nms ホールディングス株式会社 特別調査委員会の調査報告書を公表

nms ホールディングスは12/16、「特別調査委員会の調査報告書公表に関するお知らせ」を公表しました。10月の開示では、「同社一部役員による不適切な経費使用」という表現になっていましたが、やはりこの方、代表取締役社長でした。

不正の概要

社長が使用した接待交際費については、調査対象とした期間(2017年3月から2024年7月まで)において、約6百万円の私的流用と思われる使用があったとしています。

さらに、広尾と代官山に設けた社宅に、知人女性(同一人物で広尾に約2年間、その後代官山で約4年間)を住ませていたようです。報告書では触れていませんが、おそらく社長の愛人ですかね。また、社用車として1,200万円で高級クラシックカーを購入させていたという話も。

会社が社長個人の持ち物に

公私混同が激しく、報告書にも、「社内で絶対的な存在になったために、上場会社であるにもかかわらずあたかも「自分の会社」であるかのような錯覚に陥っていたことが推測される。」との記述があります。

社長に対して批判的な進言をしたことで激怒されたり、責任を追及されたり、部下の前で叱責や罵倒をされたりし、退職に至った幹部も多かったようです。パワハラに関してもこの後問題になるかもですね。こういう人、昭和の時代には結構いたんですが、今の時代にも・・・

株式会社クシム 取締役に辞任勧告(その2)

昨日に続いてクシムの記事です。昨日の記事を当該取締役ご本人がお読みいただいたようです。で、kuniも取締役が開設されたNoteの反論記事を読ませていただきました。

社内調査委員会の設置

反論記事にも出てくるのですが、「社内調査委員会の設置」という行動にkuniも違和感を感じていました。そのため、昨日の当ブログの記事でも現経営陣側の対応や主張を鵜呑みにできなかったわけです。

その取締役が本当に不正を働いていて、その不正を明らかにし、現経営陣の主張や現行のガバナンスが適正であることを証明したいのなら、どちら側にも関係のない中立の立場の委員で構成される第三者委員会を設けるのが普通です。

しかし、今回設置されたのは社内調査委員会。さらに取締役のNoteの情報によると、この社内調査委員会の委員長はフィスコ側の人(正確にはフィスコの親会社と思われるシークエッジ出身者)のようです。こうなってくると、かなりのバイアスがかかった調査結果になりそうですよね。

吸収合併

昨日は現経営陣側の開示に基づき書きましたが、本日は取締役側の情報を一部引用しつつ記事を書いています。吸収合併という言い方が正しいかどうか分かりませんが、吸収された(子会社化された)側の出身者には、まぁいろいろと、手を替え品を替え、追い出すための力が働くもんなんです(これ、kuniの実体験です)。

株式会社クシム 重大な背任行為で取締役に辞任勧告

株式会社クシムは12/9、「(経過開示)社内調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。これより以前、11/25には「取締役1名に対する辞任勧告の決議」も公表しています。当該取締役が社内情報漏洩や不適切行為への関与があったとしていました。それを調査する委員会ですね。

株式会社クシム

クシムはブロックチェーンの受託開発、暗号資産に関連したコンサルティングなどを行う、ブロックチェーンサービスを中核事業として展開する東証スタンダード上場企業です。一昨年、チュ-リンガム社を子会社化し、ブロックチェーンサービス事業を拡大しています。

辞任勧告

重要事実の継続的な漏洩や、不適切行為の可能性に対する重大な懸念があるということで辞任勧告を決議したということなんですが、その同日に当該取締役が株主提案で取締役4名と監査等委員2名の選任を議案として、来年1月の定時株主総会に問うという動きに出ています。

現経営陣と辞任勧告を受けた取締役が真っ向から対決するという構図。この取締役は冒頭書いた子会社化されたチューリンガムのトップだった方なんですね。そして現経営陣の方は、金融情報、企業情報の配信などを行うフィスコの勢力。ん~、この対決は難しいなぁ。取締役が悪だと片付けるわけにはいかない感じ。

株式会社ジェイ・エス・ビー 社外取締役が脱税で逮捕

株式会社ジェイ・エス・ビーは11/15、「当社社外取締役の逮捕に関する報道について」を公表しました。社外取締役が代表を務める弁護士事務所で、架空経費計上などで法人税など計約2700万円を脱税したとして、法人税法違反(脱税)などの疑いで逮捕されたということです。

株式会社ジェイ・エス・ビー

株式会社ジェイ・エス・ビーは主に学生を対象としたマンションの企画から事業提案、竣工後の入居者募集、入居者・建物管理などを全国で展開する企業。学生マンションの賃貸では業界大手とのこと。東証プライム上場企業です。

社外取締役や監査役を

逮捕されたこの弁護士、現在はジェイ・エス・ビーで社外取締役に就任していますが、ほかにも東証グロース上場のアイリックコーポレーションでは監査役を務めていました。過去には数社の社外取締役や監査役を務めていたようです。

これらの企業はいったいどのような人選をしてきたんでしょう。まぁ、年俸500万円程度で、2週間に1回の取締役会に出席してくれるだけでいいですよ。くらいの感覚でしょうけどね。ちなみにこの弁護士事務所、クレジットカード会社や携帯キャリアなどから委託を受けた債権回収を主に手掛けているそう。法を盾にした借金取りってことみたい。取り立てのプロということで人選したんですかね。

ピクセルカンパニーズ 特別調査委員会の調査結果

ピクセルカンパニーズは11/12、「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」を公表しました。代表取締役社長の不正に関して、証券取引等監視委員会より要請され、調査を行ってきた件ですね。

三つの疑義

この3事案は連結子会社だったピクセルエステート株式会社を利用して行われたもの。特別調査委員会は調査の対象となっっていた3事案の不正について、いずれも事実であると認定したということです。

ピクセルカンパニーが取締役会の承認を得ずに、代表取締役の個人借入(350百万円)について連帯保証を行い、子会社がの取引先への前渡金(350 百万円)と偽って、代表取締役個人の借入金に対する返済を行っていた。

さらに、子会社におけるた再生可能エネルギー施設等の開発に関わる土地や権利等の取得に関する前渡金等の取引計17件総額1,639百万円が取引実態がなかったという結論に。

この代表取締役は、子会社の資産を利用して350百万円の自分の借金を返済させ、架空の取引を装って1,639百万円を自分のポッケに入れてしまっていた。という理解でいいんでしょうかね。子会社から抜いた資金は総額約20億円。その後、この子会社は売却されています。酷い奴ですね。