富士変速機 消火設備誤作動による死亡事故

富士変速機は7/16、「弊社機械式立体駐車場における改修作業中の事故に関するお知らせ」を公表しました。、同社社員が業務上過失致死傷の疑いで名古屋地方検察庁へ書類送検されたことの公表です。この手の事故最近ちょくちょく聞きますね。

事故の概要

昨年12/22のこと、名古屋市中区の宿泊施設(中区錦3丁目の名古屋ガーデンパレス)の立体駐車場で、二酸化炭素を出す消火設備が誤って操作され、協力業者作業員の1名が死亡したほか、同2人が重傷を負ったという事故でした。

立体駐車場内で作業をする際は、現場施工管理者を配備し消火設備が誤って起動する事を防ぐ措置を講じていたようですが、現場の状況によると、同社では消火設備起動盤の誤操作であったと考えているようです。

この事故に関し、業務上過失致死傷の疑いで、同社の保守業務担当だった49歳の従業員の男性と、誤って消火設備の起動ボタンを押した31歳の現場責任者の男性が、名古屋地方検察庁へ書類送検されたとのこと。

最近多いです

不活性ガス消火設備(二酸化炭素消火設備)の作動による事故、最近よく聞きますよね。この消火設備は、電気室や機械式立体駐車場などの空間に不活性ガスを放出し、火災を消火する設備です。

上記の名古屋での事故以降も、今年1月と4月には東京で、消防設備点検作業時とマンション地下駐車場内部の天井張り替え作業中に死亡事故が発生しています。消防庁も、二酸化炭素消火設備を熟知した消防設備士や消防設備点検資格者の立ち会いを呼び掛けてます。

マンションの地下駐車場なんかでは、一般の人(住民)も注意が必要かもしれませんね。

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