プルデンシャル生命の次? ソニー生命は大丈夫か

プルデンシャル生命の集団詐欺事件。社長の記者会見を機にメディアでも活発に取り上げられるようになってきました。一方で株式市場では、少々気になる動きが。ソニーフィナンシャルグループ株の下落です。ここのところ毎日のように下げ続けています。

ソニー生命はソニーフィナンシャルグループの100%子会社。今年1月上旬に久しぶりに高値を奪回して好調なふうに見えましたが、プルデンシャル生命の件が明るみに出た辺りから下げに転じ、株価はわずか2週間ほどで180円から153円台(1/26)まで下げ続けています。

もともとソニー生命が1979年に米国プルデンシャル生命との合弁でスタートした会社だっただけに、今回の事件の連想が働きやすかったと思われます。1991年にはプルデンシャルとの関係は無くなって、それ以降、ソニーフィナンシャルグループの100%子会社です。

国内の生保ではかなり成果主義の色合いが強く、過去にはいろいろあったのかもしれません。一時期証券界からも、やり手の営業員がソニー生命に大量に転職していった(kuniの周辺でも少なくとも3人が転職)ものです。「やはりソニー生命でも同様に・・・」なんてことにならなければよいのですが。

nmsホールディングス 特別調査委員会設置に関するお知らせ

nmsホールディングスは1/23、「特別調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。昨年12月に公表していた、連結子会社パワーサプライテクノロジー(PST)において製品の不具合が発生し、約7億1600万円をPSTが負担することになったという件に関する調査を行うというもの。

PSTが2015年から18年にかけて販売した製品の品質不具合への対応として、取引先で交換対応などに関する費用が発生したとのこと。不具合に対する対応は済んでそうですが、これに関する深堀調査、横展開など、かなり丁寧な調査を実施するようです。

nmsホールディングスは現在、ワールドホールディングスによる買収が進んでいるようで、現在の保有比率は30%弱にまで上がってきているようです。今回の特別調査委員会を設置しての調査はデューデリジェンス(買収や投資に際して、対象企業や資産について徹底的に調査・評価を行うプロセス)の一環ということでしょう。

いずれにせよ、委員会の調査結果を待つしかありませんが、今のところPSTやnmsホールディングスにおいて不正等が起きていたという情報はないようです。

プルデンシャル生命保険 従業員の不正行為(その2)

プルデンシャル生命で発覚した大勢の従業員が行ってきた詐欺行為。日本経済新聞も1/20付けで第2報にあたる記事を掲載していました。当ブログでも指摘していた賠償責任に対する同社の姿勢についても書いてます。

同社のコメント

「顧客との密接な関係を悪用した金銭詐取や不適切な投資商品の勧誘。収入の不安定さから金銭貸借を依頼する事例などが報告されている」とし、同社がとる実績主義・歩合制の問題点を指摘しています。

498人から不適切に受け取った31億円弱のうち元社員らが返還した金額が約8億円。差し引き23億円ほどが未補償となっていることについては、「法的責任を超えた弁済は生保としての健全性・公平性を揺るがす可能性があり、慎重な対応が必要だ」という無責任なコメントも(ここが問題)。

同社としてはこれまでの運用態勢等の問題を認識しつつも、上記のような無責任な対応をとっているわけです。自社の運営・態勢が根本的な原因なのに、生保としての健全性・公平性を盾に弁済から逃げようとするこの姿勢。多分国内生保ではありえない酷い対応だと思います。

リンカーズ株式会社 代表取締役社長が逮捕

リンカーズは1/20、「当社代表取締役社長の逮捕に関する報道について」を公表しました。逮捕については、1/18付の上毛新聞で報道されたようです。

いやいや、なんとも。会社側の開示では、「報道については把握しておりますが、それ以外の情報については現在事実確認を行っているところ」だそう。上毛新聞の記事では、

逮捕理由は不同意わいせつの疑いらしく、「群馬県渋川市内の旅館内で、マッサージ店の40代女性従業員の体を触るなど、わいせつ行為をした疑い」としています。本人は「無理やりではない」と容疑を否認しているとか。

リンカーズは東証グロースに上場する企業で、マッチングプラットフォームの運営を中心に課題解決のサービスを提供。技術マッチングで、モノづくりの生産性の最大化を支援する会社だそうです。が、毎期赤字を垂れ流している株価200円割れの会社です。トホホな会社のトホホな社長さん。

株式会社サンウェルズ まだまだ揉めてるみたいで

株式会社サンウェルズは1/16、「監査等委員会による外部弁護士への社内調査の委嘱に関するお知らせ」を公表しました。以前当ブログでも取り上げた、有料老人ホームにおける約28億円の診療報酬の不正請求が発覚したあのサンウェルズです。

社長による運転代行サービスの不正使用

今度は社長による運転代行サービスの不正使用だそうです。本来の業務に使用するだけでなく不正な利用があったようで、その金額もそれなりのもののようです。同社が東証グロースに上場する際に外部機関に提出した審査用資料等においても、虚偽の記載となっていたのではないかとの指摘を受けているそう。

まぁ、28億円の診療報酬の不正請求に比べれば大した金額ではなさそうですが、ここの社長、なにからなにまでやりたい放題。

先日公表した業績の下方修正でも、従業員がどんどん辞めていって、施設の運用がままならなくなっていることが説明されていました。株価も安値更新中。とうとう「終わり」の始まりのようです。社長が追放され、会社が上場廃止になるのは構わないけど、施設の利用者が路頭に迷うなんてことがないようにしてほしいものです。