日本板硝子 千葉事業所の工場で従業員の死亡事故

7月29日午前11時20分ごろ、日本板硝子の千葉事業所(市原市)の工場で死亡事故が発生しました。市原市消防局によると、この事故で従業員4人が搬送され、うち意識不明の状態で搬送された50代の男性1人は、その後死亡が確認されたということです。

日本板硝子

日本板硝子は建築用・自動車用ガラス、ガラス加工製品、高機能ガラス分野において、世界最大級のガラスメーカーの一つです。グローバルに事業を展開しており、100カ国以上で製品の販売を行っています。創業100年を超える東証プライム上場企業です。

事故の概要

従業員計6人で、ガラスを作る際に排出されるガスから二酸化硫黄を取り除く装置をメンテナンスする作業中の事故。灰をかき出す作業を行っていた際、何らかの原因で高熱の灰の下敷きになったということです。他の40代~50代の男性3人は搬送時に意識はあったようですが化学熱傷を負っているとのこと。

ガバナンスの機能不全

日本板硝子では今年3/24、同社技術研究所(兵庫県伊丹市)においても火災が発生しており、なんとその火災が同社従業員による放火であったという事件が起きています。従業員の犯罪や火災事故。ガバナンスが機能していない証でしょう。ちなみに、この投稿を書いている時点で同社からの開示はありません。