株式会社ダイレクトマーケティングミックス 従業員の不正行為で決算発表延期

ダイレクトマーケティングミックスは8/9、「2023 年 12 月期第 2 四半期決算発表の延期及び第 7 期第 2 四半期報告書の提出遅延(見込み)のお知らせ」を公表しました。7/18付けで「特別調査委員会の設置に関するお知らせ」を公表していたんですね。見落としていました。

株式会社ダイレクトマーケティングミックス

ダイレクトマーケティングミックスは、ダイレクトマーケティングを中核事業とし、ダイレクトマーケティング業務で蓄積したノウハウや人材を活用したコンサルティングやビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)、人材派遣等も手掛ける東証プライム上場企業です。

不正の概要

同社の連結子会社である株式会社マケレボが受託しているアウトバウンドコール業務(お客様への架電業務)の一部において、顧客企業より業務運営に関する調査依頼が寄せられ発覚したようです。

マケレボにおいて、社内関係者へのヒアリングや稼働実態の確認、請求内容との照合といった社内調査を行ったところ、マケレボ社従業員が顧客企業の指定する業務管理システムのログイン履歴を不適切に作出したことによって、請求額が過大となっている疑義があるということです。

特別調査委員会を設置してから既に1ヶ月近く経っていますが、調査結果を同社として受領できるのは、現時点において早くとも10 月中旬(10月12日頃目途)になる見込みなんだそう。まだあと2ヶ月ですかぁ。こりゃ大変そうだ。今回の開示を受けて株価の方もメチャ下げてて、こちらも気になるところです。

高砂熱学工業株式会社 従業員の不正行為

高砂熱学工業は8/9、「当社従業員による不正行為に関するお知らせ」を公表しました。2018 年~2022年度の期間で、複数の従業員が架空の経費計上により、私的使用を目的に物品を受領していたということです。同社の損害額は総額約 15 百万円になるとのこと。

高砂熱学工業株式会社

高砂熱学工業は、空調設備工事業界のリーディングカンパニー。売上規模、高い技術力を背景とした取得特許件数は空調設備工事業界トップで、設計・施工、メンテナンスまで、空調を軸とした総合的なシステムエンジニアリングを提供する東証プライム上場企業です。

不正の内容

開示されたのは冒頭に書いたことぐらいです。年度の経費執行状況の検証過程において、過大な支出に疑問を抱いた担当者からの報告を受け、社内調査を行った結果、判明したんだそう。不正行為を行った当該従業員に対しては損害の回収を進め、社内規程に則り厳正に対処するとしており、今回の開示をもってすべてを終結させるようです。

「複数の従業員」って何人?役職とかは? 「私的使用を目的に物品を受領」ってどういう意味? 「過大な支出に疑問を抱いた」とあるけど、4年間も気付かなかったんだよね。などなど、突っ込みどころ満載のまま終わらせちゃっていいもんかねぇ。

同社では、北陸新幹線関連工事で談合事件起こしたり、羽田空港の天井手抜き工事なんかが話題になりました。いい加減な対処しかしてこないもんだから、不正の体質が抜けないんだよね。

株式会社建設技術研究所 従業員の不正行為で社内調査委員会設置

建設技術研究所は8/4、「決算発表の延期及び社内調査委員会設置のお知らせ」を公表しました。従業員による不正行為が発覚し、調査を進めており、調査自体は概ね完了しているとしていますが、委員会を設置して精査するとしています。このため、第2四半期の決算発表も延期されます。

建設技術研究所

建設技術研究所は、河川、ダム、道路、環境、情報など公共事業に関する総合建設コンサルタントの大手です。国土交通省が発注するインフラプロジェクトに強味をもつ東証プライム上場企業です。

開示の内容

「当社は、当社従業員1名による不適切な取引の疑いを認識し、調査を進めております。本件取引の背景や発生金額等の詳細は現在精査中です。」なんと、今回開示されたのはこれだけです。同社で何が起こったのか、まったく分かりません。

