百貨店大手 回復基調のようで

東京の正月三が日は良い天気で、それほど寒くもなく穏やかな日々が続きましたね。皆さんしっかりお休みを満喫されたでしょうか。コロナ対応も緩和されつつあり、ターミナル駅では以前の人出が戻ってきてるようです。感染者数もピークアウトし始めてるんでしょうかね。

百貨店も好調みたいだし

百貨店大手5社が発表した2022年12月の既存店売上高(速報値)は、全社が前年同月の実績を上回ったそうです。政府が22年10月に水際対策を緩和したことで、12月の免税売上高も大幅に伸びたとのこと。

さらに年が明けて、百貨店の初売りも3年ぶりに行動制限なしで開催され、行列が戻ってきていると報じられてました。各社初売りの売上が前年比40%増とか、50%増と、景気の良い数字が聞こえてきています。

水際対策の緩和で訪日客が戻り始めてきたわけですが、一番のお得意である中国がコロナの感染拡大に苦しんでます。そのため日本やアメリカは、中国からの渡航者を対象にした新型コロナの水際対策を強化しようとしており、インバウンド、まだまだアクセル全開には至っていません。

とまぁ、頭の痛い問題は残るものの、三が日の百貨店の初売り好調の流れを引き継いで、なんとか少しでも明るい一年になってほしいものです。なんて思ってるところに、東証では大発会から400円安だと。一筋縄ではいきませんな。

今年もどうぞよろしくお願いします。

人を預かってお世話をする施設が狙い撃ち?

高齢者向け介護施設における虐待等の犯罪に始まり、幼稚園、保育園等での虐待問題へ。そしてさらには、障がい者施設における不妊処置なんて話まで出てきました。介護施設における殺人等はもちろんだけど、「ん~それってそんなに問題かなぁ?」っていう報道も増えてきましたね。

メディアの対応

コロナが落ち着いてきて話題性がなくなってきました。ロシアによるウクライナ侵攻についても、長期化が必至という情勢で、日々伝えてウケるような話題もなくなってきました。さらに、政治と宗教の問題に関してもそろそろネタが切れてきたような感じ。メディアにとっては鉄板ネタがなくなっちゃいましたね。

だからでしょうか、ちょっとした行き過ぎの行為ならいくらでも出てきそうな各種施設が、メディアのターゲットになってきているような感じです。今日付けの報道では、「保育士らが暴行、園児の頭たたく」なんてのも出てきています。

こうした問題がクローズアップされ始めたことで、当該施設の入所者や入園者の親族等の間では問題視されていたことが日の目を見るようになってきたんだとしたら、それはそれでいいことなんでしょうけどね。ただ、「親でもそれくらいの躾はするでしょ」みたいなことまで社会問題化させるのはいかがなもんでしょう。

加害者の日ごろの言動や評判まで知ってるわけではありませんし、迂闊な意見をするわけにはいきませんが、なんだか、メディアのみならず、視聴者も含め、社会全体がヒステリックになりすぎてるんじゃないかという気もします。kuniの考え方が古いんですかね。人を預かってお世話をするお仕事、ほんと大変です。

保育士3人逮捕 また静岡県で

静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で保育士が園児の足をつかんで宙づりにするなどしていた問題で、静岡県警は12/4、以前園に勤務していた保育士の女3人=いずれも現在無職=を暴行の疑いで逮捕しました。虐待行為が常態化していた可能性があるとみているようです。

また静岡?

今年は何かと静岡で事件や事故が発生しています。熱海市での不適切な盛土による土砂崩れ、浜松市でも同様の事故が起きました。そして静岡県牧之原市の認定こども園で、送迎バスに置き去りにされた園児が死亡した事件が起きたかと思えば、今度は静岡県裾野市の保育園で保育士の女3人による虐待行為です。

この虐待事件に関しては、裾野市の役所が事前に実態を把握していながら、市長にまで情報が上がっていなかった、みたいな話も出ていて、行政の責任が問われるという展開にもなりそうです。

しかしまた、なんでこうした事件・事故が静岡県に集中してしまうんでしょうね。ネットなどでは県知事の責任というか適正までも問う書き込みが目立っていましたが、知事一人の問題でこれだけの問題が起きてしまうなんてことがありうるんでしょうか。

