1株から買える株式市場に

8/10付けの日本経済新聞の社説に、「1株から日本株を買える制度に改めよ」という記事がありました。株式の最低購入金額の引き下げについては、もうかなり前から言われてきたところですが、なかなか思ったように進んでいません。この社説が言ってることはその通りだと思います。

投資にはまとまったお金が必要

日本における投資の常識、「投資にはまとまったお金が必要」というやつですが、いわゆる単元株制度により100株が最低売買単位になっていることが原因です。日経の記事によると、最も株価の高いファーストリテイリングでは最低売買単位を買い付けるのに800万円以上が必要。他にも、キーエンスで555万円、東京エレクトロンで455万円だそうです。

一方で欧米では1株から購入できるということですから、日本でも同じ制度にしてしまえば、ファーストリテイリングでも8万円程度で買付できるわけです。日経が指摘するように早く欧米同様1株から買える制度に変更すべきですね。kuniもそう思います。

NISAで買えない銘柄

日経では面白いことを指摘していて、年上限額が120万円の一般NISA(少額投資非課税制度)では買うことができない銘柄が多数存在していることを指摘しています。これまでも最低投資金額がどれくらいであるべきかについていろいろと議論があったわけですが、「NISAで買えない」という視点はなかなか斬新ですね。

国が税制面で認めているにもかかわらず、その制度で買えない銘柄があるというのは確かに問題です。そろそろここらで1株から買える日本株市場にしませんか。嫌がる上場企業があるなら上場廃止ということで。

手強いぞ 認知症(その3)

毎日がストレスとの戦いです。まだらボケの本人もきっとストレスあるんでしょうが、言いたいこと言って、激しく怒って悲しんで、、、という感情を表に出せるだけ幸せなのでは。とkuniは勝手に思っています。

何度同じことを

認知症の症状として、何度も同じこと言う、というのがあります。我が家のケースでは、「買い物でレジ袋が有料だからこれ(使用済みレジ袋)持っておきなさい」というヤツ。レジ袋を小さくたたんだヤツをポンと放り投げてくるんですが、既にもう何回同じことを聞かされたことやら。最初のうちは「もう持ってるよ」と返してましたが、最近ではその気力も・・・。

ボケてること分かってるはず

ことあるごとに、ボケてしまってるからと都合よくお茶を濁すわりには、息子に対して「〇〇しなさい」という指図や指導がやたら多い。そもそもボケてる頭が考えてるわけで、「いや、そりゃないだろう」みたいなこともバンバン言ってきます。で、そうした指図も何度も聞かされることに。

夜寝れないから睡眠導入薬

なぜだか分からないんですが、母親の口癖が夜寝れないというもの。そのため医者から睡眠導入薬らしきものをもらって服用しています。一緒に生活してると分かるんですが、昼間に3時間とか4時間とか昼寝してるのよね。そりゃ夜寝れんわ。っていうと、、、。

「あれはうたた寝で寝てるんじゃない」とのこと。大いびきかいてうたた寝かぁ。メチャ勝手な理屈で眠れない自分を演出するんだよね。「夜寝れない」、も何度聞かされたことか。睡眠障害が一種のステイタスになってるみたいで、変。こういうの良くある話なんだろうか。

手強いぞ 認知症(その2)

前回書いたようにkuniの母親の症状は正確には認知症ではないということなんですが、軽度認知障害というのも伝わりにくいかと思いますので、当面認知症という表現をさせていただきます。ちょっと面白い事件が起きました。

4回目のワクチン接種に同行

かかりつけ医から4回目の新型コロナワクチン接種のお知らせがあり、昨日母親がワクチンを接種してきました。その日に起きた事件です。

15:30に病院で接種ということで、まぁ朝からバタバタ。あと一週間で切れてしまうお薬をワクチン接種の日に一緒にもらえるかどうか、、、。病院に尋ねてみようか、薬をもらうとなるとかなり早めに行かなきゃとか、といった話題に巻き込まれます。kuniはほとんど病院にかかったことがないので病院関連の手続きなどまったく分かりません。

