五洋インテックス 前社長が3,500万円持ち逃げ?

不適切な会計処理に加え、会社を乗っ取られたり、有価証券虚偽記載で課徴金を命じられ、東証特設注意市場銘柄に指定されてしまった五洋インテックス。6月に全取締役、全監査役を刷新、やっとまともな経営陣に、、、と思いきや、従業員が会社に貸した金が行方不明。

外部調査委員会

昨年7月、同社の従業員が連結子会社に3500万円を貸付けていた(昨年3月)ことが発覚。このことを調査するため、10/20には外部調査委員会を設置しました。早いもので既に2カ月以上経過しました。調査対象からみるとこれくらいの期間があれば十分なような気もしますが。。。

12/1には臨時株主総会開催予定日の変更に関するお知らせを開示。当初12月の上旬としていた開催予定日を、1月下旬に変更したとのこと。この約2か月間の時間稼ぎも上記調査のためのものなんでしょうか。

前社長が使い込み?

ここにきて前社長による資金の使い込み疑惑、持ち逃げといったうわさや一部報道まで聞こえてくるようになりました。元社長は中国に逃げてしまっているとかも。しかし、この3,500万円、会社の窮状を見かねた社長室勤務の女性社員が会社への資金支援を申し出たものらしいです。

って、これホントですかね。当時仕手筋やらの絡みの経営者たちですよね。そんな会社に勤め続けるだけでも気持ち悪いのに、お金まで貸しますかね。それも100万、200万じゃないですよ、3,500万です。どう考えても不自然(そこに男女関係でもない限り)。不思議な事件です。

日本光電 社員3人が贈賄容疑で逮捕 他の業者へ波及も

医療機器の納入をめぐって、三重大病院臨床麻酔部の元教授、亀井政孝容疑者が代表を務める法人の口座に現金200万円を振り込んだとして、愛知、三重の両県警は6日、贈賄容疑で日本光電工業の社員3人を逮捕しました。元教授ももちろん逮捕されています。

社員の逮捕について

1/6付で同社のホームページに「社員の逮捕について」というお知らせが掲載されています。がしかし、このプレスリリースは同社HPのみ、TDnetには掲載されていません。周知する気のないプレスリリースです。

プレスリリースでは、「当社は捜査に全面的に協力していますが、現在、警察による捜査が行われているため、本件に関する詳細の公表は控えさせていただきます」とあります。

複数業者に現金要求 逮捕の三重大元教授

翌日の1/8付け日本経済新聞には、上記タイトルの記事が、、、。複数の医療機器関連の業者に現金の提供を求めていたことが7日、捜査関係者への取材で分かったとのことです。

亀井容疑者が代表理事を務める一般社団法人(津市)の口座には複数の業者から合計400万円が振り込まれ、約250万円が同僚らとの飲食代に使われたそうです。「自由に使えるお金がほしい」という趣旨の発言をして現金を要求していたといいます。

さらに、亀井容疑者の部下だった元准教授も、実際は使っていない薬剤を投与したようにカルテを改ざんし、診療報酬を不正請求した疑いで逮捕、起訴されています。1/6には追加の容疑でしょうか、再逮捕されています。酷い奴らです。

今後の展開

話を戻して日本光電。逮捕されたのは中部支店の営業部長とその部下だと思われます。200万円ともなると営業部長だけの判断ではありませんね。会社の経営層まで捜査が及ぶことになりそうです。

また、複数業者に現金を要求ということですから、別の企業も登場してくることになりそうです。納入した医療機器は「生体情報モニター」という機器。上場企業ではほかにフクダ電子などが関連企業ですね。あくまで製造しているってだけの話ですよ。

西華産業 ミスターマックス・ホールディングス 従業員の不正行為

昨年末12/28に公表された2つの事件。年末のバタバタで書けてませんでしたので、この辺りで備忘的に整理しておきます。西華産業は「当社連結子会社社員の不正行為に関するお知らせ」、ミスターマックスは「2021年2月期第3四半期決算発表延期の可能性に関するお知らせ」です。

西華産業

西華産業は三菱グループの総合機械商社です。各種プラントや機械装置、環境保全設備などの販売および輸入が主力事業です。その100%子会社である日本ダイヤバルブ(品川区/バルブの製造・販売/従業員205名)の社員が不正を起こしたとのこと。

10月下旬、税務当局からの照会を受け、社内調査を実施したところ、約1億円に及ぶ金銭騙取の事実が確認されたとのこと。既に刑事および民事の手続きを進めており、これまでに判明した事実を公表するに至っています。

