株式会社クシム 重大な背任行為で取締役に辞任勧告

株式会社クシムは12/9、「(経過開示)社内調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。これより以前、11/25には「取締役1名に対する辞任勧告の決議」も公表しています。当該取締役が社内情報漏洩や不適切行為への関与があったとしていました。それを調査する委員会ですね。

株式会社クシム

クシムはブロックチェーンの受託開発、暗号資産に関連したコンサルティングなどを行う、ブロックチェーンサービスを中核事業として展開する東証スタンダード上場企業です。一昨年、チュ-リンガム社を子会社化し、ブロックチェーンサービス事業を拡大しています。

辞任勧告

重要事実の継続的な漏洩や、不適切行為の可能性に対する重大な懸念があるということで辞任勧告を決議したということなんですが、その同日に当該取締役が株主提案で取締役4名と監査等委員2名の選任を議案として、来年1月の定時株主総会に問うという動きに出ています。

現経営陣と辞任勧告を受けた取締役が真っ向から対決するという構図。この取締役は冒頭書いた子会社化されたチューリンガムのトップだった方なんですね。そして現経営陣の方は、金融情報、企業情報の配信などを行うフィスコの勢力。ん~、この対決は難しいなぁ。取締役が悪だと片付けるわけにはいかない感じ。

株式会社ジェイ・エス・ビー 社外取締役が脱税で逮捕

株式会社ジェイ・エス・ビーは11/15、「当社社外取締役の逮捕に関する報道について」を公表しました。社外取締役が代表を務める弁護士事務所で、架空経費計上などで法人税など計約2700万円を脱税したとして、法人税法違反(脱税)などの疑いで逮捕されたということです。

株式会社ジェイ・エス・ビー

株式会社ジェイ・エス・ビーは主に学生を対象としたマンションの企画から事業提案、竣工後の入居者募集、入居者・建物管理などを全国で展開する企業。学生マンションの賃貸では業界大手とのこと。東証プライム上場企業です。

社外取締役や監査役を

逮捕されたこの弁護士、現在はジェイ・エス・ビーで社外取締役に就任していますが、ほかにも東証グロース上場のアイリックコーポレーションでは監査役を務めていました。過去には数社の社外取締役や監査役を務めていたようです。

これらの企業はいったいどのような人選をしてきたんでしょう。まぁ、年俸500万円程度で、2週間に1回の取締役会に出席してくれるだけでいいですよ。くらいの感覚でしょうけどね。ちなみにこの弁護士事務所、クレジットカード会社や携帯キャリアなどから委託を受けた債権回収を主に手掛けているそう。法を盾にした借金取りってことみたい。取り立てのプロということで人選したんですかね。

ピクセルカンパニーズ 特別調査委員会の調査結果

ピクセルカンパニーズは11/12、「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」を公表しました。代表取締役社長の不正に関して、証券取引等監視委員会より要請され、調査を行ってきた件ですね。

三つの疑義

この3事案は連結子会社だったピクセルエステート株式会社を利用して行われたもの。特別調査委員会は調査の対象となっっていた3事案の不正について、いずれも事実であると認定したということです。

ピクセルカンパニーが取締役会の承認を得ずに、代表取締役の個人借入(350百万円)について連帯保証を行い、子会社がの取引先への前渡金(350 百万円)と偽って、代表取締役個人の借入金に対する返済を行っていた。

さらに、子会社におけるた再生可能エネルギー施設等の開発に関わる土地や権利等の取得に関する前渡金等の取引計17件総額1,639百万円が取引実態がなかったという結論に。

この代表取締役は、子会社の資産を利用して350百万円の自分の借金を返済させ、架空の取引を装って1,639百万円を自分のポッケに入れてしまっていた。という理解でいいんでしょうかね。子会社から抜いた資金は総額約20億円。その後、この子会社は売却されています。酷い奴ですね。

ミクシィ 子会社チャリロトにおける不正行為で決算発表を延期

株式会社MIXI(ミクシィ)は11/6、「2025 年 3 月期第 2 四半期決算発表の延期および当該半期報告書の提出期限延長申請の検討に関するお知らせ」を公表しました。これに先立ち10/30には「当社連結子会社の役職員による不適切な資金のやり取りの疑いについて」も公表されています。

ミクシィ

ミクシィはスマートフォン向けゲームを主軸に、プロスポーツチームの運営や公営競技関連などスポーツ領域でも事業を展開。写真・動画共有アプリ「みてね」や、SNS(交流サイト)「mixi(ミクシィ)」なども手掛ける東証プライム上場企業です。

不正行為

不正があったとしているのは、同社の連結子会社である株式会社チャリ・ロトという会社。競輪・オートレース車券のオンライン投票サイトの開発・運営などをしている会社らしいです。代表取締役および従業員1名に、取引先との間で不適切な資金のやり取りを行っていた疑義が発覚したとのこと。

その代表取締役について、同人より聴取した内容等を踏まえ、同社の臨時株主総会において取締役を解任する旨の決議を行い、10/30付で取締役を解任しています。後任の代表取締役にはミクシィから出向させるといいます。

「取引先との間で不適切な資金のやり取り」としか説明されてませんが、いったい何があったんでしょう。業態から推測するに、違法賭博とか出てくるんでしょうかね。

オリンパス 辞任した社長の違法薬物とは

警視庁薬物銃器対策課は8日までに、自称カメラマンの容疑者(44)を麻薬特例法違反(譲り渡し)の疑いで逮捕したとのこと。どうやらこいつがシュテファン・カウフマン前最高経営責任者(CEO)に違法薬物を譲り渡していたようです。

違法薬物

辞任時の開示では違法薬物が何なのかについて触れていませんしたが、どうやらコカインやMDMAだったようです。2022年9月ごろから24年2月ごろまで、複数回にわたり、1回あたりコカイン0.1〜0.2グラム、MDMA1錠を自称カメラマンの容疑者から購入していたとみられるとのこと。

オリンパスはカウフマン前CEOが違法薬物を購入していたとの通報を9月下旬に受け、警視庁に相談し内部調査を実施したということですが、今のところこの通報がどこからのものだったのかは不明のまま。

しかしまぁ、医療機器メーカーの社長がヤクに溺れていたってのはシャレになりませんね。コカインは粘膜の麻酔に効力があり、血管収縮作用もあるために止血作用に優れ、局所麻酔薬として有効なんだとか。ひょっとして局所麻酔薬の業界に進出を狙ってた? んなことはないだろ。