ガバナンス

民間企業では、トップが緩いと組織全体が緩んでしまうという症状をよく見ます。いわゆるガバナンスの問題ですね。静岡県の行政においても同じことが起きてるんでしょうか。行政が緩んでいると、当然それに関係する事業者においても、同様に緩んでしまうということはありうることなのかもしれません。

行政の世界に身を置いたことがありませんので、これはあくまで民間事業者(企業)との比較で言ってるだけです。しかし、ガバナンスって、おそらくそういうものなんですよね。トップがだらしないと、末端にまでその影響が出ちゃうんです。で、事件・事故はその末端で発生します。

クックビズ 社長の不適切投稿に謝罪

クックビズは11/17、同社社長がSNSで不適切な書き込みをしたとして、「不快な思いをさせてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます」と謝罪しました。この投稿はおそらくTwitterだと思われます。kuniもたまたま炎上する場面をリアルで見ていました。上場企業の社長だとはねぇ。

クックビズ

クックビズは飲食業界(飲食店、ホテル、旅館、中食事業者、給食事業者、ブライダル事業者等)に特化した求人情報サイト「cookbiz(クックビズ)」を運営する企業です。同サイトを通じて、人材紹介事業や求人広告事業を手掛ける東証グロース市場上場企業です。

不適切投稿

「先週末三男(5歳)と電車に乗ったら、自由にさせすぎたのか隣りのお爺様に『人に迷惑をかけるな、躾をしろ』とめちゃくちゃ怒られる…」。「私は反論して、『子どもは泣いたり騒いだりするのが仕事。うちの家では過度には周りに迷惑をかけるなとは躾けていない。子どもの探求心を伸ばしたいから、見ず知らずのあなたの価値観を我々に押し付けないで欲しい』と伝えました。当然お爺様は憤慨してましたが、三男を後で『傷ついた?お父さんが守ってあげるよ』っと言ったら『全く!!』とあっけらかんとしていました。さすがうちの子」

あえて投稿全文を載せましたが、躾のできてない子供の親ってこんなことを考えてるんでしょうかね。電車の中でよく見かける光景ですが、ここまでアホな発想というか、方針で子育てしてるのかと呆れてしまいました。

社長は親としてどうしようもない奴のようですが、企業としてはそれなりの対応をしたようです。この件について謝罪し、社長の役員報酬の減額にまで導いた企業内の努力はどれほど大変だったか。社長を説得したクックビズの中の皆さん、お疲れさまでした。

「地球無風化」 風力発電はどうなる?

11/21付けの日本経済新聞に、「『地球無風化』、電力確保に難題」という記事がありました。異常気象の一種に「渇風」なるものもあるらしいです。欧州では2021年夏に風がほとんど吹かず、平均風速がこの数十年で最低になった国もあったそう。これ、ちょっとシャレになりません。

地球無風化

地球上の風は北極および南極と熱帯地域の気温差によって引き起こされるんだそうです。気温差が大きいほど風力は強まりますが、最近の北極では赤道直下より温暖化が進行し、両地域の気温差が縮まっているため、ジェット気流(偏西風)が弱まっているといいます。

実際のところ、欧州の北西部や中央に位置する国々では、年間平均風速が統計を取り始めた1979年以降最も、あるいは2番目に低くなっているようです。もちろんこうしたデータをもってすぐに、気候変動によって長期的に風速が落ちるという「地球無風化」であるとは断言できないようですが。

風力発電

脱炭素の実現には欠かせない存在となりつつある風力発電ですが、あたりまえに風が吹かなければ電力を作ることはできません。今のところ問題提起されているのは欧州だけのようですが、日本でも同じことが起こらないとは言えませんよね。偏西風の変化による異常気象は既に現れています。

地球無風化、ここに来てやっと洋上風力発電に本腰を入れようとしている日本にとっても、非常に悩ましい問題です。今後長期にわたって再生可能エネルギーを確保するには、風力発電に偏ることなく、電力源の多様化を図っていかなければならない・・・ということでしょうか。