少し前になりますが、コニカミノルタは8/16、「コニカミノルタサプライズ辰野工場における爆発について(第2報)」を公表しました。⻑野県上伊那郡⾠野町の同工場で発生した爆発事故の第2報です。この事故の情報、たまたま見付けたんですが、なんと二度目の爆発だったんですね。
辰野工場における火災について
株式会社コニカミノルタサプライズは、「複合機」「プリンター」「デジタル印刷システム」等に使用される、「トナー」「現像剤」「有機感光体」「機能材料」など、化製品の生産を行う会社です。山梨県甲府市に本社を置く、コニカミノルタの100%子会社ですね。
1度目は、7月6日18時頃、グループ会社である株式会社コニカミノルタサプライズ辰野工場にて「火災が発生しました。」という表現で、同社ホームページで公表されました。適時開示の方には公表されていないようです。タイトルも「コニカミノルタサプライズ辰野工場における火災について(お詫び)」となっています。
しかし、公表内容まで読むと、「爆発音があり、生産ラインからの出火を確認」とあります。この時点では「爆発」という言葉を前面に出さず、「火災」としていたんですね。
⾠野⼯場における爆発について
続いては、8⽉12⽇17時15分頃、同じ株式会社コニカミノルタサプライズ⾠野⼯場にて再度爆発事故が発⽣しました。という公表。さすがに今度は「爆発」となっていて、「再度」とも書かれています。しかし、これも適時開示はなし。
一度目の爆発は生産設備内での静電気が原因としています。静電気が原因とみられる粉塵爆発で乾燥機などが焼ける火事だったようです。操業を停止し、安全を確認。火災が発生した生産設備と同タイプの生産装置全てに対策を実施。と、宣言。今月7日に再稼働させたばかりでした。