金融庁 トヨタモビリティ東京に対し保険業法に基づく業務改善命令

日本経済新聞によると金融庁は、トヨタ自動車の直営販売会社のトヨタモビリティ東京と、中古車販売大手のグッドスピードに対し、適切なガバナンス体制の構築、再発防止策の検討を求めるべく、保険業法に基づく業務改善命令を近く出す方針を固めたとのこと。

トヨタモビリティ東京

トヨタモビリティ東京は資本金181億円、従業員7,700人、東京都内で約200店舗を展開し、自動車保険に加えて生命保険も取り扱うトヨタの完全子会社です。同社ではレクサス高輪における不正車検(2021年)や板金塗装修理費の過大請求(2020年)などが発覚していました。要するにビッグモーターと何ら変わらない不正を行ってきたわけです。

業務改善命令

中古車販売大手の旧ビッグモーターの保険金不正請求など、損害保険業界の一連の不祥事を受け、金融庁は新車販売会社も含めて立ち入り検査を実施してきました。立ち入り検査の結果、特定の保険商品への加入を条件に、自動車や関連サービスを値引く違反行為などがあったようです。

さらに、損保会社に対して保険金を不正に請求する事案が確認された(どのような手口だったのかは今のところ不明)ほか、重要事項の説明を怠るなどの違反行為もあったということです。いやいや、マジでビッグモーターそのまま。自動車販売業や修理業、業界丸ごと腐ってますね。今後日産自動車やホンダとかも出てきそう。