天馬  当社企業価値向上に対する考え方についてのお知らせ

長男、次男、四男の家筋にダルトンという投資ファンドが絡み、ドロドロの関係に。そして株主総会では、ベトナムでの贈賄事件に関与した可能性がある3名の取締役が外れることになりました。8/7、「当社企業価値向上に対する考え方についてのお知らせ」を公表しています。

お知らせに関する問合せ先

このお知らせ、問合せ先に「常務執行役員総務部長 金田 宏」とあります。先の株主総会で否決、取締役を外れた金田氏ですね。株主総会で取締役は外されたけど、そのあとの取締役会で常務執行役員に選任されたということのようです。こりゃまだまだドロドロ、続きそうです。

お知らせの中身

ここからが本題です。お知らせでは、同社の企業価値向上に対する考え方として、次の3つがあげられています。① ガバナンスの向上 ② 収益性の向上 ③ 資本政策の強化 。しかし、ガバナンスと収益性についてはほぼ中身なし。というか、資本政策を打ち出すだけでは、、、ということでおまけで付けられたって感じですね。

で、資本政策の強化なんですが、これも非常にシンプルで、100億円規模の自社株買いですと。これまでも実施してきてるわけで追加の100億円。なんの目新しさもありません。新体制が機能しているところをそろそろアピールしないと、、、って感じですかね。

まぁ、とにかく中身のないお知らせでしたが、少々気になるところ。お知らせの中に従業員に対する「何か」がまったく感じられないことです。そもそもベトナムでの贈賄事件にしても、取締役の不祥事です。社長による従業員へのパワハラなんて話もありました。

株主至上主義からすべてのステークホルダーへと、世の企業が目線を変えていっている中、ここまで最も迷惑している従業員たちへの目線が感じられないんですね。冒頭にも書きましたが、社内はドロドロで、取締役らが自分たちの保身以外に目を向けられていない。そんな感じがします。

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