情報通信研究機構(NICT) 大型の太陽フレアの発生を公表

情報通信研究機構は10/9、「太陽面で大規模な爆発が発生、地球方向への高速コロナガスの噴出を確認」と公表しました。10月9日(水)10時56分に、太陽面中央付近に位置する黒点群13848において、大型の太陽面爆発現象(太陽フレア)の発生を確認したとのこと。

太陽フレア

太陽フレアとは、太陽の黒点付近で生じる爆発現象のことで、強い紫外線やX線、電波等が放射されるほか、太陽の上層大気であるコロナガスが放出され、地球に到来すると大規模な宇宙環境変動を引き起こすこともあります。

この現象に伴い、地球方向への大規模なコロナガスの噴出および高エネルギーのプロトン粒子の増加が確認されているといい、2~3日以内に、コロナガスが地球に到来・通過することが予測されています。

そのため、地球近傍の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があり、通信衛星、放送衛星などの人工衛星の障害や、GPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害の影響などが生じる可能性があります。

この影響について、情報通信研究機構は、コロナガスが地球方向へ放出されており、日本時間10月10日(木)の深夜以降に到来すると予測。数日間にわたり、上記の影響が続く可能性があるとしています。10/3にも同じレベルの現象が起きてましたが、皆さんお気を付けください。

石川県能登地方で震度6強の地震 夜には震度5強も

5/5、14時42分、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市(能登半島の先端に位置する市)で震度6強の揺れを観測しました。テレビでも頻繁に取り上げられていましたね。その日の夜には震度5強の余震も起きています。

被害の状況

ゴールデンウイーク最中の地震。この地震では1人が死亡、22人がけがをしたということです。2棟の住宅が倒壊したり、がけが崩れて岩の下敷きになった住宅などが報じられていました。神社の鳥居が崩れてしまったニュース映像もありましたね。

石川県能登地方では、2018年頃から地震回数が増加傾向となり、2020年12月から地震活動が活発になったんだそう。この一連の地震を能登群発地震と呼ぶみたいです。昨年6月にも震度6弱の地震が、一昨年の9月には震度5弱の地震が発生しています。毎年こんな地震が来るなんてたまらんね。

ニュージーランドでも

そういえば、今回も10日ほど前の4/24に、ニュージーランドでマグニチュードは7.3の大きな地震がありましたよね。日本もニュージーランドも同じ太平洋プレートの境目に位置している地域のため、地震の発生にもある程度の連動性があると考えられているんだとか。

クライストチャーチ地震のあと、連動するように、3.11東日本大震災が起きてしまいました。今回の能登の地震もニュージーランド北方地震と関連あったんでしょうか。

インドネシアのスメル山噴火 南海プライウッド

南海プライウッド株式会社は12/6、「インドネシアのスメル山噴火による当社子会社への影響について」を公表しました。12/4に発生したインドネシアのジャワ島東部のスメル山噴火により、現地連結子会社であるPT.NANKAI INDONESIAの一部工場が被災したとのこと。

南海プライウッド

南海プライウッドは木質建築内装材の製造および販売を行うインテリア建材メーカーです。天井材、収納材、合板などを製造、販売する木材関連事業が主力事業。ほかに電線、電気機器などを販売する電線関連事業も手掛けています。今回被災した現地子会社も木材関連事業(同社の原材料を製造)を担っていました。

スメル山噴火

12/4午後3時ごろ、インドネシアのジャワ島東部のスメル山が噴火し、14人が死亡、56人がけがをしたと報道されました。約1300人が自宅を離れ、避難しているとのこと。インドネシアは、「火の輪」と呼ばれる、火山や地震活動が頻繁に発生する環太平洋火山帯に位置しています。このスメル山、昨年の12月、今年1月にも噴火してるんですね。

被災の状況

工場屋根に堆積した火山灰が豪雨により水分を含み重くなったことにより、第2工場棟の屋根の崩落、一部設備の破損等の被害を受け、第2工場は現在操業を停止しているということです。幸い、従業員等の人的被害はなかったようです。

どうもこの火山、ほぼ恒常的に噴火活動が起きており、大雨が降ると噴火につながることがあるようです。今回も火山灰が高温の泥流となり、被害を拡大しているとのこと。同社の工場の被災は大変気の毒ですが、人的被害がなかったことを喜ぶしか、ないですかね。

最近地震多いですねぇ

12/3、震度5弱の地震が山梨県と和歌山県でそれぞれ発生しました。山梨県の地震は午前6時37分ごろ発生。震源地は同県東部の富士五湖だそう。一方の和歌山県の地震は午前9時28分ごろ発生。震源地は紀伊水道だそうです。

山梨の地震

震源地は同県東部の富士五湖で、震源の深さは約19キロ。地震の規模はマグニチュード4.8と推定されていました。同じ震源地では午前2時18分ごろに震度4、午前2時23分ごろにも震度3の地震がありました。

富士山の麓ですから、富士山の噴火は?、なんてことも当然心配になりますよね。気象庁は富士山の火山活動について、「観測データに特段の変化はない」としていましたが、変化があった場合本当のことを言うんだろうか、、、などと疑ってしまいます。軽くパニックでも起きそうですし。

和歌山の地震

震源地は紀伊水道で、震源の深さは約18キロ。地震の規模はM5.4と推定されていました。こちらも南海トラフとの関連が気になるところ。ただこちらも、気象庁は「南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時より高まっているとは考えていない」との見解です。

どちらの地震もけが人などはいなかったようです。

さらに、鹿児島県十島村のトカラ列島近海(小宝島付近)で4日正午ごろから地震活動が活発になっているといいいます。5日午後までに震度1~4の地震が100回を超えており、最大震度4の地震が1回、震度3の地震は8回あったそうです。

いざというときのための備え、皆さんのご家庭ではできてますか?お恥ずかしいことに、kuniの家では非常用持出袋が見つかりませんでした。どこに片付けたんだ?

ニュージーランド マグニチュード8.1の地震 日本でも?

ニュージーランド北方のケルマデック諸島沖で3/5、マグニチュード8.1の地震がありました。ニュージーランドやフィジーなど周辺国で津波の恐れがあるとして警戒を呼び掛けているようです。この地域で起きる地震、連動して日本でも地震が起きるといわれていて、、、。

太平洋プレート

日本もニュージーランドも太平洋プレートの境目に位置している地域であり、地震の発生にもある程度の連動性があると考えられているんだそうです。クライストチャーチ地震のあと、連動するように、3.11東日本大震災が起きてしまいました。

直近では、今年2/10に起きたNZ沖(正確にはバヌアツ)の地震(M7.7)に呼応するかのように、2/13に宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震がありました。例の自動車製造のサプライチェーンを破壊して、国内主力自動車メーカーの製造ラインを止めてしまった地震ですね。

満月/新月

大きな地震は満月や新月の時に発生しやすいなんて言いますよね。地球と月、太陽が直列するため、月と太陽の引力で地球が横方向に歪むため。などと言われるとなんとなく合理的に聞こえます。ちなみに、この後3/13に新月を迎えます。前後2、3日で考えると3/11も入ってきてしまうので、なおさらその気になってしまいます。

一方で、まったく違う場所ですが、アイスランドでも、ここ1週間に地震が約1万7,000回発生していて、噴火や巨大地震が差し迫っている可能性がある。なんてニュースもあります。もちろんこれは太平洋プレートとは関係ないんでしょうが。巨大地震、もう勘弁してほしいものです。

と、ここまで仮説の類を書いてきましたが、過度に怖がる必要もないですし、油断もいけません。もしもの時への備えは欠かさぬように。