2年前の不正

実はこの会社、2021年にも不正行為が発生しており、当ブログでも取り上げました。これがちょっと驚きの展開でした。従業員が実質的に経営する別会社に架空発注を行い、資金を還流させ、当該会社から同社に転籍した者への給与補填と当該会社の運転資金等に充当していたというもの。上席者もこれを認めていました。

つまり、他の業者からきて、建設技術研究所に常駐で働く同僚たちの処遇が酷過ぎて、これを改善するために不正を行っていたわけです。さて、今回の不正はどういうものでしょう。ちなみに同社従業員の平均年収は913万円(なかなか立派な金額)。また、正社員と派遣やアルバイトの処遇の格差に関わるものでしょうかね。

株式会社ミロク情報サービス 子会社従業員の不正行為 1億4,000万円

株式会社ミロク情報サービスは7/31、「当社子会社元従業員による不正行為及び同行為の調査結果、再発防止策の策定ならびに関係者処分に関するお知らせ」を公表しました。この不正行為による子会社への損害は 1億 4,000万円相当になるということです。

ミロク情報サービス

ミロク情報サービスは、会計事務所とその顧問先企業を中心とした中堅・中小企業向けに、財務会計・税務・販売・人事管理システムなどの業務用アプリケーションソフトウェアの開発・販売を手掛ける企業。東証プライム上場企業です。

不正の概要

不正の舞台となったのは、連結子会社である Miroku Webcash International 株式会社。横文字だけど、港区の会社ですね。不正が発覚したのは今年3月だそう。刑罰法規に触れる不正であったため、慎重な調査を必要とせざるを得ず、本公表までに相応の期間を要した、としています。

行為者は、2021年10月から2023年3月までの間、当該子会社が契約していた他社運営に係る福利厚生サービス(会社の負担により、個々の従業員に対し、福利厚生の一環として、金券類等に交換できるポイントを付与するもの)における自らの権限を悪用し、私的動機に基づき、自身に上記ポイントを著しく過大に付与等していました。

そのポイントを金券類と交換後、金券ショップ等で換金し、一部は不正取得したポイントの対価の支払いに充当しつつ、私的に費消していたといいます。この不正行為における当該子会社への損害は1億4,000万円相当。いやいや、ポイント付与で1億円超ですかぁ。よくこんな手口考えるもんです。

エイベックス執行役員 キャバクラ代1,300万円を会社等に不正請求?

六本木のキャバクラ嬢に入れ込んだエイベックスの執行役員は、毎月100~200万円以上の遊興費を、接待で使ったように見せかけ、会社ばかりか取引先にまで請求していたということです。客だった同執行役員と不倫関係になっていたキャバ嬢が、その関係を解消し、不正請求を告発したんだとか。

エイベックス

エイベックスは、独立系の音楽ソフト会社の大手。マネジメントでは浜崎あゆみ、倖田來未、AAAなど、音楽コンテンツの企画・制作ではEXILE、三代目 J Soul Brothersなど人気アーティストを多く抱える企業です。東証プライム上場企業ですね。

キャバクラ代を不正請求

六本木のキャバクラで総額1,300万円。これをエイベックスや取引先に不正に請求していたとのこと。取引先で落としてもらうってのもこの手の話ではよくあることなんだろうけど、この取引先も一筋縄でいかん会社でしょうね。

ネットで調べてみると、デイリー新潮さんがかなり詳しく伝えているので、このキャバ嬢さんは新潮さんに駆け込んだということか。その他の報道等を見ても、会社や取引先に不正に請求した(支払わせた)ことを問題視しています。あっ、ここではキャバ嬢との愛人関係等については触れません。

不正 にするかなぁ

エイベックスの社長は六本木のキャバクラで1日で1億円以上も使った”伝説”を持つ人なんだそうです。1,300万円くらい可愛いもの。会社として、適切な会計処理をして支払ったモノですよ。としてしまえば、不正でも何でもありません。この会社それぐらい豪快な対応しそうだなぁ。