ひらまつ 創業者との和解による訴訟の解決

創業者との係争に対応してきたひらまつは3/2、ひらまつ総研から受けていた損害賠償等請求訴訟について、3/1に和解が成立し、円満に当事者間の全ての紛争が解決したと公表しました。昨年9月に訴訟が提起されていますので、ちょうど半年で決着したことになります。

訴訟のおさらい

この損害賠償等請求訴訟は総額12億4,524万円の請求でした。概要と請求金額は以下の通り。
① 業務委託契約に基づく業務委託報酬として、3億3,707万円
② 事業譲渡契約の解除に基づく原状回復として、2億4,416万円
③ ひらまつ株式の譲渡代金として、6億6,400万円

和解の内容(かなりザックリ)

① ひらまつ総研はひらまつに対して、京都高台寺の2店舗に関する事業を返還
② ひらまつはひらまつ総研に対し、1億7,000万円を支払う
③ ひらまつ総研はその余の請求を放棄する

これ以外に、こんなのも。「互いに相手方の名誉もしくは信用を棄損し、又は相手方の業務の妨害となるような一切の言動及び行為をせず、自己の役員及び従業員にも行わせないことを確約する。」 どんだけ揉めてきたかって感じですね。

東京地方裁判所からの和解勧告を受けての今回の解決ということだそうです。ひらまつの新経営陣が設置した、外部調査委員会による調査結果も、裁判所の判断に影響を与えたんでしょうね。

まぁ、さらなる泥沼にはまることなく、和解できてよかったです。和解のニュースを受け、翌日のひらまつ株式は23円高。しょぼく見えますが前日比12.6%高ですからね。市場はしっかり評価したようです。3/5には四半期報告書の提出完了も公表されました。が、しかし、何というか、これでホントに全て収まるのか。は、分かりません。

ニュージーランド マグニチュード8.1の地震 日本でも?

ニュージーランド北方のケルマデック諸島沖で3/5、マグニチュード8.1の地震がありました。ニュージーランドやフィジーなど周辺国で津波の恐れがあるとして警戒を呼び掛けているようです。この地域で起きる地震、連動して日本でも地震が起きるといわれていて、、、。

太平洋プレート

日本もニュージーランドも太平洋プレートの境目に位置している地域であり、地震の発生にもある程度の連動性があると考えられているんだそうです。クライストチャーチ地震のあと、連動するように、3.11東日本大震災が起きてしまいました。

直近では、今年2/10に起きたNZ沖(正確にはバヌアツ)の地震(M7.7)に呼応するかのように、2/13に宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震がありました。例の自動車製造のサプライチェーンを破壊して、国内主力自動車メーカーの製造ラインを止めてしまった地震ですね。

満月/新月

大きな地震は満月や新月の時に発生しやすいなんて言いますよね。地球と月、太陽が直列するため、月と太陽の引力で地球が横方向に歪むため。などと言われるとなんとなく合理的に聞こえます。ちなみに、この後3/13に新月を迎えます。前後2、3日で考えると3/11も入ってきてしまうので、なおさらその気になってしまいます。

一方で、まったく違う場所ですが、アイスランドでも、ここ1週間に地震が約1万7,000回発生していて、噴火や巨大地震が差し迫っている可能性がある。なんてニュースもあります。もちろんこれは太平洋プレートとは関係ないんでしょうが。巨大地震、もう勘弁してほしいものです。

と、ここまで仮説の類を書いてきましたが、過度に怖がる必要もないですし、油断もいけません。もしもの時への備えは欠かさぬように。

第一商品 日本版SPAC?

以前当ブログでも取り上げた第一商品。取締役会長、代表取締役社長、経理担当役員などが関与した不正会計で行政処分を受け、売上高の96%を占める貴金属、農産物など主な商品先物取引業を他社へ譲渡。ほぼほぼ箱企業になってしまいました。

株価はというと

直近開示された2021年3月期 第3四半期決算短信では、稼ぎもなくダラダラと赤字を垂れ流している様子が見て取れます。株価の方もこのところは160円を挟んで上下10円程度の動き。ほぼ無風状態でした。

そんなところへ、2月下旬の数日間出来高が増加。今月に入ってまた死んだふりしてますが、何やら仕込んでいるというか、仕組んでいる輩でもいるのかといった感触です。出来高の増加はその後の株価上昇につながることが多いので、当然この後の株価動向が気になります。

