島津製作所 子会社で不正行為

分析機器や医療機器を手掛ける島津製作所は8/25、子会社が医療用エックス線撮影装置の保守点検をめぐり、故障を装って修理を行っていた疑いがあることを公表しました。外部の専門家を交えて調査を進めるとしています。

かなり悪質な手口

不正が行われていたのは、医療機器の販売や保守業務を手掛ける子会社の島津メディカルシステムズという会社。エックス線撮影装置のサービスを提供する際に不適切な行為があった疑いがあるということですが、25日時点ではこれ以上は不明でした。

その後の報道によると、熊本営業所の幹部社員が、熊本県内の公立病院に納入した装置に、回路を遮断するタイマーを仕掛け、その後故障を装って部品を交換していたということです。

この病院に2009年に設置されたエックス線テレビシステム。幹部社員は17年9月、装置の点検時にタイマーを仕掛けたといいます。タイマーの設定時期がくると、同装置からエックス線が出なくなり、「エックス線管球」と呼ばれる主要部品を交換するという流れ。実際は故障していなかったにもかかわらず、病院は交換費用として約228万円を支払ったということです。

会社ぐるみか

島津製作所と島津メディカルシステムズは既にこの病院を訪れて謝罪し、概要を説明したということです。いろいろ不正を見てきましたが、納入した商品にタイマーを仕掛けて機能を停止させる、なんて手口は初めて見ましたね。

今のところ個人、もしくは営業所単位での不正であるとしており、不適切な行為の疑義は一部地域に限定されている。と、島津は言ってますが、当然信用なりません。さて、この不正どこまで広がっていくんでしょうね。

海水魚の陸上養殖

8/26付けの日本経済新聞に、「海水魚養殖 市街地で 東京海洋大、小型の浄化システム」という記事がありました。従来に比べて小型かつメンテナンスが容易なのが特徴で、場所を選ばず市街地のビルでも養殖が可能になるんだそうです。

市街地のビル

陸上養殖のネックになってきたのが、水槽の海水のメンテナンス(水替えなど)なんだそうです。これを解決したのが新たな水循環システムで、海水を外に排出しない、閉鎖循環式の装置。装置を支えるのが、東京海洋大学が特許を取得した「好気的脱窒」という技術だそう。

従来の技術(嫌気的脱窒)に比べ、装置は1/3ほどのサイズで済み、メンテナンスも簡単で専門的な技術も不要とのこと。難しい技術的な話はともかく、海の近くでなくても、プロの料理人が高評価する魚の養殖が可能となっています。

気候変動の影響等で海流や海水温の変化が発生し、これまで獲れていた魚が獲れなくなってきた、なんて時代ですし、海上での養殖は自然災害の影響も受けちゃいます。この陸上養殖の新技術、大いに活用して産業化してほしいものです。

地方でこそ

記事では街の真ん中の雑居ビルでも養殖出来ることに着目していましたが、地方にはほったらかしの地面がたっぷりありますよ。空き家問題どころではありません。廃屋問題です。人間よりも野良猫の方が多いんじゃない?kuniが今いるところはそんなところです。

いくらでもスペースありますので、陸上養殖にはもってこい。町興しの一環で誘致してみればどうかなと思います。まだ研究途上の魚種がほとんどだそうですが、これも時間の問題でしょう。陸上養殖、、、かなり期待しています。

手強いぞ 認知症(その6)

毎日のように認知症的な症状に接し、うんざりしております。一度しか経験していないのにびっくりするほど刷り込まれている記憶がある一方で、何度言ってもまったく記憶されないことがたくさん。この差は一体何なんでしょうね。こんなふうにすればしっかり記憶してくれる、、、みたいな伝え方のコツみたいなものってあるんだろうか。

液体洗剤と粉末洗剤

昨日面白いことがありました。認知症の母いわく、「液体洗剤に比べると粉末の洗剤は洗濯物が固くなってしまうのでダメだ」、ということらしい。よほど気に入らなかったようで、これを何度も聞かされています。先月辺りまでは液体洗剤を使ってたらしいです。

kuniとしては、洗濯物の仕上がりが固くなってしまうのが、「液体と粉末」の違いに由来しているものなのかを知りたくて、具体的な商品名を訊ねます。すると、「商品名は分からない」ということらしい。

