日鉄鉱業(1515) 鳥形山鉱業所 火災発生

日鉄鉱業は1/21、同社の鳥形山鉱業所において火災が発生したことを公表しました。火災発生が午前4時10分、開示した午後4時時点でもまだ消火活動中となっていました。かなり長時間燃えてるんですね。場所は高知県高岡郡津野町というところだそうです。

火災発生もネタに

企業の工場等における火災、当ブログで取り上げるのは京三製作所に続いて2社目です。老朽化設備の更新時期に来ている日本の産業において、火災の発生というのは設備老朽化のサインの一つかな、、、などと感じており、取り上げています。

火災の概要

開示された第一報では、人的被害がなかったこと以外、すべて調査中で現時点では不明となっていましたが、翌日の第二報で、発生日の午後7時に消火活動が終了したことを伝えています。

火事が起きたのは鳥形山で採掘した石灰石を須崎市まで運搬しているベルトコンベヤーで、全長なんと23kmだそうです。鉄骨の構造物の中をベルトコンベヤーが通っているらしいです。幸い近隣の住宅や山林などへの延焼はなかったようですが、一時は周辺の4世帯8人が退避したとのこと。

発生原因

今のところ発生原因については全く分かりません。が、石灰石を運搬するベルトコンベヤーということで、思い出したのが石灰の性質。生石灰という種類の石灰は水と反応すると高熱になり、発火することもある。という、、小学生のころ理科で習った?んだっけ?

身近なところでは生石灰の食品用乾燥剤に水をかけてしまい、熱くなってしまった経験ってありませんか。たぶんあれと同じ原理です。とまぁ、豆知識の話題はここまで。発生原因はあくまで不明です。今回はさすがに放火の線はないかと。

京三製作所(6742) 本社内の工場と倉庫の2カ所で火災

京三製作所は1/14、「当社本社工場における火災について(お詫び)」を公表しました。同社は信号大手3社の一角。鉄道信号システムや交通管理システムなどを製造する会社です。最近整備が進んできた電車の可動式ホーム柵なんかも手掛けてますね。横浜市鶴見区の会社です。

火災の状況

タイトルをご覧になってすぐに気付かれたと思いますが、この開示はちょっとビックリです。原文のまま引用すると、「2021年1月14日(木)0時50分頃、本社内の工場、および倉庫の2箇所より出火」となっています。深夜に同時に2カ所から出火ってのは引っ掛かりますねよ。

SNS上でも火災現場の写真等が見られますが、確かに2カ所から黒煙が上がっています。普通に考えると放火でしょうか。火災は10時40分頃、沈静化したとのこと。人的被害がなかったのは不幸中の幸いでした。物的被害、事業所外への影響、製品出荷への影響などはまだ調査中のようです。

企業の火災

最近多いですよね、企業(工場)の火災。製鉄会社などでよく言われますが、設備の老朽化が原因と言われます。そして、工場火災が発生するとその工場から製品の出荷がストップしてしまうというリスクもあります。以前当ブログでも東洋紡の火災を取り上げました。

他にも昨年10月に発生した旭化成子会社(宮崎県)での火災。ここで製造されていた半導体の出荷が止まってしまい、国内自動車大手各社が年明けから大幅減産を余儀なくされる、なんてことにもなっています。

京三製作所の取引先はJRや大手電鉄など公共性の高い企業ですので、製品出荷が止まる影響は小さくなさそうです。さらに同社は半導体などの製造装置用電源装置なども手掛けているようです。また半導体が、、、なんてことにならなければいいのですが。

スマホ脳とは

最近よく出くわす光景。スマホに夢中で前を見ずに突っ込んでくる奴。そこらじゅうの歩道で見かけますし、会社の廊下でも。駅のホームや階段でスマホ見ながら、後ろに渋滞起こす奴まで。非常に危険ですし、そういう奴の後ろにつくとメチャ、、、イラつきますよね。

アンデシュ・ハンセン

そういう光景を見るにつけ、スマホの中毒性というか、きっと人間にかなり悪影響与えてるよな。と感じていたわけですが、やはりそこを科学する人が現れるわけです。アンデシュ・ハンセン氏はMBAの資格を持つ精神科医。この人が書いたのが、タイトルの「スマホ脳」です。

同氏の前作『一流の頭脳』は世界的ベストセラーになったそうですが、残念ながらkuniは読んでいません。今作の「スマホ脳」は、タイトルに魅かれて思わず、Amazon キンドル本でポチリっと。便利な時代になったものです。本屋の空いてない夜中にあっという間に手に入ります。

そんなに?

