日本電産 ダイヤモンド社を提訴(その2)

1/25の日本電産株、業績の悪化(ダイヤモンド社の提訴も影響あったか)を受けて、7,145円(406円安)と売られました。実際のところもっと下がるかと思っていましたが、上限500万株(約350億円)の自社株買いの発表が下支えしましたかね。

会見の内容

直接会見を見たわけではないんですが、「外部から来られた方が好き放題の経営をして、負の遺産を作った」などと発言されたようですね。この発言はちょっとショックでした。業績が悪化した理由を前社長の負の遺産とか言うのはいかがなものか。そもそも外部の人材を探してきて、決めたのは永守会長自身じゃなかったの、って感じです。

まぁ、こんなふうに辛辣なことをストレートに話されつつ、従来はちゃんと最後には「さすが永守氏」と評価されてきたんですけどね。さてさて、今回はどうなるんでしょう。

なんで指名委員会を?

日本電産は昨年11月、指名委員会を設置し、今後の後継者選び等を委員会に任せる選択をしました。この時ばかりは、永守氏としても「何を決めるにしても自分が、自分が」という考え方を改められ、少し自身の立ち位置を後退させるのかと思ったものですが。

そんなふうに考えていくと、次は自身の影響力の及ばないトップ(経営陣)になるわけだから、今のうちに何もかもやり切ろうというふうに考えられたのかもしれませんね。ただ、会見の内容とかをみると、そのお考えが焦りとなってしまってて、聞いた人間をヤな気分にさせてしまってます。

世間の人間がどう感じるかはいいとして、同社の役職員の皆さんは会見をどう感じられたんでしょう。「会長に評価されなければ、公の場であろうとこき下ろされる」。ここだけグサリと刺さっていないでしょうか。ワンマン経営者、良くも悪くも・・・。

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