百貨店大手 回復基調のようで

東京の正月三が日は良い天気で、それほど寒くもなく穏やかな日々が続きましたね。皆さんしっかりお休みを満喫されたでしょうか。コロナ対応も緩和されつつあり、ターミナル駅では以前の人出が戻ってきてるようです。感染者数もピークアウトし始めてるんでしょうかね。

百貨店も好調みたいだし

百貨店大手5社が発表した2022年12月の既存店売上高(速報値)は、全社が前年同月の実績を上回ったそうです。政府が22年10月に水際対策を緩和したことで、12月の免税売上高も大幅に伸びたとのこと。

さらに年が明けて、百貨店の初売りも3年ぶりに行動制限なしで開催され、行列が戻ってきていると報じられてました。各社初売りの売上が前年比40%増とか、50%増と、景気の良い数字が聞こえてきています。

水際対策の緩和で訪日客が戻り始めてきたわけですが、一番のお得意である中国がコロナの感染拡大に苦しんでます。そのため日本やアメリカは、中国からの渡航者を対象にした新型コロナの水際対策を強化しようとしており、インバウンド、まだまだアクセル全開には至っていません。

とまぁ、頭の痛い問題は残るものの、三が日の百貨店の初売り好調の流れを引き継いで、なんとか少しでも明るい一年になってほしいものです。なんて思ってるところに、東証では大発会から400円安だと。一筋縄ではいきませんな。

今年もどうぞよろしくお願いします。

大紀アルミニウム工業所 二日連続で工場火災

12/29、大紀アルミニウム工業所の亀山工場で火災事故が発生しました。初報段階では、男性作業員6人が救急搬送されたとのこと。全員やけどを負っており、うち2人が重傷と伝えられました。三重県亀山市の工場、シャープの液晶の亀山モデルで有名な街ですね。

火災の概要

12/29といいますから、工場は年末年始で休業しており、保守点検の作業中に溶解工場から出火したということです。この亀山工場内では、前日の12/28にも、別の建物でアルミの粉じんにバーナーの火が引火し、約1,700平方メートルを焼く火災が発生していたんだそうです。

前日に発生した火災で、本来なら「気を引き締めて」と、全社的に通常以上に警戒して作業に当たるところかと思いますが、翌日にいきなり火災事故。それも6人が救急搬送されるような重大な事故です。これって経営陣の責任、重そうですね。

しかし開示はなし

二日続けての火災事故であり、人的被害もあったにもかかわらず、同社では適時開示を行っていません。同社ホームページでサラリと報告しているだけ。「人的被害 負傷者6名(うち重症1名)、病院に搬送」とだけ記されています。かなり重大な事故であるだけに、この同社の対応は理解に苦しみます。

ある報道では、同社管理部の担当者が「28日のぼやを受けて注意喚起していた中、あってはいけないこと。重く受け止めている」と話したと伝えていました。が、しかし、開示の姿勢を見る限り、経営陣が重く受け止めているとは思えません。

ちなみに、同社では2019年7月にも、結城工場(茨城県結城市)で材料乾燥の前処理設備で火災事故が発生しています。

今年も一年、ありがとうございました

あっという間に一年間が過ぎ去ってしまいました。年を取るにつれ一年間が短くなっていくんですね。これ、ホント不思議なんですが、皆さんも同じじゃないでしょうか。それでも今年もいろいろありました。世の中の景色が一変した年といってもいいかもしれません。

新型コロナ

もう3年くらいになりますかね。新型コロナは今年も猛威をふるい、海外旅行はもちろん、会社へも居酒屋、ファミレスにも行けないような異世界を経験することに。とにかく人間の移動が徹底的に制限されてしまいました。

ロシアのウクライナ侵攻

寝耳に水って感じでロシアがウクライナへ侵攻。まさかここまで本気の戦争に発展するとは思いませんでした。このあとも停戦や終戦へという道筋はまったく見えてきません。世界各国が行うロシアへの制裁を機に、今度はモノの移動が制限されることになりました。サプライチェーンもズタズタ。

これに対抗する格好でロシアが資源の輸出を止めたこともあり、世界的なインフレに突入。おまけに中国ゼロコロナ政策の影響なども。

今年は、「人の移動が制限され、モノの移動まで制限される」という一年だったようです。「ヒト」、「モノ」、「カネ」なんて言いますよね。来年はお金にも制限がかかってくるんでしょうか。いや、逆に資金の移動こそが世界を救う年になってほしいですね。

今年も一年間ありがとうございました。それでは皆様、良いお年を。

サカイホールディングス ズタボロ 経営陣が総入れ替え

サカイホールディングスでは12/22、第32回定時株主総会が開催されました。この総会で、取締役5名選任という議案について、4名が否決。残りの1名については選任されましたが、就任を辞退するという事態に。その後の取締役会では外部人材を社長に選任しています。

おさらい

連結子会社の株式会社セントラルパートナーズで、代表取締役の指示に基づき経理部長が6年間にわたり売り上げを水増しするという会計不正。以前当ブログでも取り上げました。子会社における典型的な、経営や親会社に対する忖度で発生した不正でした。

この事件を受け、上記のように株主総会が荒れてしまったわけです。新社長には刀パートナーズという会社の代表取締役(43歳)が就任されました。どういう方か調べてないんですが、おそらくサカイホールディングスとは関係ない(プロパーではない)方かと。

監査役まで

株主総会では監査役1名選任の件という議案は承認可決されていたんですが、12/26になって、「監査役の辞任に関するお知らせ」が公表されました。当該監査役が辞任です。このことが今のこの会社の状況を一番正直に表しているかもしれませんね。

辞任の理由は、「定時株主総会における取締役選任議案で会社側提案が否決され、
就任を承諾した際の経営陣とは全く異なる体制となったことから、社外監査役として当初期待された役割を果たすことができないため」だそうです。お気持ちよく分かります。

さぁて、なにもかもがガラガラポンしちゃったサカイホールディングス。これからどうなっていきますやら。

SMBC日興証券 罰金10億円求刑

SMBC日興証券の相場操縦事件に関して、12/26、東京地裁で金融商品取引法違反(相場操縦)罪に問われた法人としての同社と、元執行役員の杉野輝也被告(57)の論告求刑公判が行われました。「ブロックオファー取引」で株価操作していたという事案でしたね。

罰金10億円求刑

検察側は「高度で専門的な知識を悪用し、市場をほしいままに操作した。類を見ないほど悪質だ」、として同社に罰金10億円、追徴金約44億4,090万円、杉野被告に懲役1年6月をそれぞれ求刑しました。

検察側はさらに論告で、法人としての同社について、社内のコンプライアンス部門が「複数回の取引を明白な犯罪行為と認識していたが、是正措置を講じなかった」と指摘。「監視・審査機能が形骸化し不全な状態にあり、監督過失の程度は重大だ」としています。

対してSMBC日興は

法人を代表して出廷した近藤雄一郎社長は最終意見陳述で、「今後、二度とこのようなことを起こさないと誓い、再発防止策・改善策を着実に実行し、信頼回復に全力で努める」と述べたそうです。いやぁ、このセリフ何回聞きましたっけ。このところほぼ毎年聞いてるような気がするんだけど。

ホントに懲りない会社です。証券会社はみな昔はこういう感じだったけど、各社ともに着実に良い方向に変わってきてますよ。この会社だけは断トツで何も変わっていないし、これからも変わりそうな気がしません。