三菱電機 今年公表した不正を整理してみた

三菱電機は9/1、「当社 UL489 遮断器の第三者認証定期検査に関する件」を公表しました。福山製作所が製造する低圧遮断器の一部であるUL489 遮断器(主に機械装置向け)で、認証機関による検査時に不正行為があったということです。

例によって、「対象製品は全て出荷前に別の検査をしており、安全性に問題はない」ということのようですが。

2021年のまとめ

5月7日  当社電磁開閉器における第三者認証登録内容に関する件
6月30日 当社鉄道車両用空調装置等の不適切検査に関する件
7月30日 業務用空調・冷熱機器ご愛用のお客様へのお詫びと点検のお知らせ
8月17日 当社72/84kVキュービクル形ガス絶縁開閉装置の不適切検査に関する件
9月1日  当社UL489遮断器の第三者認証定期検査に関する件

開示された文書のタイトルを並べてみました。検査不正に関する話題、今年に入って5件目ですね。毎月出てきてる。

このあとは

品質に関わる不正行為について、三菱電機ではこれまで3回(2016年度、2017年度、2018~2019年度)にわたり、同社および同社子会社の点検を実施してきています。にもかかわらず、今年に入ってこれだけの不正が出てくるんですね。

鉄道車両用空調装置等の検査不正については、今年9月に調査結果と再発防止策を公表するとしていました(7/2時点では)。が、その後もこれだけ出てくると、、、かなり予定が狂ってしまったでしょう。さてさて今月中にまとまりますやら。

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