8/26付けの日本経済新聞に、「海水魚養殖 市街地で 東京海洋大、小型の浄化システム」という記事がありました。従来に比べて小型かつメンテナンスが容易なのが特徴で、場所を選ばず市街地のビルでも養殖が可能になるんだそうです。
市街地のビル
陸上養殖のネックになってきたのが、水槽の海水のメンテナンス(水替えなど)なんだそうです。これを解決したのが新たな水循環システムで、海水を外に排出しない、閉鎖循環式の装置。装置を支えるのが、東京海洋大学が特許を取得した「好気的脱窒」という技術だそう。
従来の技術(嫌気的脱窒)に比べ、装置は1/3ほどのサイズで済み、メンテナンスも簡単で専門的な技術も不要とのこと。難しい技術的な話はともかく、海の近くでなくても、プロの料理人が高評価する魚の養殖が可能となっています。
気候変動の影響等で海流や海水温の変化が発生し、これまで獲れていた魚が獲れなくなってきた、なんて時代ですし、海上での養殖は自然災害の影響も受けちゃいます。この陸上養殖の新技術、大いに活用して産業化してほしいものです。
地方でこそ
記事では街の真ん中の雑居ビルでも養殖出来ることに着目していましたが、地方にはほったらかしの地面がたっぷりありますよ。空き家問題どころではありません。廃屋問題です。人間よりも野良猫の方が多いんじゃない?kuniが今いるところはそんなところです。
いくらでもスペースありますので、陸上養殖にはもってこい。町興しの一環で誘致してみればどうかなと思います。まだ研究途上の魚種がほとんどだそうですが、これも時間の問題でしょう。陸上養殖、、、かなり期待しています。