ドーン 大発会、失注でストップ安

1/4の東京株式市場の大発会。縁起良くないんですが、株式会社ドーン(2303)が派手にストップ安。1629円でなんと500円安となってしまいました。この急落に関して、会社側からはもとより、株探等の情報提供会社においても売り材料が明らかにされていませんでした。

株式会社ドーン

地理情報システム(GIS)を構築するための基本ソフトウェアの開発・販売などが中核。GISを構築する企業へのライセンス販売、GISアプリケーションの受託開発、クラウドによる地図情報などの配信を手掛ける企業。ジャスダック上場企業です。

2010年から提供を開始した「緊急通報システム(Web119)」の自治体等への導入が買い材料となっていました。防災分野で現場の状況をライブで伝えるシステムで、消防署向け等で実績を積み上げています。

受注できず

そのドーンが「失注で大幅下落」というつぶやきをtwitterで発見。一緒にデジタル官報のリンクもありました。1/4公表の官報、そこには、「住宅地図データセットⅠ 1式」と「110番映像通報システム 1式」という、警察庁が発注する事業の落札者名が。かなり高額な事業です。

ただし、これらを落札したのはいずれも他の企業でした。そもそも最も得意な事業で落札を確信していたということでしょうかね。これを他社に持っていかれたということで一気に売られたということのようです。

この失注の話題はともかく、リアルタイムで官報を読み、同社にとっての悪材料を発見。それをtwitterでつぶやく人。正直これに驚きました。世の中にはすごい人がいるものです。つぶやかれていたのはkuniがフォローしている方ですが、ここでは名前を伏せておきます。