日本商業開発 ツノダを完全子会社化

金融、証券

東証一部上場の不動産デベロッパーの日本商業開発は4/15、「株式会社ツノダの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」を公表しました。あれ、ひょっとしてこの会社って自転車のツノダ?、と思いまして、このお知らせを読んでみたんですが、やっぱりそうでした。

ツノダ

今ではもう自転車は作ってないようですが、kuniが子供の頃、昭和の40年代とか50年代でしょうかね、めちゃめちゃメジャーな自転車メーカーだったんです。「つんつんツノダのテーユー号」というフレーズでのテレビコマーシャル、昭和の人なら分かると思います。CM自体もブレイクしてました。

そんなツノダの現在の事業収益は、大半が優良な旧工場用地等の活用による不動産の賃貸収益だそうです。その優良な不動産に日本商業開発が目を付けたということですね。

JINUSHIビジネス

日本商業開発は、事業用定期借地権を用いた不動産投資商品の開発を行っています。事業用定期借地権が法律で定められたのは1992年だそうで、比較的最近成り立ったビジネスモデルなんですね。この事業用定期借地権を利用した不動産投資手法が「JINUSHIビジネス」です。

事業用定期借地権は、あらかじめ決めた年数が経過すれば、貸した土地が必ず更地で地主に返還されることを定めています。期間は10年以上50年未満で定めることが可能で、安定的な収益が長期にわたって見込めるということです。

ツノダの完全子会社化により、ツノダが所有する小牧市、名古屋市、大垣市の土地を取得することになります。上物はそれぞれ、ホームセンター、データセンター、ドラッグストアだそうです。これをJINUSHIビジネスに載せるわけですね。

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