日本製麻株式会社は8/29、「特別調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。同社の取締役(前社長)が日本製麻株の買い付けでインサイダー取引規制に違反した疑いがあり、特別調査委員会を設置して調査を開始するということです。
日本製麻とゴーゴーカレー
金沢カレーの火付け役として急成長しているゴーゴーカレーは、日本製麻にレトルトカレーの製造を委託しています。このゴーゴーカレーの創業者の社長(現在は会長)が日本製麻株を大量に買い付け、自らを取締役にするよう持ち掛け、今年4月に日本製麻の社長になっています。
その後8月に入ると同社取締役会は、不合理な議事運営、経費申請時の諸問題等を理由として新社長を解任。わずか4ヶ月での更迭となったわけです。いやぁ、メチャもめてますね。
ゴーゴーカレー創業者である前社長がインサイダー情報をもって(社長だから当然何でも知ってますわな)、ゴーゴーカレー名義で同社株をさらに大量に買い増しした(おそらく筆頭株主になってる)シーンについて、今回調査委員会を設置して調査するというわけです。
ゴーゴーカレー創業者の真意は分かりませんが、日本製麻を完全に手中に収め、社名をゴーゴーカレーに変更し、いわゆる裏口上場を目指したものなんでしょうかね。あまりに調子に乗りすぎたんで、日本製麻旧勢力が一揆を起こした、、、の図でしょうか。