トヨタ自動車 本社工場で火災事故

報道によると、11/13正午前、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社工場で、実験用の車が燃える火災事故があり、火は約3時間半後に消し止められたとのこと。例によってトヨタからの開示はなし。お詫びやお知らせも出ていません。

事故の概要

火災事故が発生したのは愛知県豊田市のトヨタ自動車本社工場で、消防車など16台が出動し消火にあたりました。火事があったのは開発段階で車の耐久性などをテストする「実験棟」と呼ばれる建物の1階で、実験に使う車両1台と建物の一部が燃えたということです。

実験棟は、車の性能をテストする施設で、地上6階地下1階建て。出火当時、実験棟内には社員約10人がいましたが、全員避難。けが人や行方不明者はないということです。3時間半も燃えたっていったいどんな事故だったんでしょう。

消火設備は?

実験棟というからには、それなりの消火設備等がありそうなもんですが、自分たちでは消火しきれなかったんですかね。消火設備の不備・不調みたいな原因もあったのかも。で、消防に出動依頼なんてかなりカッコ悪い話。近隣住民へのお詫びもせず、消防にはメチャ頼る。この横柄さが好きになれないんですよね。

きのこ生産大手「ホクト」 長野県上田市で工場火災

ホクト株式会社は10/30、「上田第一きのこセンターにおける火災発生について」を公表しました。10月29日午後8時30分頃、同社上田第一きのこセンターにおいて火災が発生したとのこと。この開示が行われた時点でまだ鎮火しておらず、16時間以上燃えているようです。

ホクト株式会社

ホクト株式会社は主にブナシメジ、エリンギ、マイタケを生産販売。本社を長野県長野市に置き、国内各地に生産工場であるきのこセンターを有する東証プライム上場企業です。海外では台湾、米国、マレーシアにきのこ事業の拠点を置いています。

火災の概要

この記事を書いている段階で、まだ消防による消火活動が続いています。そのため詳細は分かりませんが、けが人や連絡が取れなくなっている人はいないということです。上田第一きのこセンターは、延べ床面積が2万70平方メートルで、ブナシメジを生産していて一日の出荷量はおよそ10トンにのぼる施設とのこと。

この会社、2015年に北海道苫小牧市の工場でも火災が発生しており、設備メンテナンス工事関係者4人が死亡しています。キノコ工場と火災事故って、どうも結びつかないんだけど、今回の火災の原因は何なんでしょうね。

株式会社デルソーレ 千葉工場で火災事故

株式会社デルソーレは10/28、「千葉工場における火災発生のお知らせ」を公表しました。10月27日(日) 午前6時46分頃出火し、同日午前8時23分頃に鎮火しています。

株式会社デルソーレ

デルソーレは家庭用・業務用のピザやナンなどの小麦製品を製造・販売する食品メーカー。このほか、焼き鳥・鶏惣菜および鯛焼きのテイクアウト店舗、外食店舗などを手掛ける東証スタンダード上場企業です。フローズンピザを日本にはじめて紹介した会社らしいのですが、今まで全く知らない会社でした。

火災の概要

2時間弱で鎮火しており、大きな被害はなさそう。開示でも、「物的被害につきましては、当工場の生産設備等の一部において損傷がある」としている程度で、人的被害はなかったとのこと。具体的にに工場のどこから出火したのかについては明らかにされていません。

同社では今年5月に、キーマカリーに異物が混入していたとして自主回収するという事案も起きていました。さらにその1か月前には「手のばしナン2枚入」の一部商品に賞味期限の印字漏れがあったとして、これも自主回収してますね。やはり、ちょっとユルイ会社なんでしょうか。

日本甜菜製糖株式会社 北海道士別製糖所で火災事故

日本甜菜製糖は10/16、「当社士別製糖所における火災発生について」を公表しました。10/15午前4時ごろ、士別市西3北4、日本甜菜製糖士別製糖所の飼料工場内で出火し、鉄骨造り4階建て一部2階建て約810平方メートルの屋根や壁の一部とビートの搾りかすが焼けました。

日本甜菜製糖

日本甜菜製糖は、「スズラン印」ブランドの砂糖製品の製造販売が中核。国内では北海道でのみ栽培される甜菜(てんさい)を原料とする国産糖のトップメーカー。このほか、飼料や農業資材、不動産などの関連事業を手掛ける東証プライム上場企業です。北海道が地盤で、設立当初の社名は北海道製糖でした。

事故の概要

10/15の午前4時ごろにビートパルプ工場のパルプ乾燥設備より出火し、約6時間後に鎮火しました。人的被害はないとのことで、物的被害については、現在調査中としています。製糖所は操業を停止しており、再開の見通しは立っていないとのこと。

士別市は北海道の北部に位置し、今回事故のあった甜菜製糖が主要な産業だそう。ほかに羊の牧畜なども。冬季は-30℃前後の気温が観測されることが珍しくないようで、自動車・タイヤメーカーの試験場がつくられ、冬の厳しい寒さを利用した寒冷地試験が行われているそうです。

OATアグリオ 徳島県鳴門市の工場で爆発事故

10/7、OATアグリオ株式会社の鳴門工場で爆発・火災事故が発生しました。この爆発で同社従業員2人が負傷しており、うち1人は重傷だとのこと。

OATアグリオ

OATアグリオは、環境問題や食糧増産問題に直面する農業従事者を対象として、農薬、肥料を製造・販売する企業で、全農(全国農業協同組合連合会)、商社、メーカー向けに販売しています。大塚製薬の一事業部門が分離独立したという経緯を持つ東証スタンダード上場企業。鳴門工場では液体の農薬や肥料を製造しているそう。

事故の概要

爆発当時、現場では52歳の男性が液剤を入れるタンクを1人で洗浄しており、その際に何らかの原因で爆発が発生、出火して男性に燃え移ったとみられるとのこと。この男性が全身にやけどなどを負い重体となったほか、43歳の男性作業員は、この男性を助けようと消火活動をしていて、軽傷を負ったということです。爆発で起きた火災は約1時間半後に消し止められました。

タンク自体は破裂しておらず、周囲への延焼はないといい、警察は爆発の詳しい原因を調べています。この事故に関しては、OATアグリオのホームページで公表されていますが、非常にあっさりとした内容。詳細は全く分かりません。