すったもんだした挙句、この日はワクチン接種だけにするということで、15時にタクシーを呼びました。kuniも同行してくれということで、バタバタと準備し、タクシーも到着。お出かけ間際に戸締りを忘れていたドアがあり、そのドアに鍵をかけていたら、母親を載せたタクシーが出発してしまったのです。

同行するはずの息子が同乗していないことに気付かず、さっさと行ってしまいました。どこかで気付いて引き返してくるかと思いきや、全く戻ってきません。2時間後に戻ってきた母親に聞いてみると、接種を終えて病院の外に出てきて息子がいないことに気付いたんだそうです。凄いでしょ。呆れました。

で、帰ってきて吐いたセリフが、「何であんたタクシーに乗ってなかったの」。戸締りするなら「少し待って!」くらいの声かけなさい。って叱られる始末。息子を載せ忘れて出発しながらも、ワクチン接種は無事に済ませてきてる。まだらボケって怖いですね。これからこの人とうまくやっていけるんだろうか、、、。かなり心配です。

日野自動車 泥沼エンジン不正

日野自動車がますますマズいことになってきてますね。8/2に調査委員会が公表した情報によると、エンジンの不正について、少なくとも2003年以前から行われていたということです。これまでの説明では2016年以降となってましたっけね。20年以上にわたって不正が行われていたということです。

対象車両も

不正の行われていた時期に加え、不正が行われていた対象となる車両も、これまで公表していた12万台から56万台へ拡大しています。現行車種では8車種の不正が新たに判明していますし、当然出荷は停止。これで従来販売してきた車両の約半分が出荷できなくなるようです。

2016年に三菱自動車の燃費不正が発覚した際、他社で似たような事案がないかについて、国交省が指示した調査報告についても、日野自動車としては虚偽の報告をしていたということです。

調査報告書

特別調査委員会は、「縦割りで上層部からの意向を絶対視する企業体質や、組織全体の問題である」ことを指摘しています。役員からの指示は絶対と捉えられ、現場が不正を働いたという構図で整理されているんですが、経営陣の直接的な関与は認定できなかったということになっています。

ここまでくると経営陣の直接的な関与についてもこの後出てくるんじゃないの?って感じです。認定できなかったというのは、書類やメール等で指示している証跡が見付からなかったというだけの話でしょう。全部の責任被ってる現場、そろそろ声を上げてもいいんじゃないの?

軽度認知障害(MCI)

少し更新をサボってましたが、そろそろ再開したいと思います。が、以前のように毎日更新ができるかどうかはビミョーです。できるときに更新、というスタイルになりそうです。

実家に到着

実家に帰ってきました。山口県の瀬戸内海に面した地域なので、東京ほど暑くはありませんが、それでもやはり暑いです。実家には年老いた母親が一人暮らし。久し振りに会うとやはり年取ったなぁ、って感じ。89歳ですからねぇ、しょうがないか。

おまけに認知症っぽい症状が少々進んできているようで。さっそく国立病院の脳神経外科とかいうところで診察してもらいました。診断結果はアルツハイマー型認知症ではなかったものの、軽度認知障害(MCI)だとのこと。

軽度認知障害

認知症のように普段の生活に支障をきたすほどではないが、記憶などの能力が低下し、正常とも認知症とも言えない状態のことを、「軽度認知障害」というんだそうです。軽度認知障害の人の約半数は5年以内に認知症に移行するといわれているんだそう。この段階から運動などの予防的活動を開始することで、認知症の進行を遅らせることができるとか。

厄介な症状

日付や曜日が分からない。同じことを何度も言う。しまい忘れや置き忘れが増えていつも探し物。ATMが使えない。火の始末が自信なくガスが怖くて使えない。などなど。お金をおろせないのと料理ができないってのが困りもので、今回kuniが帰省することになったわけです。

まぁ、とにかく自分に自信がなくて困り果ててるんですが、息子に対してはそれはそれは手厳しくて、文句ばかり聞かされています。それも何度も繰り返して。自分のことで落ち込む時と、他人に対する攻撃的な態度。このギャップは何なんでしょうね。

戻ってきて一週間。はやくもこのまま二人で暮らしていけるんだろうかと心配している今日この頃です。