ちょっと前になりますが、12/18付け日本経済新聞に、「ごま、輸入価格が最高値 輸入元のアフリカに政情不安」という記事がありました。日本はごまを食品や搾油用の原料としてほぼ全量を輸入に頼っているんだそう。その輸入元がなんとアフリカ。いやぁ、全然知りませんでした。
価格が急騰
貿易統計によると日本のごまの輸入価格は直近10月時点で1トンあたり29万円。2008年に付けたこれまでの高値(28万2千円)を上回り、遡及可能な1988年以降で最高値を更新しています。特に2021年半ば以降の上昇は急ピッチで、この2年半で輸入価格は約2倍になりました。
輸入元
日本におけるゴマの輸入元とそのシェアを調べてみると、1位はナイジェリア(37%)。2位はブルキナファソ(13.5%)となっています。この両国で半分を占めてますね。続いて3位はタンザニア(8.6%)、4位はモザンビーク(8.3%)、5位はパラグアイ(6.3%)となっています。
こうしてみると確かにアフリカからの輸入上位国だけで7割近いシェアとなっています。で、ブルキナファソでクーデターが発生したりと政情が安定しない国々。生産量の減少を不安視されており、価格の高騰につながっているとのこと。小麦と違って主食ではないけど、ごま油の高騰は結構痛いよね。しかし、アフリカ産を食べていたとは・・・。
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