昨年末の第三者割当増資

昨年12/16、「第三者割当増資による新株式発行の払込完了に関するお知らせ」が公表されています。385万株(@149円)で5億円強の調達になりますが、実際にはクラウドバンク株式会社11株の現物出資を受ける形だったようです。

クラウドバンク株式会社は日本クラウド証券が運営するクラウドファンディングのようなんですが、内容がいまいちよく分かりません。ただ、次の段階で両社から役員が第一商品に入ってきたり、クラウドファンディング事業を第一商品が取り込んでみたり、、、といったことになれば、ほぼ裏口上場の完成ですね。

タイトルには日本版SPACなんて書きましたが、箱だけで上場しておいて、後に出資先企業に化けることで、煩雑な上場審査を避け、時間とコストを節約するという面では、裏口上場も似たようなもんですよね。第一商品の今後の動向、注目しておく意味がありそうです。

サンデンホールディングス(6444) ハイセンスの傘下に

サンデンホールディングスは3/1、第三者割当増資による新株の発行を公表しました。割当先は、中国ハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループが設立予定の特別目的会社です。このニュースを受け、翌日のサンデン株式はストップ安の383円(80円安)となりました。

第三者割当増資の概要

割当先として出てきたハイセンス。そう、テレビやエアコンなどの生活家電、見たことありますよね。あの中国の家電メーカーです。シャープに続いてサンデンも外資傘下の企業に。シャープは台湾企業でしたが、サンデンは中国企業。どうなりますやら。

発行価額は1株当たり256円で、発行価額の総額は214億円です。で、今回発行される新株は8,362万株。同社の現在の発行済株式数が2,800万株ほどですから、なんと3倍の新株が出てくることになります。この大規模な希薄化を嫌ってストップ安ということのようです。

そういえば、昨年6月に事業再生ADR手続きの申込みを決議し、事業再生実務家協会に対し申請を行い、同日付けで受理されたことを公表した、、、その翌日もストップ安でした。(事業再生ADRについては過去の記事で説明してますのでご参照ください)

経営陣は?

先述のシャープは2016年に鴻海精密工業の子会社となり、業績をV字回復させました。その後、足もとではもたついてるみたいですが。親会社No2が社長として乗り込んで、コスト管理を徹底していったんでしたっけ。役員報酬で揉めたどこかの自動車会社のようですね。

サンデンの場合もやはり、ハイセンスから経営陣が乗り込んでくるんでしょうね。3/1の開示では、第三者割当と臨時株主総会の開催に関する情報のみでした。が、いずれ近いうちに経営陣の交代に関する開示も出てきそうです。

大豊建設 従業員の不正行為(その3)

従業員の不正行為を調査していた大豊建設は3/1、外部調査委員会の調査報告書を受領し、これを公表しました。結論から言うと、不正の⾦額の合計は291百万円で、同社の 2021年3⽉期第3四半期決算における損益に与える影響としては66百万円の利益増だそうです。

調査対象と結果

委員会が調査対象としたのは、東北支店、東京土木支店、東京建築支店、名古屋支店、大阪支店、九州支店の6拠点。どうやら、この拠点には総務部が設置されており、本社に依存することなく独立して経理処理を行うことが可能だからということのようです。

で、東京土木支店を除く5拠点で原価の付け替えという不正行為が確認されています。さらに、大阪支店では材料納入業者に対して、契約金の水増し又は架空発注を行い、当該水増発注分の金額を私物の購入代金に充当するという行為が行われていました。

材料納入業者に対して私物(家電製品)の購入を指示し、プール金で作業所長と係長の私物を購入させ、自宅に配送させていたといいます。その金額はなんと662千円。大型テレビでも買わせたんですかね。こんな金額で何でこんな決定的な不正を?

結果に違和感

行為者が前任者又は他の支店から当該不正行為の方法を聞いたなどの事情は確認されなかったとのこと。不正行為は各支店で行われているが、いずれも各支店の建築部で独立に行われたものである。と、報告書は書いてるんですが、、、。

こんな同じ手口の不正が並行して5支店で行われているのってあまりに不自然。この手口、どこの会社でもやってる(業界スタンダード)ってことでしょうか。

前回不正事件の再発防止策も全く機能しておらず、前回同様の会計不正が確認されたわけです。にもかかわらず、総務部を置いてない支店は調査対象から外し、不正が確認された支店の部長クラスから下だけを切ってお終い。って感じに見えてしまいます。

【過去記事の訂正】
建築部長を本社部門の部長と推測しましたが、建築部長は全支店に1名配置されていました。