大豊建設 シティインデックスイレブンスの保有割合が増加 大量保有報告書

大豊建設(1822)について、シティインデックスイレブンスは4月22日受付で、財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出しました。報告書によれば、シティインデックスイレブンスの大豊建設株式保有比率は29.01%→30.08%に増加しました。

シティインデックスイレブンス

シティインデックスイレブンスは、旧村上ファンド系のアクティビストだそうです。kuniはアクティビストの活動に関してあまり詳しくはないんですが、日本アジアグループに対して敵対的買収を仕掛けたりもしていて、市場ではやはり注目を集める存在ですからね。少しは勉強しないと。

シティインデックスイレブンスには、著名な投資家である村上世彰氏が関わっているということらしいです。他にも「レノ」、「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」、「C&Iホールディングス」、「南青山不動産」、「オフィスサポート」、、、なんてのがあるようですね。

なんだか昔の仕手筋みたいな感じ。シティインデックスイレブンスは大豊建設以外にも、西松建設や東急建設などにも投資しているようです。そうそう、ニトリにTOBされた島忠にも投資してましたね。

なぜ大豊建設か

当ブログでは大豊建設の従業員の不正行為等を取り上げましたが、その背景には明らかにガバナンスの機能不全があると思われます。同社では数年前にも、架空発注・水増し発注による増額支払いが、元会長らに還流していたのではないかと疑われる不正行為が起きています。

技術はあり、稼ぐ力もあるが、ガバナンスが効いていない。つまり経営陣がいけてない。アクティビストにとっては最も美味しい企業ですね。このあとシティインデックスイレブンスが大豊建設経営陣にどのような助言、重要提案行為等をしていくのか、注目ですね。もちろんTOBも。