三幸製菓 工場火災 従業員6名が死亡

三幸製菓は2/13、「弊社荒川工場における火災についてのご報告」を公表しました。2/11午後11時50分ごろ、新潟県村上市の荒川工場で火災が発生し、従業員5名の死亡が確認され、1名の行方が不明、負傷者1名(退院済み)という内容でした。

三幸製菓

三幸製菓は新潟県新潟市に本社を置く製菓会社。あられ・おかき・煎餅やかりんとうの販売を主業としている、製菓会社としては大手と呼ばれているみたいです。この会社は非上場企業ですが、いろいろと問題がありそうなので、あえて取り上げました。

火災の状況

2/14には第2報が公表されました。死亡者が1名増え6名になり、負傷者が1名(退院済み)、と修正されています。荒川工場は全焼しており、発生原因については現在調査中とされています。

開示ではここまでなんですが、報道にはやや気になることも。亡くなった方のうち女性4人(68~73歳)はアルバイトの清掃員だそうで、深夜に数時間働き、日中は家事などをする暮らしだったようです。建物東側の防火扉近くで倒れていたということです。停電により暗い中で、扉に付随する避難用ドアを開けられずに逃げ遅れた可能性があるといいます。

そして、問題なのは同工場で行われていた年2回の避難訓練。アルバイトはこの避難訓練に参加していなかったとみられるとのこと。これはマズいですね。非常にマズい。三幸製菓では過去に8回も火災騒動起こしてるんですね。にもかかわらず、です。

「数カ月に1度ほどの頻度でぼやを出していたため、報知器が鳴っても、またか、という程度の印象だった。」なんていう従業員の証言も。非常に恐ろしいリスク管理状況です。起こるべくして起きた、そんな火災事故ですね。

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