新日本空調 従業員の不正行為で決算発表を延期

新日本空調は2/13、「2023 年 3 月期第 3 四半期決算発表の延期に関するお知らせ」を公表しました。2/14には、 四半期報告書の提出期限延長に係る承認申請を行っており、同日承認されています。承認された提出期限は3/7となりました。

新日本空調

新日本空調は、建物の空調を核に、給排水、衛生設備などを設計・施工する設備工事会社です。商業施設やオフィスビルなどの一般建築から、工場やクリーンルーム、原子力施設などの産業施設の室内環境を構築します。東証プライム市場上場企業ですね。

不正の概要

同社職員1名が不適切な取引を行っている疑義が発見され、当該職員に確認したところ事実であることが判明したということです。その不正行為は、2021年1月から2022年10月までの期間に、協力会社へ25百万円の架空発注を行っていたというもの。

この不正行為、動機は、工事現場において行為者である現場所長と作業員という関係を長時間継続していた協力会社からの業務委託者3名に対し、長年の労をねぎらうために退職金を支払いたいという願望によるものだったとしています。はぁ?なにそれ? って感じですね。

新日本空調の現場所長が協力会社に架空発注し、新日本空調から協力会社に25百万円を支払わせる。その25百万円で協力会社は3人の同社作業員に退職金を支払うことができた。めでたし、めでたし。なわけないでしょ。

本事案の解明および同類の事案の有無について徹底的に調査するため、弁護士を含めた社内調査委員会を2/6に設置し、3/6まで調査するそうですが、、、。そんなことありますの?

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