです。

モバイルファクトリー

モバイルファクトリーはスマートフォン(スマホ)向けのゲームアプリ開発会社。スマホに搭載されたGPSなどの位置情報を活用し、全国に所在する鉄道駅のスタンプラリー・陣取りゲームを提供する東証スタンダード上場企業です。

訴訟提起の概要

同社は昨年6月、Suishow 株式会社の株式を取得し、100%子会社化しました。その後昨年10月に「ユーザーの位置情報やチャットなどが外部から閲覧可能な状態が生じていた」とする報道が行われ、サービスを急遽停止する事態に発展。現在もサービス再開には至っていません。

Suishowの元株主である現代表取締役は、子会社化における株式譲渡契約において「Suishowに関する事項が真実かつ正確であることを表明保証していましたが、今年1月に、表明保証に重大な違反があったと、モバイルファクトリーが認識したとのこと。

モバイルファクトリーが支払った約3.9億円の譲渡対価の返金を求め、交渉を続けてきたようですが、度重なる交渉・協議においても進展がなく、やむを得ずの訴訟提起に至ったということです。

Suishow は意図して不正を働いたわけではなく、元株主であり現代表取締役にしても、表明補償における虚偽等はなかったと思われます。あくまで主要製品のセキュリティが甘かっただけのよう。この訴訟は難しそうやね。