たまたま今月から使い始めた粉末の洗剤の性能が悪かっただけで、粉末か液体かの違いではないんじゃないか?と言ってみたんですが、受け付けません。粉末洗剤はダメで、液体洗剤が優れているという彼女の頭の中は変えられないようです。

あくまで商品Aと商品Bの性能比較でしかないんですが、彼女の頭の中では商品Aの水に溶かす前の形態(粉末)と商品Bの形態(液体)の比較に置き換わってるんですね。自分の経験したことの一側面を捉えて、妙な思い込みをもち、自分の中ではそれが正しいこととして認識してしまっている。こういうの多いんですよ。

認知症の人のこの間違った思い込みって、正すのが大変です。昨日は洗剤をめぐるやりとりでしたが、他にもこういう思い込みをたくさん聞かされているような気がします。「いや、それってそういうことじゃなくてね、、、」この手の話題はほぼ聞き入れてくれません。やれやれ。

タイパ? タイムパフォーマンス コスパ

8/23付けの日本経済新聞に、「倍速消費という名の欲望」という記事がありました。その中で突然出てきた「タイパ」という言葉。タイムパフォーマンスの略語らしいです。コストパフォーマンスをコスパとかいうのと一緒ですかね。ネットで見るとやはり出てきますね。kuniが付いていけてないだけかぁ。

タイパ

コスパ(コストパフォーマンス)は、モノやサービスに対する購入等の判断を費用対効果で行うことですよね。ということで、タイパ(タイムパフォーマンス)は、時間対効果ということのようです。

楽しみにしていた2時間の映画を観終わった後、つまらない映画に2時間も費やしてしまったという想い。2時間を返してほしいという感覚なんだそうです。こういうのを「タイパが悪い」なんていうみたいね。

倍速視聴

記事では最近の若い人がタイパ志向が強いことを紹介していたんですね。映画やドラマを倍速視聴する人たちも多いんだとか。長い時間を費やして内容が面白くなかったときの無駄を回避するわけですね。ん~、その気持ち分からんでもないが・・・。けど時代の趨勢ということでもあり、、、。

ネット配信の映画や動画が当たり前になってきたからこその社会現象ですね。コスパは既にみんなの常識になりましたし、タイパもいずれ当たり前になっていくのか。当たり前になってきたからこそ、ネットフリックスやディズニーがブイブイ言わせてるのか。ゆったり流れる時間の中で楽しむからこその幸福感、みたいなものもあると思うけどなぁ。

さてさて、この「タイパ」の感覚が人々に定着していくとして、その過程で流行るビジネスって他にも出てくるんでしょうかね。そこは少々興味あります。

日野自動車 とうとう小型トラックにまで

日野自動車は8/22、エンジン不正問題が小型トラックにも広がると発表しました。ある程度予想してましたが、やはり不正の対象は大型、中型のトラックやバスにとどまりませんでした。これで国内で販売できる車種は新型の電気自動車(EV)トラック以外はほぼなくなることに。

立ち入り検査で

これまで大型、中型エンジンで不正を小出しに公表してきましたが、今度は小型トラックにおいて、試験での排出ガスの測定回数が不足していることが判明。なんともみっともないことに、国土交通省の同社への立ち入り検査で発覚しています。

2019年に発売した小型トラック「日野デュトロ」などが対象だそうで、同車種は累計販売台数が約7万6千台に上ります。小型トラックについては、自社による点検でも不正はないとしていましたし、特別調査委員会による調査でも指摘はありませんでした。で、当局の立ち入り検査で発覚という不細工な結果です。

特別調査委員会

他社の不正事案においてもよく感じることなんですが、外部の弁護士らによる特別調査委員会ってどの程度機能していたんでしょうね。まぁ、そもそも会社側の真摯かつ適切な協力がなければ、委員会だって機能するはずがないんですが。あまり考えたくないけど、手心加えちゃう委員会なんかもあるかもしれませんね。

とにかく日野にとっても、特別調査委員会にとっても、悲惨な結果となりました。日野自動車はこの後どうするんでしょうね。再生を目指すのか、看板下ろしてEV専業の新会社に生まれ変わるのか、、、トヨタ様のご判断次第ってことですかね。