ファインシンター インドネシア子会社で資産過大計上の疑い

株式会社ファインシンターは5/16、「当社連結子会社による不適切な会計処理に関するお知らせ」を公表しました。連結子会社であるファインシンターインドネシア株式会社において、不適切な会計処理が行われていた可能性があることが判明したということです。

ファインシンター

ファインシンターはエンジンや足回り部品などを手掛ける自動車部品メーカー。粉末冶金技術による自動車用部品の製造が売上高の9割程度を占めるほか、鉄道車両用部品、油圧機器製品などを手掛けています。トヨタ自動車の持分法適用会社(20%保有で筆頭株主)で東証スタンダード上場企業です。東京焼結金属株式会社と日本粉末合金株式会社が合併して誕生した会社ですね。

不正の概要

同社の海外連結子会社であるファインシンターインドネシア株式会社において、2021 年3月期頃から 2024 年3月期までの期末棚卸資産の不適切な会計処理により、実態と相違がある資産計上が行われている疑いがあることが判明しました。その金額は現在精査中としていますが、累計で約3億円が過大に計上されている可能性があるとのこと。

今のところ単なるミスであるかのような表現になっていますが、外部の専門家を含む調査委員会を早急に立ち上げるとしているあたり、役職員による不正行為等が絡んでいる可能性が高そうです。またしてもトヨタの関連会社です。止まりません。

コメントを残す