日本コークス工業 北九州事業所でまたも火災事故

少し前になりますが、日本コークス工業は1/5、「当社北九州事業所火災発生の件」を公表しました。昨年12/31に、福岡県北九州市若松区の北九州事業所コークス炉において、石炭搬送用ベルトコンベアの火災事故が発生したということです。

1年前にも

この工場では2024年の12月にもガスラインで爆発が発生、20~50代男性作業員3人がやけどを負いました。またしても・・・なんですね。以前当ブログでも書きましたが、昔は三井鉱山という社名で工場火災や爆発事故の常連さんです。

コークスというのは、石炭を乾留(蒸し焼き)して炭素部分だけを残した燃料のことです。それほど燃えやすい素材を扱っているため事故も多くなってしまう。という一面は理解するものの、毎年のように事故が発生するというのはやはりガバナンスに問題を抱えていると言わざるを得ません。

今回は人的被害はなかったとのことですが、東証プライム上場企業としてしっかりしてもらいたいものです。事故から既に10日が過ぎようとしていますが、コークス炉は操業を停止したまま、今のところ操業再開は出来ていないようです。

イーエムネットジャパン 常務取締役CFOの不正行為

イーエムネットジャパンは1/13、「常務取締役CFOによる不正行為の判明、開示書類等に係る不適切な会計処理の可能性及び第三者委員会の設置に関するお知らせ」を公表しました。開示が朝の8時半だったこともあり、同社株は989円(188円安)まで売られています。

開示によると、「行為者は同社取締役CFO」で、2024年12月ころから2025年12月ころまでの間、同社資金を当該取締役名義の預金口座に送金する等の方法により不正に支出させたということです。現時点までに確認されている送金額は460百万円(ただし、約93百万円については 既に被害回復済み)だとのこと。

さらに、当該取締役は、この不正行為を隠蔽する目的等で、費用・資産計上等に係る会計情報の改ざんを行っていた可能性があり(CFOだもんね)、既に提出した開示書類に影響が生じているおそれがあるといいます。

イーエムネットジャパンはソフトバンクが大株主の会社で、他にも韓国資本が結構入っているみたい。検索連動型広告、運用型広告などを手掛ける企業です。2018年に東証グロースに上場し、一時は5,000円台まで買われたこともある企業だけど、ん~、終わってる感じですね。

中部電力 浜岡原発(その3) 今度は原子力規制庁かよ

1/7、浜岡原子力発電所の安全審査における不適切な地震評価を巡り、原子力規制委員会は中部電力本店(名古屋市)に立ち入り検査を実施する方針を固めたとのこと。必要に応じて浜岡原発の敷地内の検査も検討するらしいです。

と、まぁ、ここまでの流れは想定される範囲の展開かと。一方で、想定外の報道もありました。原子力規制庁の職員が昨年11月、私的に訪れた中国で、業務用の貸与スマートフォンを紛失していたとのこと。

スマホには機密性が高い核セキュリティーを担当する非公表の担当者名や連絡先が登録されていましたが、情報の流出は確認されていないといいます(ホントかな?)。

中部電力の不正を厳しく非難し、検査に着手しようとしている原子力規制委員会。同委員会の事務局的な業務を行う原子力規制庁で、実は重大事件が起きていた、って話。高度な安全管理が求められる原子力発電関係業界のはずが、どうもいい加減な奴らが多いような気がするのはkuniだけでしょうか?

11月に発生していた失態が、このタイミングで公表されたという経緯についても気になるところです。

中部電力 浜岡原発 不正の経緯など

昨日取り上げた浜岡原発における不正。この一報を受けた株式市場では、中部電力株が10%安まで売られる展開となりました。やはりそれだけのインパクトがある不正と株式市場は認識したようです。

この不正について、ここまでの経緯や今後についてまとめておきます。不正の発端は昨年の11月。工事の契約や精算手続きで不適切事案が明らかになりました。こんなことがありながら、別のところで不正を続けていた同社のガバナンスはいったい・・・。

そして今回の事案には十数人が関わっていたとみられており、問題を指摘する声も社内であがっていたといいます。そして事案発覚は国への通報制度だったそう。会社ぐるみでの不正と言えそうで、今後の調査では経営陣の関与があったかどうかが焦点になってきそうです。

新規制基準適合性審査は当然ストップ。今後について、経済産業省は11/5、中部電力に対して事実関係や経緯、原因などを調査した上で、再発防止策を4月6日までに報告するよう求めています。

中部電力 浜岡原発の新規制基準適合性審査で「不適切事案」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2026年の大発会は日経平均が1500円高と景気良く始まりました。まぁ、半導体やAI関連の値嵩株が日経平均を大きく上昇させるといういびつな上げ相場ではありましたが。それでも年初から急落(意外と大発会は急落が多い)、よりは良いことですね。

そんな中、1/5、中部電力浜岡原発で不適切事案が発生という開示がありました。昨年は東京電力柏崎刈羽原子力発電所など、審査を経て原発再稼働という報道がいくつかありましたが、中部電力では不適切な事案という暗いニュース。

浜岡原発は静岡県御前崎市にあり、全部で5基ある原子炉のうち3基を再稼働するべく、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査を受けていました。その内の3号機と4号機について、耐震設計の目安になる基準地震動の策定に関して、原子力規制委員会で会社が説明した内容とは異なる方法や意図的な方法で実施されていた疑いがあることが確認されたということです。

原発再稼働に向けて風が吹いてきたと思った矢先の不適切事案。これ、意外に大きな事案になるかもしれません。