日本航空516便衝突炎上事故 乗客乗員は全員生還

1/2に発生した羽田での日本航空516便衝突炎上事故。滑走路上で接触したとされる海上保安庁の航空機側では搭乗員6名のうち5名が亡くなったということです。この機は能登半島地震の被災地支援で物資を搬送する任務の最中だったそう。ご冥福をお祈り致します。

乗客乗員379人全員が生還

悲惨な事故になりましたが、乗客乗員379人全員が生還(うち14人が負傷)できました。これって奇跡的なことですよね。接触した瞬間に左翼の燃料タンクと思われるところから強烈に炎を噴き上げ、滑走路をすべるように進む機体の動画が何度も流されていました。

まず一つには、機体はほぼ着陸時と同じ姿勢で滑走路を進んでおり、滑走路をほんの少しだけ外れたところに止まることができました。もしこれ、機体が滑走路を大きく外れて回転してしまっていたら、まさに火だるまになって避難どころではなかったと思われます。接触後の機長の機体コントロールは奇跡です。

そして何より称賛されるべきは、停止後に乗客を全員脱出させることに成功したことですよね。航空機においては、「出口の半分が使えないという条件のもとで90秒で乗客全員を脱出させられる」ことが求められるそうです。JALもそれを実現できるよう訓練をしてきたはずですが、それを実際に完遂しました。

乗務員の方、特にCAさんの冷静な対応、日ごろからの訓練が多くの人の命を救ったわけですね。上記のような二つの奇跡、もっと評価・賞賛されていいと思います。私たちの周りにも、火災や地震が発生した際の避難訓練とかありますよね。みなさん真剣に取り組んでますか?日ごろの訓練がものをいう場面がいずれ来ますよ。