ラサ商事 OKK ショーエイコーポレーション 有価証券報告書の提出期限の延長

6/30、本来ならばこの日に有価証券報告書を提出しなければならなかった企業が、提出期限の延長を申請しました。タイトルのように、ラサ商事、OKK、ショーエイコーポレーションの3社です。いずれも当ブログで過去に取り上げたように、不祥事の発生によるものですね。

ラサ商事

2014年に子会社化した旭テック。石油化学プラントをはじめ、多種多様な分野のプラントや関連設備の設計・施工・メンテナンスが主要事業となっています。そんな旭テックで、従業員が行方不明となり、捜索発見後事情を確認するなかで、数年にわたり売上原価が不正に先送りされている可能性があることが分かったとのこと。

これまでの調査により、不正な会計操作の結果、連結当期純利益への影響額として、2008年以降の累計で概ね350百万円の減少要因になるとの途中経過が公表されています。

OKK

棚卸資産の残高確定の過程において過去の会計処理に誤りがあるとして調査を開始。調査の過程で、適切な棚卸資産の調査・把握や会計処理の調査・把握について、同社役員による不適切な業務執行の可能性を含む内部統制上の問題がある疑義が生じたとしている件です。

ショーエイコーポレーション

架空循環取引が行われていたという事件。ただし、主導者はあくまでも別の会社の個人であって、ショーエイはその架空循環取引に巻き込まれたという結論でした。その後はショーエイ担当者も能動的に協力して架空循環取引の規模を拡大してしまったということでしたね。

各社とも提出期限の延長により有価証券報告書等の提出、間に合わせてくると思われますが、役員の不正行為に発展しそうなOKKはビミョーですかね。

コメントを残す