トヨタ自動車は9/15、「トヨタ販売店におけるお客様の個人情報の不適切な取扱いについて」を公表しました。8/19に公表した、トヨタ販売店における個人情報の不適切な取扱いについて、全国257社の再点検を実施した結果を発表したかたちですね。
無断登録
今年3月、福岡トヨペット株式会社で、本人の同意を得ずにTOYOTA/LEXUSの共通ID発行のために、顧客の個人情報を登録したことが判明したのがきっかけでした。その後、全国の販売店において同様の事例がないか、調査を開始しています。
8/19時点の調査結果では、販売会社9社において、同IDの発行のために3,318名の顧客の個人情報を、本人の同意を得ずに登録していたことが明らかになりました。さらに全国257社の再点検を実施した結果、販売会社27社において、5,797名の顧客においても同様の無断登録があったということです。これが9/15公表分です。
合計36の販売会社で、9,115顧客の個人情報を無断で登録していたんですね。TOYOTA/LEXUSの共通IDとは、トヨタ自動車の各サイトが提供する様々なサービスを利用するための会員認証サービスです。
つまり、販売会社が入手した顧客の個人情報を、顧客に無断で入力して、別の会社であるトヨタのシステム(サービス)に会員登録してしまったということ。このことをトヨタは「個人情報の不適切な取扱い」と呼んでるんですね。いやいや、「無断登録」でしょう。
メディアも相変わらず
「トヨタモビリティ東京が運営するレクサス高輪で不正車検」の記事でも書きましたが、トヨタはやはりこの件も適時開示していません。そして意趣返しを恐れるメディアはやはり大きく取り上げようとしません。いつも通りとはいえ、なんだかなぁ、、、です。