株式会社トリケミカル研究所 上野原本社工場で火災事故

トリケミカル研究所は11/24、「上野原本社工場における火災事故について(お詫び)」を公表しました。11月23日(火)午後4時00分ごろ、同社上野原本社工場で火災事故が発生したとのこと。同日のうちに第2報まで公表されています。

トリケミカル研究所

トリケミカル研究所はCVD(化学気相成長)材料など、半導体製造の際に用いる高純度化学薬品を主力に事業を展開しています。太陽電池製造用材料や光ファイバー母材材料の供給も手掛ける東証1部上場企業です。

半導体製造に用いる高純度化学薬品。これ以上のことはkuniには説明できないんですが、同社の製品は、半導体デバイスの製造において、多岐にわたる工程で用いられているそうです。

火災の概要

同社の開発部において、原料の処理を行う際に操作を誤り発火し、周辺に延焼したということです。人的被害は軽傷者1名(同社社員)で、本社工場の延床面積3,346平方メートルのうち、4階部分の開発エリアの一区画(約60平方メートル)に延焼したとのこと。

この火災は開発エリアにおける事故であり、建物等への被害状況を鑑みても現時点において生産能力への影響は軽微だとしています。

上野原市

上野原市(うえのはらし)は、山梨県最東端に位置する人口約2.2万人の市。またずいぶんと田舎に工場作ったのね、なんて思ってたらこの会社本社もここなんですね。で、東京支社とか支店もなし。確かに研究に没頭するには良い環境かもしれませんが。

東京や大阪といった大都市に拠点を持たない企業ってあるんですね。同社のホームページを見ても、上場企業とは思えないほど質素。けど、独創性を感じさせるというか、いい感じの企業です。

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