既に警察が動いていて、捜査に支障がなくなったと判断しての公表ということですので、事件に対する捜査自体は一段落している様子です。

ミスターマックスHD

同社は総合ディスカウントストアのMrMaxを中核会社とする持ち株会社。このお知らせのタイトルは何なんでしょうね。タイトルだけチェックしていると同社で不正が起こったことを見逃してしまいそうです。これ、狙ってやってるんですかね。だとしたらタチが悪いです。

昨年11/25、同社従業員の申告により会社資産の不正流用の疑義を認識したそうです。複数の取引先からリベート等として不正に金銭を受領。その額は本人の申告によると9,000万円程度だそうです。

これを受け12/16には外部専門家を加えた社内調査委員会を設置して、実態把握のための調査を実施しているんですが、ここへきて第3四半期の決算発表が間に合わない可能性が出てきたということで公表に至ったということです。あくまで決算発表の延期のお知らせですね。

決算発表の延期も重要ですが、不正が発覚したらできる限り速やかに第一報じゃないですかね。

わらべや日洋ホールディングス 子会社ソシアリンクが入管法違反で起訴

わらべや日洋は1/5、連結子会社 株式会社ソシアリンクが、2020年12月28日に、出入国管理及び難民認定法(入管法)違反の容疑で、千葉地方検察庁により起訴されたことを公表しました。同社千葉営業所の社員4名も12/8に同じく入管法違反の容疑で起訴されています。

どういう開示?

開示されたのはこれだけです。子会社ソシアリンクの会社概要が添えられていただけ。もう少し株主に対してしっかり事実を伝えるべきではないでしょうかね。

調べてみるとこの事件、人材派遣会社ソシアリンクが在留資格のないベトナム人の元技能実習生らを、千葉県市川市の食品工場に違法に派遣したとして、警察が同社の営業所長ら4人を不法就労を助長した疑いで逮捕したというもの。

所長らが在留期限が切れていたことを把握したうえで工場に派遣していた疑いがあるということでした。捜査が進むと、ソシアリンクとしては80人ほどを違法に派遣していることについて、千葉営業所から報告を受けていたことがわかったそうです。

開示も報道も不思議

警察による逮捕・書類送検は11月~12月に報道されていましたが、なぜか「わらべや日洋」の社名は出てきません。ソシアリンクはわらべや日洋ホールディングスの100%子会社なのに。わらべやはセブンイレブンにおにぎりや弁当、お惣菜を納めている会社です。同社の筆頭株主もセブンイレブンです。

だから報道も広告宣伝費たくさん使ってくれる親会社に触れにくい?セブンイレブンに申し訳ないから、わらべや日洋も余計な開示はしない?  って、おかしいでしょ。日本を代表する企業なんだから、セブンがわらべや日洋へ開示の在り方をしっかり指導するんじゃないの?、、、と思いますけどね。

(おまけ)このわらべや日洋って会社。2011年にも前代未聞の給与未払い事件を起こしています。グループ会社の社員とパート合わせて約1万2千人に対し、約2年5カ月分の賃金の未払いがあったとして約13億8千万円を支払っています。ゆるい会社です。

天馬 前取締役に対する損害賠償請求訴訟の提起

同社の監査等委員会は12/28、第三者委員会の調査報告書において認定された事実等を踏まえ、当時の取締役6名の職務執行に関して善管注意義務違反があったと判断し、東京地方裁判所に損害賠償請求訴訟を提起しました。海外子会社での不適切な金銭交付でしたね。

いろいろありました

ベトナム子会社の贈賄事件という不祥事で当ブログでも取り上げた同社でしたが、会社と元名誉会長、監査等委員会、投資会社入り乱れての取締役選任争いに発展しました。この損害賠償請求訴訟も避けて通れないですわな。

お知らせでは前取締役6名に対し、一人ずつ損害賠償請求額が示されていますが、訴状記載の請求額がすべて認められた場合に同社が前取締役6名から支払いを受けられる合計金額は3億7648万8988円だそうです。

問合せ先

今回のお知らせ、問合せ先は総務部付 部長となっています。これまでこういうお知らせでの問い合わせ先は常務執行役員総務部長だったんですが、この常務が今回訴えられている6名のうちの一人なんですね。他にも現執行役員が含まれてるようです。いずれも取締役を降りたものの執行役員で残った人たちです。

取締役を解任されて、損害賠償請求訴訟を提起することになるのに、その間執行役員としての給料等を支払ってるのもよく分かりません。

さらに、この提訴のお知らせ、TDnetで見付けたんですが、同社のホームページではなぜか見当たりません。この会社どうも一貫性がないというか、、、ホームページで隠す理由も分かりません。