社会課題 大人用紙おむつ どう処分するか

10/10付け日本経済新聞に、「増えるおむつ、どう処分 高齢化で需要拡大 『大人用』生産年88億枚、リサイクル推進必要」という記事がありました。今までなら完全にスルーしてたような記事ですが、認知症の家族を持った今、これはかなり気になります。

大人用紙おむつの実態

記事によると、高齢化が進み、要介護度が上がり、紙おむつを使用する人が増加しています。まぁ、言われてみれば納得する話ですね。大人用紙おむつの生産量はこの10年間で4割増加して88億枚。介護現場では欠かせない衛生用品となっています。これに対して乳幼児用の紙おむつの生産量は110億枚で減少傾向なんだそう。

介護施設でこの大人用使用済み紙おむつの処理が問題になっているということです。「し尿を含んだ紙おむつが詰まったごみ袋はずっしりと重く、片手では持ち上げられない」んだそうで、確かに介護士の皆さんにとっては悩みの種となってそう。焼却等、どう処分するかも課題だそうです。

解決策は

大人用紙おむつの大手としては、ユニ・チャームや花王など。様々な機能性を付加した良い商品が提供されているようで、今後も高齢者が増加し続けるこの国、投資の世界ではこうした銘柄は注目できそうです。一方で、商品を提供する企業として、使用済み商品の処分に関しても積極的に関与してもらいたいですね。

紙おむつ本体と、し尿を上手く分離できれば、処分の問題は大きく改善できそうですし、そのための技術開発を期待したいところです。そういう意味ではTOTOさんのようなトイレのスペシャリストにもビジネスチャンスはあるかも。とにかく今後も間違いなく拡大する社会課題でしょうから、救世主が現れてほしいところです。