東宝株式会社 公正取引委員会が独禁法違反の疑いで調査

東宝は3/4、「公正取引委員会による当社子会社への調査協力要請について」を公表しました。子会社であるTOHOシネマズ株式会社が、映画配給会社との取引に関し、公正取引委員会から任意での調査協力要請を受け、3/3から当該調査が実施されたといいます。

東宝株式会社

東宝は映画の製作・配給のトップ企業。映画の興行や演劇の製作・興行、テレビ番組の製作なども手掛けています。阪急阪神HDが筆頭株主で、『ゴジラ』『ドラえもん』『ポケットモンスター』などの人気シリーズを持っています。もちろん東証1部上場企業ですね。

一昨年大ヒットした、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も東宝でしたね。過去には『千と千尋の神隠し』や、『君の名は。』なんかも。

独禁法違反

公正取引委員会からは、関係法条として独占禁止法第3条及び第19条を提示されているとのこと。第3条は「事業者は、私的独占又は不当な取引制限をしてはならない。」という条文。第19条は「事業者は、不公正な取引方法を用いてはならない。」という条文です。

東宝からの開示はこれ以上の詳細情報がないのですが、報道によると、TOHOシネマズは取引先の映画配給会社に対し、自社に有利になるよう優先的な配給などを求めた疑いが持たれている。とのこと。また、他の映画館運営会社に配給しないよう要請し、応じない場合は取引しないことを示唆した可能性もあるんだそうです。

「私的独占」や「拘束条件付き取引」の疑いがかけられているということですね。疑いをかけられている作品は、なんなんでしょうね。この辺りkuniはあまり詳しくありません。

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