わたしたち現代人は10分に1回スマホを手に取っている。触る回数は1日平均2600回に及ぶ。とか、10代の若者の2割はスマホに1日7時間を費やしている。とかとか。マジでそんなに? というのが正直なところですが、スマホにくぎ付けで歩いてる奴らを見ていると、確かにそうかもです。

kuni自身はスマホの画面の小さな文字が辛くなってきた(老眼のせい)ので、スマホへの依存がどこかで止まってしまったんだと思います。こうしてブログも書けばSNSも使いますが、一日に数十回程度しかスマホを触ってない、、、と本人は思ってます(自覚がないだけ?)。

2007年にiPhone発売、2008年にAndroidが発売されたといいますから、わずか10年ちょっとの間に、大きく人間の行動や思考、生活習慣まで変えてしまったようです。人間の脳にどのような影響を与えているのか、、、読み終えましたらまた報告します。

福岡でも鳥インフルエンザ 豚コレラ(CSF)に続き

新型コロナの感染拡大、第3波の話題であまり表に出てきませんが、今月に入って鳥インフルエンザの陽性確認のニュースが続いています。11/26には兵庫県淡路市の養鶏場でも。ここ2週間ほどの間でも、香川県三豊市、鹿児島県出水市(養鶏場ではなく野鳥から)、福岡県宗像市に続いたかっこうです。

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザは鳥に対して感染性を示すA型インフルエンザウィルスの人への感染症だそうです。人におけるほとんどの感染者は、感染した家きんやその排泄物、死体などに濃厚な接触があるとのこと。ただし、日本では今のところ発症した人は確認されていません。

感染症法では、「A(H5N1)」と「A(H7N9)」の鳥インフルエンザが、2類感染症に位置付けられているようです。新型コロナウィルスも2類(相当)と言われますから、かなりの高病原性です。鹿児島と香川の事例ではこのタイプが見付かっているようです。福岡、兵庫はまだこれから遺伝子検査が行われるみたいです。

豚コレラ(CSF)

昨年、CSFに関する記事を書きましたが、その後も感染拡大が続き、今年9/3、日本は、感染が確認されていない国を示す「清浄国」の国際認定を、2007年以来13年ぶりに失いました。

2018年9月に岐阜市で最初に発生してから、2年間の猶予期間中に封じ込めることができませんでした。CSF、新型コロナ、鳥インフル、、、。ウイルスとの付き合いも常態化しそうですね。念のため、、CSFは人に感染することはありませんし、有効なワクチンもあります。

CSFも鳥インフルエンザも、一ヶ所の養豚場や養鶏場で感染が確認されると、数万羽、数万頭単位で、感染の有無にかかわらず殺処分されます。新型コロナで大変なことになっていますが、鶏や豚でなく、人間で良かったわけです。

落としちゃイヤ~ホン!!

このタイトルはJR東日本が作ったポスターです。サブタイトルには「ワイヤレスイヤホンの落とし物に注意」とあります。ワイヤレスイヤホンの駅での落し物が激増しているとのこと。落として紛失というリスクが払しょくできず、kuniは相変わらずワイヤードイヤホン派ですが。

JR東日本

このポスター、4月から始めたキャンペーンに合わせて作られたそうですが、7~9月の線路へのワイヤレスイヤホンの落下が950件起きたそうです。線路への落とし物全体の約4分の1を占めていて、収まる気配がないとのこと。ほらね、やっぱりそうでしょう。絶対落とすって。

で、JR東日本も困っています。自分で拾うために線路に降りられたら危険だし、代わりに駅員が探すにしても、小さすぎて専用のマジックハンドでは掴みにくいと。おまけに、線路の下のバラスト(砕石)の間に入って発見も出来なかったり、、、だそうです。

そしてさらに、同一製品のワイヤレスイヤホンの落とし物が多く、落とした本人を特定するのが難しいという一面もあるそうです。確かにそうですね。

やっぱりワイヤレスイヤホンは危険

kuniがワイヤレスにしない一番の理由が落として紛失というリスクが高すぎるから。別に駅に限らずです。歩きながら落としてしまうと、自分の足で踏みつぶしてしまう確率も結構高いんじゃないかと(ちなみにkuniはワイヤードイヤホンさえも、落として踏み潰した経験あり)。

で、何といってもめちゃくちゃ危険なのが、酔っぱらってるときですね。おそらく飲みに行くたびに落としたり、紛失したり、だと思います。知人には素面の時だけワイヤレス、という人もいます。コロナのせいで耳回りが混雑してきましたし、マスク外そうとしてとか、マスク付けようとして、引っ掛けて落としちゃうリスクも格段に上がってると思います。